ノックス級フリゲート 単語


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ノックスキュウフリゲート

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ノックス級フリゲートとは、アメリカ海軍で運用されていたフリゲートの艦級である。

概要

1965年から1974年までに46隻が建造された対潜水艦戦を的にしたフリゲートである。
1994年アメリカ海軍での運用を終了したがトルコ台湾等に輸出され2010年代でも一部が運用され続けている。
なお、1974年から2006年にかけてスペイン海軍が運用されていた。

船体構造

本級は当初、全長133m、排水量は基準3020t・満載3877tだったが就役後に波浪防護の問題により装備破損が頻発したことにより改良が行われた結果、全長134m、満載排水量4260tに増加した。

推進方式は蒸気タービン+単軸スクリューで3万5000力、最大速力27㏏、航続距離は20㏏で4300海里に達ていた。
なお、計画段階では先行建造されたガーシアフリゲートと同様に小高出力のボイラーを使用する予定だったがコストの問題から従来ボイラーを採用したことから計画より体が大化した経緯を持つ。

兵装

本級は前述のとおり対潜水艦戦を的にして開発されたことから3段構えの対潜攻撃手段を保有していた。

  1. 艦載ヘリ(航空魚雷)
  2. アスロック
  3. Mk.32(舷側固定・連装)

この内艦載ヘリは設計段階ではラジコン式対潜攻撃ヘリDASH』を搭載する予定だったが信頼性の問題から本級の就役直前に運用を終えたことから小ながら汎用性が高かったH-2ベースにしたSH-2に変更されている。

その一方、一定の汎用性も考慮されて艦載砲は当時最新式のMK.42・5インチ単装両用1門が搭載され、艦尾側にはシースパロー8連装発射機も装備された。しかし、配備当時のシースパロー射撃揮装置は有人操作だったため音速標への対応が困難だったことから後に威力低下と引き換えにファランクスCIWSに換装された。
また、アスロックランチャーは3対1の割合でアスロック弾と対艦ミサイルを装備していた[1]
ちなみに台湾輸出された8隻のうち7隻はMK.32キャニスター射撃揮装置を追加することでスタンダードミサイル(SM-1)の運用に対応している。

バレアレス級フリゲート

本級を元にスペイン海軍において開発、運用されていた対空ミサイルフリゲート

相違点

艦対空ミサイル 後部の航空装に替えて、
MK.22単装発射機(SM-1用)1基
ミサイル誘導レーダー
マックには3次元レーダー
装備した。
ハープーンランチャー
(MK.141、最大4連装)
1980年代の改修で2基追加装備
された。
メロCIWS
(20㎜機関×16)
スペインCIWSハープーン
同様に2基追加。
艦尾魚雷発射管 本来潜水艦向けのMK.37魚雷用に
装備していたが後に撤去。

関連動画

何れも同盟への中古輸出

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関連項目

脚注

  1. *当初はスタンダードミサイルベースのRGM-66だったが後にハープーン更新
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