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バイオハザードツー

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バイオハザード2とは、1998年カプコンよりプレイステーション用として発売されたホラーアクションアドベンチャーゲーム

バイオハザードシリーズの第2作である。

概要

第1作の思わぬヒットを受け、急遽製作が決定された続編。
舞台を洋館から全体に移し、の中をゾンビが蠢くという、ドーン・オブ・ザ・リビングデッドやバタリアンなどの映画にも似た、よりパニック的なシチュエーションが展開される。

PS版215万本(全世界では496万本)を販売しており、これは本シリーズ中2番の売上数となる(ちなみに1位バイオハザード5である)。

操作などのシステムについては基本的に前作を踏襲している。
特徴的な追加要素はザッピングシステムである。
2人の主人公の、時系列的に同時進行しているシナリオプレイすることで、一部アイテムの取得情報などが共有される他、互いの物語が補され、主人公同士が邂逅する場面などの整合性がとられるというシステムである。

現在ではしくないゲームスタイルであるが、当時としては画期的と言って良いシステムであり、特に、2人の主人公物語がパラレル化していた第1作とべると、大きな飛躍であった。
後にこのシステムは、コードベロニカへと引き継がれる。

また、大半の開発了した状態から、その成果を全てリセットして一から作り直すという難産な開発工程をたどったソフトでもある。
この開発作は『バイオハザード1.5』と称され、たまにその資料などがファンブックに載せられる。
なお、この開発し直し騒動のを埋めるために、第1作の『ディレクターカット』が作られている。

難易度ノーマルイージーの2つの難しさがある。
ノーマルは標準難易度イージーは入手できる弾薬が増えたり回復アイテムが最初から支給されたりと遊び易く作られている。
後に発売された廉価版のDUAL SHOCK ver.(デュアルショック対応)ではさらにルーキーモード(最初から強武器を支給)とU.S.Aモード(自動照準効+敵の攻撃アップ)が追加されており、より多くのユーザーが楽しめるようになっている。

後に本作の主人公であるレオンクレア主人公とした映像作品「バイオハザード ディジェネレーション」が製作・発売された。

本作の移植として、ドリームキャストニンテンドウ64ゲームキューブWindows版が存在する他、ゲームアーカイブスPS版が配信されている。

あらすじ

アークレイ山地で起こった猟奇事件や、S.T.A.R.S.が関わった洋館での事件が注されてから2ヶが経った。
新たにラクーン市警に配属される新米警官レオン・S・ケネディと、ラクーから消息を絶ったクリス行方を追う女子大生クレア・レッドフィールドは、それぞれラクーンシティしていた。

しかし、に到着した彼らを待ち受けていたのは、ゾンビの群れだった。
洋館のバイオハザードラクーンシティ全域に広がり、今やゾンビに覆い尽くされ大混乱となっていたのだ。

混乱の最中偶然出会うことになったレオンクレアは途中離れ離れになるアクシデントに見舞われながらもラクーン市警逃げ込み、生存者を探しながらからの脱出を試みる。
だがその裏ではまた、アンブレラ社やウェスカーで暗躍していた。
そして、レオン達のの前に、t-ウィルスえる最悪のウィルスがその姿を現す…。

※最初にプレイした主人公によって物語が変化する。最初にプレイしたシナリオを『表』、その補としてプレイしたシナリオを『裏』と呼び、本作の物語は表クレア・裏レオン編と、表レオン・裏クレア編に別れている。
基本的にどちらのシナリオでも末に差異はないが、『3』のクリア特典のひとつであるエピローグ集にて前者のシナリオ正史である事が判明する。

