バターのお刺身とは、薄切りにしたバターを醤油に付けて食す料理である。
2023年1月に知名度が急上昇した料理。その経緯は以下のようなものだった。
まず、2020年2月に、短文投稿コミュニケーションサイト「Twitter」にて、とあるユーザーが「ねぇ、バターをそのまま醤油つけて食べる料理ってなんて言うの?バターのお刺身じゃないの?」と、イメージイラスト付きでツイート(投稿)。
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https://twitter.com/xxxxrtn/status/1227776080376807424
さらに、実際に薄切りしたバターをわさび醤油に付けたものを箸でつまんでいる写真付きで「これがバターのお刺身なんですけど、ほんま誰か知ってる人おらんの??これは昔親戚が務めていた居酒屋のメニューだったはずで、我が家ではバターの最も贅沢な食べ方として語り継がれているんやけど…🤔」ともツイートしていた。
ここから影響を受けたものか、2022年1月には実際に作って食べる様子を撮影した動画を、動画投稿サイト「YouTube」にアップロードしていた人物も居たようだ。
これらのツイートや動画は、「多くの注目を集めた」とは言いがたかった。
しかし、上記のツイートを行っていたユーザーが上記のツイートから3年弱経った2023年1月に投稿した以下のツイートが、一躍話題となったのである。
長年謎だったバターのお刺身の謎が解けた🥹切ったバターを塩や醤油をつけていただくバターの最も贅沢な食べ方と教わったものやけど、改めて詳しく聞いたところなんとバター単品ではなく薄く切った大根と交互に氷に並べるらしい🥹調べたところフランスのおつまみが大ヒット🥹
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https://twitter.com/xxxxrtn/status/1614473422029062144
要するに、
という経緯があったらしい。
「謎料理のルーツにはフランス料理があった」という意外性や、「3年越しに謎が解けた」というドラマ性からか、このツイートは多くの「いいね」や「リツイート」がなされるなど注目を集め、Twitterまとめサイト「Togetter」にはまとめページも作成された。
こうして、謎料理「バターのお刺身」の知名度が急上昇したのであった。
もちろん、このご家庭以外でも独自に発明して食べていた前例は皆無ではないかもしれないが、広く世に広めたのはこのご家庭の功績である。
なお、ウクライナ料理の「サーロ」(豚の脂身の塩漬け)やイタリア料理の「ラルド」(豚の背脂を塩漬けまたは燻製にしたもの)も、バターのように脂が主体のものだがスライスしてそのまま食べることもある(もちろん、パンなどに乗せたりするバターのような用法もある)。そのため、サーロやラルドとこの「バターの刺身」との類似を指摘する声もあるようだ。
和食においても馬刺しの一種として「タテガミ」と呼ばれる背脂の刺身や、鳥刺しの珍味として「あぶらの刺身」、鯨の皮下脂肪の「本皮」などが食べられている。
また、アボカドを醤油に付けて食べる「アボカドの刺身」という料理があるが、アボカドは脂肪分が豊富で「森のバター」とも称される。「森のバターの刺身」があるのならば、ただのバターの刺身があっても何ら不思議ではない。いいね?
バターと醤油の組み合わせは大変相性が良いことが知られており、バターを醤油に付けて食すこの料理が不味いはずはない。だが、必然的に油脂と塩分が主成分となる料理でもあるため、健康にはよくない可能性がある。試す場合でも少量にとどめよう。
おいしー!
200gのバター(しかも有塩のもの)を一本丸ごと一人で食している。しかもニンニク込み。常人は健康を損なう可能性があるので絶対真似しないように。
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最終更新:2023/03/22(水) 12:00
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