バウヒニアとは、植物の一属またはその花のこと。香港の象徴で、区旗にも描かれている。
この属には200種類以上の種が含まれ総称としてバウヒニアの名で呼ばれるが、この項目では香港特別行政区の象徴であるB・ブラケアナについて詳述する。なお、バウヒニア属にはハカマカズラ属という和名があり、日本には一種、ハカマカズラ(B. japonica)が自生している。
【学名】Bauhinia blakeana
【分類】(クロンキスト)マメ目ジャケツイバラ科ハカマカズラ属/(APG)マメ目マメ科ハカマカズラ属
(学名の由来)Bauhinia→スイスのBauhin兄弟(植物学者)にちなむ/blakeana→イギリスのBlake(第12代香港総督/在職1898-1903)にちなむ
常緑高木。香港では洋紫荊とよばれ、香港蘭の別名もある。1880年頃に、香港で初めて発見された香港の固有種である。実が結実しないので、純粋な生物種ではなく同属の2別種の雑種だという意見もあるが、議論が続いている。
マメ科の花とは思えないほど独特な、蘭に似た赤紫色の5弁の花は11月初旬から3月下旬にかけて咲き、香気がある。大きく厚い葉は大きく2裂し、ハートや蝶に喩えられるが、日本では同属別種のこの形の葉を袴に喩えてハカマカズラの和名を与えた。
香港ではこの花を1965年から紋章の意匠に取り入れ、1997年には正式に香港特別行政区の区花に指定した。香港の旗には本種の花が白色で描かれ、現在香港ドル硬貨のオモテ面のデザインにも取り入れられている。香港島の湾仔(ワンチャイ)北地区には金紫荊廣場という広場があり、この花の巨大な金色の銅像がその象徴となっている。また、本種は香港から台湾に持ち込まれ、艷紫荊の台湾名で国立中正大学の校花にもなっている。
ニコニコ動画で活躍する「香港の歌姫」ほんこーんは、彼女が自らの動画の中で描いているキャラクターの服と髪飾りのデザインにバウヒニアの花を取り入れている。
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最終更新:2025/04/02(水) 15:00
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