ハリー・ポッター(人物)とは (ハリーポッターとは) [単語記事]

作品については「ハリー・ポッター」を参照。

概要

生まれた時に「ヴォルデモートを打ち倒すもの」という予言を受け、それを知ったヴォルデモートに襲撃されるも生き残ったことで「生き残った男の子」「選ばれしもの」という呼び名を受け、英雄視されている。

正義感が強く、仲間思い。虐待に近い環境で育ったにも関わらず、ひねたところのないまっすぐな心の持ち主で、弱者に対しては常に優しい気持ちで接する。一方、頑固で思い込みの激しい一面があり、熱くなると周りが見えなくなることも。

杖は本体の素材が柊、芯は不死鳥の羽、28センチ、良質でしなやか。ヴォルデモートの杖とは兄弟杖である。終盤では別の杖を使う場面も見られる。

ペットは白ふくろうで名前はヘドウィグ。ちなみに「ちゃーらーららーらーらーらーらー」でお馴染みの映画版メインテーマのタイトルが「ヘドウィグのテーマ」である。

くしゃくしゃとした黒髪に丸い眼鏡をかけている。父のジェームズ・ポッターによく似た容姿をしており、ジェームズを知る人物からはそっくりだと言われる。目だけは母のリリー・ポッターと同じ緑色で、こちらもよく似ていると指摘される。

額にはヴォルデモートによってつけられた稲妻の形をした傷がありしばしば好奇の目にさらされる。

1歳の時にヴォルデモートに襲撃を受け、両親を殺される。ハリーはリリーによって守られ「死の呪い」を跳ね返して生き延び、「生き残った男の子」として魔法界ではその名を知らぬ者はいないほど有名となる。

両親の死後はアルバス・ダンブルドアによって親戚のマグル一家、ダーズリー家に預けられる。魔法を毛嫌いしているダーズリー家によってほぼ虐待のような扱いを受け、魔法についても全く知らされずに育った。第1巻時点で暮らしている部屋は階段下の物置であった。

11歳になる年に、ホグワーツ魔法魔術学校から入学許可証を受け取り、自分が魔法使いであることや生き残った男の子であることを知り、ホグワーツに入学する。寮は両親と同じグリフィンドール。スリザリンに入る可能性もあったが「スリザリンはいやだ」と願ったことでグリフィンドールになったという経緯がある。

初恋の相手はレイブンクロー生のチョウ・チャン。初めての恋人となるが破局する。
その後ロンの妹ジニー・ウィーズリーと恋人同士になり、後に結婚して3人の子を授かる。

スリザリン生のドラコ・マルフォイとは初対面から敵対関係にあたる。寮監のセブルス・スネイプともお互いに嫌悪する仲。

シリーズを通した最大の敵は「名前を言ってはいけないあの人」ことヴォルデモート。ヴォルデモートとは傷を通して強い繋がりがあり、事あるごとに苦しめられる。

魔法使いとしての才能は優秀だが、基本的に勉強嫌いで、ロンと一緒にしばしば宿題や課題をサボっては試験前に慌ててハーマイオニーに泣きつく、というのがパターンとなっている（おそらく英国の一般的な学生がモデルと思われる）。

「闇の魔術に対する防衛術」に秀でており、試験では学年一位になったこともある。クィディッチについても父親譲りの極めて秀でた才を持ち、一年生からシーカーとしてレギュラー出場を務めるほど。

子供の頃からヴォルデモートや闇の魔法使いに狙われていたこともあり、実戦経験が豊富で、後にはダンブルドア軍団の中心的な存在となった。物語終了後は魔法省で闇祓いの職についている。