ネルギガンテとは、『モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターである。
古龍種 | |
---|---|
ネルギガンテ | |
別名 | |
別名 | 滅尽龍 |
登場作品 | |
モンスターハンターのモンスターテンプレート |
初登場は『モンスターハンター:ワールド』(MHW)。
MHWにおけるメインモンスターに当たる存在で、種族は古龍種に属し、“滅尽龍”なる異名で呼ばれている。なお、プレイヤーからはネギの愛称で親しまれる。
逞しい四肢および巨大な翼を備えた全身を、ハリモグラかハリネズミのごとく無数の棘で覆われた物々しい身体と、二本の野太い角が特徴の、凶悪そうな面構えの頭部……という、実に悪魔的な姿が特徴。
しかし見た目に反して脚に肉球があったりするけど。
ストーリー序盤においてはたびたび不可解な痕跡を残していたが、その正体は不明だった。しかし『ゾラ・マグダラオス捕獲作戦』に突如として乱入。拘束された熔山龍の背でハンター達と交戦するが、拘束を振りほどいた熔山龍が暴れだすと撤退する。
総司令の口からその名と「古龍を捕食する古龍」という説明がなされ、過去にもその姿は新大陸で確認されていた事が判明。その後も『ゾラ・マグダラオス誘導作戦』にて再び熔山龍を食らう為に登場するが、ハンター達によって撃退、飛び去って行った。
その後は各地で痕跡を集め、龍結晶の地にてようやく対峙。同地における生態系の異常の原因と見なされていたがそれは真実ではなく、何故彼がこの地に現れていたのか──という謎は、終盤に解明される事となる。
古龍種としては意外にもこれといった超常的な特殊能力は持たず、エネルギーを用いたブレスすら使わない肉弾戦主体のモンスター。基本的な挙動も四肢や体全体を使った格闘攻撃で占められている。
その代わり、全身に纏う鋭利な棘、および異常な自己再生能力こそが本種最大の武器である。
戦闘時にはこれを逆立てた状態で体当たりやタックル攻撃を行い、相手を文字通り蜂の巣にするような戦い方を得意とする。
この棘は鋭利でこそあるものの意外と脆く割れやすいが、自己再生能力によってすぐに生え変わる。また棘は非常に抜けやすいが、それを利用してナルガクルガやヒュジキキの針弾のように飛ばして相手を牽制する事もできる。
ただし、再生したての棘の色は白く変色しており、その状態の部分は肉質が柔らかいためこちらのダメージが通りやすくなる。逆に時間が経過すると徐々に黒くなってゆき、真っ黒になると殆どの攻撃が弾かれるほど固くなる。ゲームにおいては頭部、四肢、両翼、尻尾などその棘を展開する部位が決まっている。
全身の棘が完全な状態では「破棘滅尽旋・天」という強力な必殺技を繰り出す。飛び上がった後に標的を目がけて横回転しながらの高速滑空突撃をかけるという代物で、なまなかな防御力では体力増強+飯ブーストでも即死レベルの威力となる。更に繰り出す直前は必ず咆哮を行うため、余裕を持って避けにくいのが厄介な点。
ただしこの技を使うと全身の棘が全て壊れ、完全再生を待つ間は棘による防御が消えて柔らかくなるため、ハンターにとってはチャンスにもなりうる。
さらにもう一つの必殺技として、低空から相手に向かって拳を叩きつけるように殴りかかる「滅尽掌」という技も持つ。一見地味だが威力は非常に高く、拳だけでなく飛散する棘にも攻撃判定があるため要注意。
性格は非常に獰猛、かつ凶暴。見るもの全てに襲いかかる凶悪さから“全てを滅ぼし尽くす龍”としてこの異名が付けられた。
同じ古龍種であるクシャルダオラやテオ・テスカトルが相手であっても、同じフィールドにいれば果敢に挑む事もあり、その時はシリーズでは初とも言える“古龍vs古龍”の光景が見られる。[1]
弱点部位が転移することや、高い機動力と攻撃力を持つことから、到達時点では非常に狩猟難易度が高い。どのモンスターもそうだが、慣れないうちは回避に専念して挙動を学習する事が必要。
彼から剥ぎ取れる素材で作れる武器はいくつかの近接武器種においては最終装備候補に上がるほど強力……だったが、アップデートの積み重ねにより防具の充実や強力なライバルも増えたため最終装備候補から外れることが増えている。それでも繋ぎの武器としては優秀であることに変わりはない。
また、このモンスターから作れるオーグα・β防具は、特定部位は現在でも構成によっては使われることもある。
超大型拡張コンテンツ『アイスボーン』(MHW:I)が控える中、MHWとしての最後の追加モンスターとして、2019年5月11日に実装。
