バッキー・ハリス 単語

バッキーハリス

1.7千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

バッキー・ハリスとは…

  1. 1908年生まれの元プロ野球選手捕手。現役時代は名古屋軍イーグルスに所属。
  2. 1896年生まれの元プロ野球選手内野手アメリカ野球殿堂入りを果たしている。

この項では1.について記述していく。

バッキー・ハリス(Andrew "Bucky" Harris Mcgalliard)とは、アメリカ合衆国出身のプロ野球選手のことである。故人。

概要

1908年9月25日生まれ。アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身。

カリフォルニア大学を経て1928年マイナーリーグ入り。

1931年ロサンゼルスの日系人チームL・A NIPPON」に参加し日本へ遠征。ハリス自身は日系人ではなかったのだが、日本文化興味があったから参加したとのことである。1935年には米国へ遠征に来ていた大日本東京野球倶楽部と対戦している。

1936年チーム創設したてで選手獲得に出遅れていた名古屋軍が助っ人としてハリスを獲得。日本プロ野球史上初の日系人以外の外国人選手となった。

1936年打率.348、11打点(規定打席未到達)、には打率.310と打ちまくり、低迷するチームを打棒で支えた。

1937年、様々なゴタゴタがあった後、開幕後の6月に新設球団の後楽園イーグルスへ移籍。来日の遅れもあり打率.206と低迷したものの、には復活リーグ最多の62安打を放ち、打率.310と活躍。また、捕手としてリード面でも活躍、優勝したタイガース相手に勝ち越すなどイーグルスの3位躍進に貢献し、最高殊勲選手(MVP)にも満場一致で選出された。

1938年には打率.324、6本塁打本塁打王を受賞、にも打率.320リーグ2位の好成績をマークした。

だが、シーズン終了後、日関係の悪化を理由に婦人が帰を強く希望したため退団。ナインとの別れの挨拶の際には言葉に詰まり、球団代表に翻訳を頼んで挨拶を行った。

戦時中はフィリピン日本人捕虜収容所で通訳を務め、捕虜となった日本人たちにも和やか接したと言われている。

戦後カリフォルニア州で会社を経営。

1976年にはベースボールマガジン社から日本シリーズ観戦の招待を受け来日。綺麗に整備されたかつての本拠地後楽園球場に感し、水原茂松木謙治郎藤村富美男川上哲治千葉茂らかつての戦友たちとの対談企画も実施された。滞在期間中には名古屋軍の本拠地跡地の名鉄自動車学校も訪れている。

1978年5月20日、内蔵出血がもとで死去。享年69歳。

プレースタイル

アメリカ人選手としては小柄で、その小ささからメジャーからがかからなかったが、日本では強肩強打の選手として活躍。

パワフルな打撃だけでなく座ったまま二塁にスナップスローランナーを刺したりと、アメリカ流の「魅せる野球」を持ち込んだ選手でもある。

トリッキープレーも得意としており、打者に対して覚えたての日本語で話しかけ集中を乱したり、走者として出塁した際に、投手に「そのボール変だよ、ちょっと見せて」とをかけボールを投げさせたと同時に次の塁に走り出すなど、相手の隙を作り出すプレーも特徴的であった。

通算成績

打撃成績

通算:3年 試合 打席 打数 得点 安打 本塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 併殺打 打率 出塁率
NPB 180 790 711 103 220 13 103 24 9 -- 65 5 41 -- .309 .371

投手成績

通算:1年 登板 先発 完封 勝利 敗戦 セーブ ホールド 勝率 投球回 与四球 奪三振 失点 自責点 防御率
NPB 1 0 0 0 0 0 --- --- --- 3.0 0 3 0 0 0.00

タイトル・表彰

関連項目

この記事を編集する

掲示板

掲示板に書き込みがありません。

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
小春六花[単語]

提供: NoirAuslese

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/04/20(土) 09:00

ほめられた記事

最終更新:2024/04/20(土) 09:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP