ネット言論とは、インターネットにおける言論のことである。
当記事では主に日本国内におけるインターネットでの言論についてを記載する。
ネット言論とはコミュニケーションツールでもあるインターネットを利用して行われる言論のことである。
既存のTVや新聞などのメジャーメディア以外のネットメディアについても当記事で記載する。歴史や技術体系、社会構造の仕組みとしての物理のインターネットについてはインターネットを参照のこと。また、当記事はニコニコ大百科の記事である、肩を張らず気を抜いて読むことを推奨する。
インターネットはその構造上、本質的には1対1でのコミュニケーションを基本としている。そのためメールをはじめとして個人から他に対して発信する情報体系に比較的強いという特徴を持っている。結果として不特定多数に対して一方的に情報発信することを基本とするTVや新聞と違った相互にやり取りのあるコミュニケーションとしてネットメディアが確立し、その上で行われる意見や言論としてネット言論が21世紀初頭において成立したのである。
火事と喧嘩は江戸の花とかつて言われた日本において伸びたネットでのコミュニケーションは一方において海外とは大きく違った様子を見せることとなった。
大きく分けると二つ。
一つは現実における井戸端会議の様な下世話なゴシップや噂話、ご近所付き合いのようなコミュニケーションをそのまま持ち込んだこと。
もう一つは匿名性の優位、行政の支配力が圧倒的に強く、たとえばwinnyの冤罪などであっても冤罪にあった男性のほうが多大な不利益を受けたりする日本において現実の評価が下がるというのは文字通り死活につながる側面を持っていることもあり、インターネットはパソコン通信から多くのユーザが移ってきたその初期から匿名を基本としてきた。
その一方で「旅の恥はかき捨て」と諺があることからもわかるように、周囲の目による評価の上下が及ばない場合や場所においては日本人にモラルによる道徳抑制が働かないことがままあり、インターネットの上において罵詈雑言の応酬が発生することが往々にして見受けられる。
日本のネット言論は、匿名を基本とするが故に怒りに任せての他人への攻撃的なコメントに対する抵抗が低いことが災いしてか、何かの拍子に圧倒的多数が個人や組織に対して苛烈な攻撃をすることがあり、この状態をネットの上では炎上と定義している。なお、ネットにおいては職業火消しは存在しない。
日本国内における普及初期(1995年~2010年)のインターネットにおいては匿名排除こそが犯罪や炎上防止に役に立つとの意見も散見されたが、2010年以降のツイッターなどによる実名と顔出しを行った上での犯罪増加が増えて以降は匿名排除のみでは抑制できないことが指摘されている。また、旧来の掲示板形式によらずSNSなどを通じて形成されるネット言論が台頭しており、今の時代ではネット言論と一括りにはいえないのが現在の状況である。
戦中、一県一紙運動の進展により日本全国の新聞が簡素にまとめられ、戦後には在京の主要紙や共同通信などによる在京の見解をマスメディアを利用して日本の津々浦々まで浸透させる言論統制メディアとして極めて有意義に動作した。
このことは戦後日本の統治に関与したアメリカの(日本に対して行った)ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムの浸透にも便利だったこと、1960年を超えてからは対共産主義という名目でマイルドに言論統制するのに便利だったことから20世紀の終わりまで主要紙や在京TV各社による意見調整が行われてきた。
その一方で関東地方に在住する約4260万人以外にも地方部には人口が散在しており、その意見を吸い上げるという名目で労働組合や共産党などが活動してきたわけであるが、就職氷河期を経由した後の日本においては実感として自称左派と呼ばれる人たちが自分たちの代表として意見を言っているという認識は若年ほど持ちにくく、潜在的な言論の下地として長い年数燻ってきたのである。
そして20世紀末から21世紀を越え、21世紀初頭から多くの常識を破壊した東日本大震災を越える時期にわたって、雑多に生える雑草のような無秩序な言論としてネット言論が現出してきたのである。
ちなみに日本のインターネットにおいては笑うことについて、「W」の表記によって「草が生える」と言い表す。そして今日もどこかで草が炎上してるのである。
インターネット黎明期ではネット言論というのはPCの大手掲示板から発祥、もしくは議論されているのが一般的でネットで有名になった~といえばそこから調査すればネット言論の大体の流れを読み取る事ができた。
しかし時代が流れるにつれネット使用者の世代の拡大、SNSの隆盛により、ネットで噂されている、流行しているという物が必ずしも自身が使用しているネット媒体に合致しないということが多くなってくるようになった。本来垣根が存在しないはずのネット空間であるが使用する媒体間に対立が生じることがあり、それぞれの論調が正反対であることもある。ネット使用者の増加により、様々な情報がより多く発信されるようになったがネット言論とは何かというのがわかりにくくなったのが現在の姿である。
長らくお付き合い頂いた当記事ではあるが、上記に記載されているすべては嘘かもしれない。
ここはソース提示義務の無いニコニコ大百科なのである。「すべてを疑え」と答えたマルクスに追随する必要はないが、考えることを拒むのであれば残念ながら真偽問わず情報が繁茂するインターネットを好奇心のままに散策するのは危険である。賢兄賢姉の諸氏においては今更であろうがネットで真実のようなカップラーメンにも似た安易なものは残念ながら実在しえないのである。
掲示板
2125 ななしのよっしん
2023/11/26(日) 11:51:03 ID: olrpXvT/Sm
日本のフェミニズムは急進的過ぎるから拒絶反応が起こるのは当たり前なんだよ。欧米と同じ視点で考えてる日本人が多すぎる。いち早く工業化が進んで、何度も大戦争して(戦争すると男は軍に行くので女の仕事が増える)半ば強制的に女性の地位が引き上げられた欧米と日本は歩んできた歴史が違う。
ネット発で「欧米がああなんだから日本もあのムーブメントを起こそう」みたいな軽いノリで急進的なフェミニズムが進んでる現状は非常に危険だと思う。同じくネット発のフェミニズムが猛威を振るってる韓国は若い男女間の相互嫌悪が凄いことになってて分断されてるんだよ。それがあの衝撃的な出生率の低さの理由の一つとも言われてる。日本も同じ轍を踏まないか本当に心配してる。
2126 ななしのよっしん
2023/11/28(火) 10:02:55 ID: 1iTIN8+eHE
欧米がどうとか言う以前から自分はネットの女叩きとかが死ぬほど不快だったんだけどこれも欧米由来に括られちゃうんですかね
2127 ななしのよっしん
2023/11/29(水) 23:13:26 ID: oO12GTOHIF
その一言いる?みたいなコメントが多すぎる
途中までわりと落ち着いた口調で書いてあったのに最後に急に「~だから◯◯は頭が悪い」とか人格攻撃入ってるの見るとズッコケる
急上昇ワード改
最終更新:2023/12/02(土) 09:00
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