バストライナーとは、機動戦士ガンダムモビルスーツバリエーションに登場する架空の兵器である。
地球連邦軍が開発した地上及び宇宙用の移動砲台。中型突撃艇に、戦艦用のビーム主砲を搭載している。モビルスーツの航続距離不足を補うために開発された補助兵器であり、サブフライトシステムの先駆けとも言える存在。砲塔の操作はモビルスーツが行う。その巨大な砲身はモビルスーツ並みの全長になるため、バストライナー専用の母艦としてノースボール級宇宙空母の開発も進められた。計画では8機のフルアーマーガンダムとバストライナーをノースボール級に配備し、サイド3侵攻時に使用する予定だった。
ところがガンダムが扱うビームライフルの時点で戦艦の主砲並みの威力を持っていたため、わざわざ移動砲台を造るのは無駄だと判断。ノースボール級ともども本格始動する前に中止となった。異説では出力に問題があったからとされている。知名度が低いバストライナーだが、後発のゲームでたびたび出演している。
一方、バストライナーの試作機は幾つか造られていた。そのうちの1基はオーストラリアにあったが、ジオン軍の地球降下作戦及び電撃的侵攻により鹵獲され、ジオン軍の手に渡った。この砲を有効活用すべく、専用のモビルアーマー開発計画が始動し、ライノサラスが誕生。バストライナー砲は輸送列車で運ばれ、オーストラリア北部のヒューエンデン基地に到着。ライノサラスと組み合わせられた。皮肉にも連邦軍が中断した計画は、ジオンの手で完成を見た。その絶大な火力はモビルスーツを一撃で粉砕するほどだったが、初期型の試作機ゆえに様々な問題を抱えていた。放熱が上手く出来ず、連射が利かない点が代表的だろう。ライノサラスは0080年1月1日のヒューエンデン攻防戦に投入され、ホワイトディンゴ隊と交戦。力戦及ばず撃破された。
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最終更新:2025/03/27(木) 13:00
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