ハンター試験

ハンター試験とは、漫画『HUNTER×HUNTER』に登場する資格試験である。

概要

プロハンターになる為、毎年1回行なわれる資格試験。合格率数百万分の一といわれる超難関の試験である。

試験会場に到着することがそもそも第1関門となっていて、あらゆる困難に打ち勝つ知力・体力・精神力が要求される。

受験者同士の命をかけたやり取りも行なわれ、常に死の危険が付きまとう。合格よりも競争相手を陥れることが目的になっているトンパのような者もいる。

ハンター資格を手に入れた者はほとんどの国はフリーパスになるなど、最上級の優遇措置を受けることができる。

287期ハンター試験

メインキャラクターであるゴン、キルア、クラピカ、レオリオが参加したハンター試験。物語序盤のメインストーリーとなる。

• 【一次試験】
  試験官である遺跡ハンターのサトツを追って危険地帯をマラソン。二次試験の会場までたどり着けばクリア。この時は前半は超長距離の直線通路および総段数不明の階段を延々と走らされ、さらに後半からは多くの擬態性の肉食獣が生息するヌメーレ湿原を突破させられるというものだった。
• 【二次試験】
  試験官である美食ハンターのブハラとメンチが指定した料理を作って試験官を満足させればクリア。食材は自らの手でハントして手に入れる。制限時間は試験官が満腹になるまで。
  ブハラの指定料理は豚の丸焼き。食材となる豚グレイトスタンプを無事に狩れるかがポイントとなる。
  メンチの指定料理はニギリズシ。HUNTER×HUNTER世界では寿司がローカル料理のまま一般には知れ渡っていないため、その料理の調理方法の推理も試験の中に含まれる。
  • メンチの試験で調理方法がばらされてしまうというアクシデントにより、純粋な料理の技術勝負となってしまい、誰も合格できないまま試験終了。
    • さすがそれはあんまりだとして、ネテロ会長の鶴の一声により、再試験が行われた。再試験の課題はゆで卵。食材は深い崖に巣をつくるクモワシの卵。崖の上から飛び降りて、クモワシの巣に到達し、そして再び崖の上に戻るのが要求される。
• 【三次試験】
  試験官であるブラックリストハンターのリッポーが管理するさまざまな罠が仕掛けられたトリックタワーを72時間以内に脱出すればクリア。ルートによって試験内容は変化する。ゴン達は強制的に5人チームを組まされるルートを通り、塔に収監されている囚人らと向こうがそれぞれ定めたルールでの勝負を行った。
• 【四次試験】
  試験官は引き続きリッポーが務める。受験者それぞれが持つ受験番号の書かれたプレートを奪い合い、自分と標的、それ以外の相手のプレートの合計点数6点分を持ってスタート地点に帰ればクリア。
  自分のプレートは3点。標的のプレートは3点。それ以外の相手のプレートは1点として計算される。
• 【最終試験】
  1対1の対戦をネテロの作った逆トーナメントに沿って行い、最後に負け残った1名が不合格となる。1勝すれば合格してライセンスを取得できる。相手を殺してしまった場合は失格となる。途中で失格者や棄権者が出た場合はその者を不合格者として試験は終了となる。

合格者はゴン、クラピカ、レオリオ、ヒソカ、イルミ、ハンゾー、ポックルの7名。

裏ハンター試験

ハンター試験を突破してハンターライセンスを取得しても、そのままではハンターとしては扱われない。

実際にハンターとして扱われるには何らかの念能力を習得しなければならない。念の習得は「裏ハンター試験」と呼ばれ、習得のための修行は表の試験よりもさらに過酷である。念能力はハンターにとって必須の能力なのである。

第288期ハンター試験

本編のストーリーががグリードアイランド編中盤に差し掛かるころに行われた。

第一次試験で受験者同士で戦ってプレートを5枚集めろ、という課題を出したところすでに念能力を身につけていたキルアが圧倒的な実力差を見せつけて、他千名以上いた受験者を一掃。

第一次試験終了時点で受験生がキルア一人しか残っていないという異常事態になり、ネテロ会長の判断で以降の試験を行わずキルアのハンター試験合格が決定された。

第289期ハンター試験

暗黒大陸編が始まっており、これまでのハンター試験とは違って、ハンター協会全体で暗黒大陸に挑むための人材を確保するための試験へと変貌している。

関連動画

関連項目

• HUNTER×HUNTER
• 沈黙!!　それが正しい答えなんだ
• クラピカ理論