髪の上側だけを一つにまとめて留め、それ以外の部分の頭髪は自然に垂れさせた髪型の事である。よく、お嬢様結びと呼称されている。
ハーフアップ・ハーフダウン(half up, half down)とも呼ばれる。その名の通り、髪を上方でまとめる「アップ」の髪形と、自然におろした「ダウン」の髪型を組み合わせたものである。
バリエーションは様々ある。後ろ髪だけをまとめて留めるタイプもあれば、前髪も含めて上方の髪はすべて後ろに持ってきて留めるタイプもある。後方で留めることが多いが側方で留めている変型法もある。上方で留める必要がある関係上、リボン、バレッタ、ヘアピン、ヘアゴムなど何らかの髪留めを使用する場合が多い。編み込みも併用することもある。
「これはハーフアップだ」「これはハーフアップではない」との範囲は定めにくいが、とにかく留めてアップにまとめている部分があればハーフアップの範疇に入ると思われる。逆に、髪留めや編み込みを使ってまとめていても重力に逆らわず垂らしている場合はハーフアップとは言い難いかもしれない。
この髪形を作るための方法を教えてくれるヘアスタイルチュートリアルのウェブサイトは多数存在している。逆に言うとチュートリアルが必要な程度には、やや複雑な整え方が必要な髪形だとも言える。美容院でスタイリングを行ってくれる場合もある。
中国では、西洋のおとぎ話などで登場するお姫様の髪型を想像させるらしく「公主头」と表現される。「公主」は姫、「头」は髪形を意味する。ただし「公主头」という言葉は、いわゆる日本で言う「姫カット」(前髪ぱっつんな黒髪ロング)の事を指す場合もある。
「お嬢様」「姫」などの言葉から分かるように基本的には各国で女性の髪型として認識されている。ただし別に男がやって悪いわけでもないだろう。これを見たロングヘアの男性はやってみては?
ツインテールやポニーテールのようにポピュラーな髪型に比すれば、あまり見かける事の無いヘアスタイルだが、下記の「ハーフアップのキャラ一覧」を刮目してもらえば分かる通り、ハーフアップの女の子には魅力的なキャラクターが割と多い。そう、この髪型はシンプルながらも、艶やかさと気品と萌え要素を兼ね備えている、神々がつくりたもうた至上の造形物なのだ。遺憾ながら知名度こそ低いが、我々はこの流麗なヘアスタイルの存在を失念してはならない。
あ行か行さ行
た行な行 |
は行ま行や行ら行わ行 |
この他にもハーフアップのキャラクターがいたら、ご自由に追加してください。
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最終更新:2024/04/19(金) 12:00
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