新専用BGM『THE END OF THE WORLD』を引っ提げての登場である。愛称は玉ネギ。
初期位置やエリア移動ルートが大幅に変化している。
まず、初期位置では中央の落石2か所のあるエリアからスタートになり、そのまま火山エリアへ徐々に入るルートだ。その後、瀕死状態からは折り返して寝床へ向かうルート取りとなる。この新ルート設定のおかげである程度通常個体よりかは戦いやすくなっている。
ただし、後半のルート取りが成立してしまうと通常個体と同じように不確定要素が多くなって戦いづらくなってしまう。そのため、ハジケ結晶や閃光弾などを用いて火山から外に出さないようにする戦術が主流。
「落石・縄張り争い・段差・斜面・ガジャブーの支援」などのあるものは全て使えるようになっているのも特徴。特に縛りがなければ全力で使っていこう。
縄張り争いについてだが、特定の動作を行うとタイミングを逃してしまうことがある。こうなってしまうと、中々乱入してきた古龍が退場しなくなるため、阿鼻叫喚の地獄絵図と化してしまう。(状況によってはクシャルダオラが火山エリアに入ってくるという珍しい行動まで見られることもある)
体力としてはソロでも26000ほどあるが、4人難易度になると65500ほどの体力になり、その数値は極ベヒーモスやエンシェント・レーシェンに匹敵する。この体力が故か、瀕死になっていてもかなり多くの体力が残っている。
また第2形態の移行も早く、棘の硬化も早くなっているため特にマルチプレイでも長期戦になりやすい。そして、尻尾の薙ぎ払い攻撃が大幅な威力強化を受けており、事故死に繋がりやすいので注意が必要。
このモンスターを倒したチケットで作れるオーグγ装備は特に胴の性能が非常に高水準で、装飾品スロットが「3-2-1」と一つずつ空いている。
これはMHWに存在する胴防具の中でもトップクラスのスロット状態で、これが目的で採用されることが多い。しかもおまけに「渾身lv1」がついている。
新モーションとして徳田ディレクター曰く、「行動の最後に急につながってくるようなすごく新しくて速い攻撃」が追加されている。その攻撃は攻撃モーションの最後に繰り出され、どの技から派生するかはおおよそ決まっており、ネコパンチから派生されることが多い。しかし、確定行動でない故に事前に察知しづらく、速い行動で威力もかなり高い。ガンナーなら即死級。
その動作の概要は突然跳躍し、右腕を押し付けながらUターンするという極めて異質な行動。この攻撃はハンターにしっかり追尾してくる。右腕部分の判定は長くはないが、回避方向を誤るとなんと後ろ脚の方の判定で被弾してしまう。そのため、ネルギガンテから見て左方向に避けることが比較的安全とされ、「回避の方向、フレーム回避」と回避に必要なもの大体重要となる。勿論回避以外の防御手段があったり、何等かの手段で回避フレームが長くなっているならこの限りではないが。
また、この攻撃はネルギガンテの方向に依存しているため、攻撃対象のハンターのいる方角がどこだろうが、必ず同じ方向に攻撃して180度回転する。
余談だが、この新モーションはディレクターである徳田の名前を入れて皮肉った俗称で呼ばれることが多く、割とバリエーションが豊富。
MHW:Iで登場したネルギガンテの特殊個体。
「ことごとくをほろぼす」と読むが、案の定読めないハンターが続出した。
愛称は「悉ネギ」(コトネギ)。正式名にすると長すぎるのでよく使われる。
新大陸で発生した古龍の異常活性化に伴い、古龍を食らう古龍であるネルギガンテもまた痕跡が確認される。しかし登場するのは終盤で、「大いなる存在」を追って「淵源の孤島」に辿り着いたハンターの前に、ようやくその姿を現す。
肉弾戦オンリーという戦い方は変わらないが、最大の特徴は「棘の変質」。
「金剛棘」と呼ばれる特殊な棘が生えており、これを打ちつける事で自ら棘を破壊し、異常な再生力により生成・強化を行う。傷つけば傷つくほどに棘の殺傷力は凶悪さを増し、危険度は通常個体の比ではなくなるほど増大する。また射出される金剛棘に当たると、裂傷状態となってしまう。
更に体力がある程度下回ると、新たな大技『不倶戴天』を繰り出す。
後脚で直立後に画面外まで飛び上がり、ターゲットに向かって急降下。激突の勢いでネルギガンテの前方に膨大な数の棘を射出する。更には攻撃モーションが解禁され、追い込まれれば追い込まれるほどに恐るべき戦闘力を獲得していくことになる。