プレイヤーキャラの特徴

前作と違いステータスは両者共に体力は200。(ゾンビの噛み付き1回で20ダメージ
アイテム欄は両者共に8つで、アイテム欄を広げるアイテムもあるがこちらはどちらかの主人公しか入手できない。(レオン表で取るとクレア裏ではくなっていたり)
手に入る武器は二人共ナイフ以外ほぼ全て異なり、ハンドガンレオンH&K VP70(3連射改造可)、クレアはブローニンHP
その他、レオンショットガンマグナム(共に改造)、クレアボウガングレネードランチャーを手に入れることになる。
その他、火炎放射器スパークショットサブマシンガンなどの大武器があるが、これらはアイテム欄を2コマ使う特別な武器となっている。(通常は1コマ
前作とべて武器に関してはお互いそこまで性差はないが、レオン改造の際弾薬数が最大になるというメリットがある。
一方、クレアキーピックの引き出しなどの簡単なを解錠出来るため、小さなを必要とせず簡単に引き出しの弾薬や救急スプレーなどを入手できる。

次にパートナーについて。レオンパートナーであるエイダは自身も高い戦闘を持っており拳銃レオンの手助けをしてくれる。ゾンビ相手なら彼女だけでも敵を殲滅できるほどのがあり頼れる存在だ。

一方クレアパートナーであるシェリーだが、こちらはまだ12歳と幼い為武器が使用できず、戦闘皆無。また、シェリークレア距離が一定以上離れるとその場にうずくまってクレアが迎えに行くまで動かなくなるのも難点。(シェリーを置き去りにしていると次の場所に移動をしようとしても警告文が記載され、移動ができない。)

以上、パートナーとして考えるとかなりの性差があるが、シェリーは護るべき存在なので仕方ないところである。

その他

シナリオでSランクを取ると、隠しシナリオである“The 4th Survivor”が出現する。
こちらは後のシリーズにも登場するハンクプレイヤーキャラとして操作するミニゲームで、限られた装備で迫り来る怪物たちを退けつ的地へたどり着くのが的となる。
また、表→裏→表→裏→表→裏と3巡以上クリアし、なおかつ“The 4th Survivor”が既に出現していれば“The 豆腐 Survivor”がプレイになる。
The 豆腐 Survivor主人公Tofuはその名の通りの豆腐の姿、コミカルな足音、そして、関西弁を喋るという異質なキャラ人気を呼んだ。
元ネタテストプレイ用の簡易テクスチャポリゴンで、前面がんでいるのは正面となる場所を視覚的に捉えるためである。
的な関西弁ボイスは敵キャラ制作を担当した、あるスタッフによるものらしい。
豆腐版は体力が高いものの武器ナイフのみという特性難易度は非常に高いので、きっちり行動と方針を決めておかなければクリアは難しいだろう。

後発のDUAL SHOCK ver.にてさらに「EXTREME BATTLEモード実装されたほか、裏レオン編のとあるシーンセリフが新規の物に差し替えられている。 この「EXTREME BATTLE」というオマケモードだが、こちらは手持ちの武器と入手できるアイテムを使って敵を撃退していくモードで、3に登場し後に定番となるミニゲームマーセナリーズの元祖と言えるゲームである。
警察署にある4つの「対ウィルス爆弾」を見つけるのが的なのだが、爆弾の配置されている場所(本編警察署脱出のキーアイテムがあった場所等)や敵の配置がランダムなのが特徴で、運が悪いと狭いにいきなりG第二形態が出てきたり、駐車場にG第四形態がいたりする大事件が当たり前のように起こる。
敵の殲滅が的ではないし、この当時の戦闘力で後のシリーズのように暴れ回ることは難しいため逃げるのが一番である。
難易度を上げると敵の攻撃が有り得ないことになる(3回ゾンビに噛まれたらゲームオーバー)ため、殺し切るより生き残ることを第一に立ち回りたいところ。

ちなみに、本作のテレビCMゾンビ映画巨匠ジョージ・A・ロメロ監督している。

バイオハザードRE:2

本作のリメイク版。2019年1月25日PS4XB1PC(STEAM)にてリリースゲームエンジンにはバイオハザード7でも使用された「REエンジン」を使用している他、4以降のTPSスタイルが採用されている。
バイオハザードRE:2

関連動画

ニコニコ動画ではプレイ動画が多いので検索してみるとよい。
「バイオハザード2」でタグ検索exit_nicovideo

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最終更新:2024/03/28(木) 21:00

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