バイオリンムシ(学名:Mormolyce phyllodes)とは、甲虫目オサムシ科に属する昆虫の一種である。ウチワムシとも呼ばれる。
バイオリンムシの標本の画像付きツイートがあります。 苦手な方は注意してください。 |
インドネシアやマレーシアなど東南アジアの熱帯雨林に生息するオサムシの仲間。体長6~10cmに達するが、体の厚さは5mm程度と平たい虫である。頭部が長く、前翅が変形し腹部より広がっている珍虫で、これがバイオリンなどの弦楽器を思わせる為この名前が付けられた(昆虫写真家の海野和男氏が命名)。漢字で書くと提琴虫。英名も「Violin beetle」をはじめ「Fiddle beetle」、「Guitar beetle」など弦楽器の名前で呼ばれている。
こんな見た目でオサムシの仲間ということもあって飛べなさそうだが、一応飛ぶことができる[1]。他のオサムシ類と同じように危険を感じると腹部から刺激物を噴射する。眼に入ると失明する危険性があるので注意。
その薄い体を生かして、木々やサルノコシカケ科のキノコの隙間に潜み、そのキノコや、キノコを食べにやってくる他の虫を食べて暮らしている。
昔は珍虫として博物館やコレクターの間で高値で取引されていた。今は日本でも比較的安値で流通している為、飼育することができるが、まだ生態については謎の多い虫である。『新甲虫王者ムシキング』に登場したり、『とびだせ どうぶつの森』『あつまれ どうぶつの森』にも登場している。
バイオリンムシは3つの亜種に分かれる。また、バイオリンムシの仲間(Mormolyce属)は他にも4種が記載されている。
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最終更新:2024/04/20(土) 13:00
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