ハサドるとは、マミる、タクるなどの類語であり、いかにも強そうな感じに出てきたキャラが、ポっと出のモブみたいなキャラにあっさり敗北することである。
裏サンデー連載のweb漫画「ケンガンアシュラ」の中で行われた、拳願絶命トーナメント予選バトルロイヤルにて初登場した謎の闘技者、「アラブの旋風」ハサド。まだ闘技者としてのキャリアは少ないものの、目にも止まらぬスピードの突きで拳願試合最短記録を打ち立てた実力者であり、予選でも残像すら残さないほどの神速の突きで他の闘技者をまったく寄せ付けず、予選を軽々と通過。
同じ予選通過者の中でも別格と言っていいほどの底知れぬ強さを見せつけており、フードで素顔を隠した神秘的な容姿も相まって、今後の活躍が大きく期待されていた。
しかし予選後、トーナメント主催者である片原滅堂に対し素顔を晒して予選の意義を問うたところ、駒呼ばわりされたことに激昂。片原へと詰め寄るが、滅堂の「護衛者」の1人であるハゲに止められる。一触即発の空気もつかの間、次の瞬間カウンターでぶん殴られていたのはハサドのほうであった。まるでかませ犬のごとく悪あがきをするものの、止めのハイキックをくらって首を変な方向に曲げながら吹っ飛び、これ以上ない醜態を晒しつつハサドは海の藻屑へと消えた。
今後の活躍を期待されていたキャラの1人であったため、まさかモブ相手のかませ役を務めさせられることになるとは誰も予想しておらず、あまりの衝撃に読者は総じて唖然とした。
それから、まだ実力を見せてない闘技者が雑魚っぽい敵と戦うとき、「こいつハサドるんじゃね?」と読者から期待と不安を込めて呼ばれるようになった。
その後の展開でも、いかにも強そうな伏線を引っさげて登場した闘技者である氷室が、なんか将棋指してたやつにフルボッコされて退場するなど、ケンガンアシュラにて油断は禁物である。
そんなかませ的な終わり方をしたハサドだったが、その後隠密行動をしていた人物に救出してもらい、その人物と行動を共にするようになる。
それから141話後。実に3年ほどの月日を経て、ついに活躍の時が訪れた。先述の「護衛者」のハゲを瞬く間に撃破。息つく間もなく、隣にいた「護衛者」の2人を一瞬のうちに昏倒させる。
と、あっさりやられたあの頃は見る影もないほどの強者ぶりをみせつけ、読者を驚かせた。
この時点では敵側に寝返ったと思われていたが、実は先述した隠密行動をしていた人物と共に2重スパイをしていたことが判明し、隙をついてクーデターを起こした張本人を捕縛。いいとこどりである。
このように「ハサドる」ということは、やられフラグにみせかけて実は大活躍フラグなのである。…と、信じたい。
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最終更新:2024/04/25(木) 09:00
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