ノギスとは、定規やメジャーなどでは精密に測れない長さを測定することができる工具である。
基本構造はスライドパーツのついた定規で、このスライドパーツにも目盛りがついており、本体の定規の目盛りと組み合わせることで定規やメジャーなどでは測れない微細な数値まで測定することができるようになっている。
本体やスライドパーツについたジョウというハサミのような部位や、デプスバーという細長い板などを利用して、対象物の直径や、隙間の間隔の長さ、溝の深さなどを0.05mmまで精密に測定することができる。
目盛りの読み方は概ね以下の通り。
スライドパーツ目盛りの0と重なった本体目盛りの数値(mmに直して小数点以下切り捨て)
+
本体目盛りのどこかと重なったスライドパーツ目盛りの数値(mmに直す)
例)本体目盛りの10mmと11mmの間にスライドパーツ目盛りの0が重なり、かつスライドパーツ目盛りの0.65mmの位置が本体目盛りのどこかと重なっている場合→10.65mm
なお、ノギスは精度が命となるため、最低限、以下の日常点検が重要である。
・スライドパーツの動きがスムーズであるか
・スライドパーツの目盛りの0と10の部分が本体の目盛りとずれていないか
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最終更新:2024/04/18(木) 13:00
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