「淵源の孤島」にてハンターと交戦し、一度は倒れる事となる。しかし直後に「歌」が響き渡り、巨大な地殻変動が発生。哀れネルギガンテは崩落に巻き込まれ、地の底に落ちて姿を消してしまう。
ぶっちゃけ「大いなる存在」の前座……かと思いきや、驚異的な生命力で生きていた。
ハンターとの死闘後に復活した「大いなる存在」が調査団を睥睨する中、地面を突き破って飛翔。高高度からの突進を決めると、なんと「大いなる存在」の首に噛みつき、食いちぎる。そして尚も抵抗する相手に必殺の滅尽掌を叩き込み、とどめを刺した。
咆哮を轟かせ、調査団の面子に睨みをきかせた後は何故か襲いかかる事もなく、翼を広げて何処かに飛び去って行くのであった。
その後エンディングにおいて、調査団のメンバーとの会話の中で「あのネルギガンテは自然の自浄作用の一種だったのではないか」という説が出る。
「大いなる存在」の活性化によって新大陸の生態系は大きく乱れ、甚大な影響が起きた。そして、奇しくもネルギガンテと調査団が「共闘」したことにより、現行の生態系は守られたという見方も出来なくはない……という説に至るのであった。
エンディング後、新たなるフィールド「導きの地」発見時に再登場。
ムービーではハンター達を強襲するバゼルギウスに襲いかかり、爆撃をものともせずに食らいつき、縺れ合って森林地帯へ落下してゆく。
その後しばらくは姿を見せないが、再登場するのはMR99以後。地帯レベルを一定レベルに上げた後、任務クエスト「愛しの君とこの世のはたて」にて、ようやく本格的に対峙することとなる。なお本クエスト完了後はMR上限が解禁される。
2019年12月5日、歴戦の個体が追加。どの技も食らえば半分以上体力を持っていかれるという、割と手がつけられない凶悪さを誇るが、ある程度の防御力と体力増強をつけていれば一撃死だけは回避できる。また、歴戦個体では通常個体の歴戦王の持っていた例の速い技を使用してくるようになり、特殊個体の歴戦個体では、更にこれに棘が飛ぶようになっている。
素材から生産できる防具「ゾークシリーズ」は大変優秀で、2部位でシリーズスキル「加速再生」が発動するほか、スロット数や耳栓装備として申し分ない運用ができる。加えて防御力が高いのもキラリと光るところか。
MHST2でもネルギガンテはメインストーリーが終盤に差し掛かったあたりに対決することになる。
MHW同様大技に「破棘滅尽旋・天」を持っており、棘を破壊しきれずに受けた場合、生半端な防御力では一網打尽も免れられない。回避スキルで凌ぐ、あるいは雷弱点なのでジンオウガあたりのオトモン・装備による早急な部位破壊を心掛けよう。
しかしながら、これを乗り越えるとレアな巣でタマゴを見つけられるようになるため、オトモンに加えられる。古龍種は多くがエンディング後の解放であるが、ネルギガンテだけは例外なので微妙に好待遇。ただし、ネルギガンテ自身は帰巣しないのでレアな巣ガチャに頼る必要があり、スキル強化したい場合はやや面倒。
先に挙げた「破棘滅尽旋・天」や「滅尽掌」を習得スキルに持っており、頭数さえあれば他のオトモンに「伝承の儀」に渡す事も出来る。
ちなみにMHST2のラスボスも古龍種なので、ネルギガンテを破滅レウスに引導を渡す役にすれば、ラスボス戦で古龍vs古龍の構図が出来る。
掲示板
430 ななしのよっしん
2024/03/13(水) 11:41:45 ID: 2eHxwbQIM/
正直今ん所他のどのモンスよりもネルギガンテがワイルド(野生的の方)だからワイルズのパケモンのハードルくっそ高いんだよな
ネルギガンテより獰猛で野生味溢れるモンスターなんて現れるんだろうか
431 ななしのよっしん
2024/03/19(火) 17:06:51 ID: SQpN2QGGhV
通常個体と特殊個体で票割れてるのに両方トップ10入りはすごいな
悉ネギ推しだから嬉しい
432 ななしのよっしん
2024/04/12(金) 12:30:08 ID: ij97btOupJ
>>429
こういう考え方が押してる作品に一番泥を塗ってる書き込みなんだがな
この手の連中は悉くネルギガンテにすり潰されるかゴアの苗床にでもなってくれりゃいいのに
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/20(土) 07:00
最終更新:2024/04/20(土) 07:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。