バゼット・フラガ・マクレミッツとは (バゼットフラガマクレミッツマタハダメットサンとは) [単語記事]

「取ったーーー！
じゃんけん、死ね…！」

バゼット・フラガ・マクレミッツとは、『Fate/hollow ataraxia』における「夜側」の主人公であり、どうしようもないほどダメな怪力女である。

プロフィール

概要

第五次聖杯戦争のために魔術協会から派遣された武闘派魔術師であり、歴代最強とされる「封印指定執行者」。男物のスーツに身を包んだ男装の麗人で、ランサーの本来のマスターでもある。いい意味で好対照の性格であったランサーとは相性が良かったようだ。だが、協力を求めた監督者の言峰綺礼に騙され、左腕ごと令呪を強奪されてしまった。片腕とサーヴァントを奪われ瀕死であった彼女はアヴェンジャーに拾われる形で彼と契約、繰り返される四日間・夜の聖杯戦争に参加することとなった。本編の夜は彼女が主人公となる。

『フェイト/タイガーころしあむ』ではバイトをクビにされるという憂き目からスタート（クビにされた理由は言うまでもなく自身の怪力によるトラブル）。その時、聖杯戦争が起きている事を知ったバゼットは、自身の存在理由の為に聖杯戦争に参戦したのだが…。

『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』にも魔術協会関係者として登場。クラスカードの回収任務を請け負っておりランサーとアーチャーのカードの回収に成功。その後任務から外されるも再び任命され、後任者たちの拠点であるルヴィア邸を襲撃する。その後報復として口座資産を凍結されて一文無しになってしまいバイト暮らしの日々を送る中、二枚目のアーチャーのカードをめぐる戦いの中でイリヤと共闘し和解した。

PS2版『Fate/unlimited codes』にも追加キャラクターとして登場している。設定どおり、クー・フーリンのゲイ・ボルクとバゼットのフラガラックを同時に撃つと相打ちになる。

『Fate/Grand Order』では擬似サーヴァント「マナナン・マク・リール〔バゼット〕」として登場。

性格

生真面目だが、融通の利かない堅物。一見、クールな女性なのだが実態は短気でちょっとした我慢ができない、しかも惚れっぽいという困った女性。生命活動を維持できるなら状況を問わないようで、半ホームレス生活を送ったり、学生主夫衛宮士郎の料理を味わうことなく平らげたりもする。とまぁ、魔術師なら優秀だが女性としてはアレなため、菌糸類が煽ったおかげで今ではファンやからは愛を込めて彼女をこう呼ばれている。ダメットさんと。また、『Fate/hollow ataraxia』ではあることをきっかけに無限ループが終わることを拒むようになったのだが…。

ランサーとは元マスターとそのサーヴァントという関係だが、ケルトの英雄である彼には憧れに近いものを抱いていた。また、『Fate/hollow ataraxia』本編終了後は衛宮士郎宅へ居候。衛宮家の家計が赤くなるフラグかもしれない。

能力

戦闘に特化しており、人間単体としての性能が非常に高い。
殴るのが好きで硬化のルーンを刻んだ手袋をはめ、時速80kmの拳を繰り出す(プロボクサーが時速40km)ほどの豪腕。
後述でも書くが、相手の切り札を発動させることで初めて真価を発揮する「斬り抉る戦神の剣（フラガラック）」の性能を活かす為の格闘技術でもある。
この豪腕は戦闘以外だと主にアームレスリングに活かされている（そのおかげで賞金という名の収入を得ることが出来る）。言うまでもなくアヴェンジャーより強いのは確定的に明らか。
なので、Fate/hollow ataraxia 本編では通常とは逆に彼女がサーヴァントの代わりに戦い、アヴェンジャーがサポートに徹する。

「伝承保菌者（ゴッズホルダー）」の異名を持ち、人間でありながら、神代から彼女の家系に代々受け継がれてきた数少ない「現存する宝具」斬り抉る戦神の剣（フラガラック）を有する。
フラガラックは「後より出でて先に断つもの（アンサラー）」の二つ名の通り、相手の攻撃に対してカウンターとして放たれる宝具であり、相手の攻撃をなかったことにしてしまう効果も持つ。
相手が宝具を発動した際に初めて真価を発揮出来る宝具であり、こと宝具の出しあいならバゼットが負ける相手は殆どいないと言える。
事実、最強のサーヴァントともいえるセイバーですら一度フラガラックの前に敗れている。
しかし、刺し穿つ死棘の槍（ゲイ・ボルク）相手では『心臓を貫くという結果』を無効化できないため相打ちになったり、十二の試練（ゴッドハンド）等、複数の命を持っており、なおかつ傷を自動で修復するような相手とは相性が悪い面も。
また、一発ずつの使い捨ての上に弾数制限があるという致命的な弱点があるため、使いどころには十分に注意しなければならない。