ネイサン・チェン(Nathan Chen)とは、1999年5月5日生まれのアメリカ合衆国出身のフィギュアスケート選手のことである。
1999年5月5日、アメリカのソルトレイクシティで5人兄弟の末っ子として生まれる。父は中国から留学で渡米し現地で博士号を取得している。母は中国北京市出身の元通訳。
2012~13年シーズンからジュニアグランプリシリーズに参戦[1]、この年のオーストラリア大会でジュニアグランプリ初優勝。
15~16年シーズンにはジュニアグランプリファイナルで金メダルを獲得。
16~17シーズンよりシニアグランプリシリーズ(GPシリーズ)に参戦。この年のグランプリファイナルではSPでミスが出てしまい羽生結弦に次ぐ2位に終わったものの、四大陸選手権ではSPで100点超えを記録し羽生や宇野昌磨らを抑え優勝。
17~18シーズンはGPシリーズで2連勝しグランプリファイナルも初制覇と絶好調だった。だが、金メダルが期待された平昌オリンピックではSPのジャンプ全て失敗しまさかの17位発進。FSで巻き返したものの5位に終わってしまった。五輪後の世界選手権では羽生の欠場があったものの、2位の宇野に50点近い得点差をつける圧倒的な滑りで優勝。
18~19年シーズン、19~20年シーズンは参戦したすべての大会で優勝。中でも19年のグランプリファイナルでは世界歴代最高点335.30をマークし優勝、3連覇を達成している。
21~22年シーズンは初戦こそ3位だったものの、続くバンクーバー大会、全米選手権を連勝。北京オリンピックでは団体戦SP1位(10P)でアメリカの銀メダル獲得に貢献すると、個人戦でもSP世界最高得点となる113.97を記録、FSでも安定した滑りを見せ、総合332.60で金メダルを獲得している。
表現力やスケーティングスキルの高さはもちろんのこと、特筆すべき点はジャンプ技術の高さであり、5種類の4回転ジャンプを高いレベルで飛ぶことができる。また体調やリンクの状態に合わせ滑りながら構成を変更できる柔軟性やしたたかさも長所。アクセルジャンプを若干苦手にしている。
アクセル以外の4回転ジャンプを全て成功させた最初の選手であり、構成内に5本の4回転ジャンプを入れ全て成功させた初めての選手でもある。
幼い頃はアイスホッケーのキーパーになることに憧れていた。また、NBAのファンでもある。
決して裕福な家庭で育ったわけでなく、幼い頃は姉のお下がりのスケート靴を使用していた。
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最終更新:2024/04/25(木) 09:00
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