バックギャモン(Backgammon)とは、ボードゲームの一種である。別名は盤双六・西洋双六。
二人で対戦するゲーム。サイコロを使う遊びの一種である。自分の番が来たらサイコロを2コ振って、15コの駒の中から好きなものを動かす。15コ全てを相手より先にゴールさせたら勝ちというルール。
ただのスゴロクと侮るなかれ。確かにルールはシンプルで誰でも覚えられるが、とにかくアツくなれるゲームであり、かつ奥が深い。勝つためには運と実力の両方が必要で、大体運:実力が3:7くらいの割合で重要だと言われている。
みなさんお察しのとおり、日本ではかなりマイナーなゲームである。なんかチェスの記事でチェスタグの少なさが嘆かれているようだが、バックギャモンタグはその半分以下である・・・
しかし海外に目を向けると、北米、欧州、中東などでは非常に人気が高いゲームであり、なんとプレー人口は3億人を超す、らしい。大会も世界中で開かれていて、モナコのモンテカルロで行われる世界選手権の優勝賞金は一千万円だとか。ちなみに2009年、プロバックギャモンプレーヤー・望月正行氏が、日本人として初めてこの世界選手権を制し、新聞などでも取り上げられた。
日本でも大会や例会などが各地で開かれている。日本バックギャモン協会のホームページを参照されたし。ただ、もっと気楽に楽しみたいならネット対戦も良いだろう。
やけに深い歴史を持つボードゲームでもある。起源は5000年以上前の古代エジプトのセネトというゲームだという説が有力。ツタンカーメン王の墓からもセネトが出土している。ローマ帝国でも親しまれたらしい。
さらに中近東、中央アジア、中国と伝わり、7世紀頃にはついに日本に伝来。雙六、盤双六という名で時に貴族に、時に庶民に親しまれつつ江戸時代まで大人気であった。徒然草、枕草子等の古典文学にも頻繁に登場しているし、2012年大河ドラマ「平清盛」にも「双六」の名で登場する。絵双六よりも古い歴史を持ち、元々日本ですごろくと言ったら、このゲームの事を指していた。
しかし、日本では賭博に使われたこともあり、禁止令が発生し遊ぶことができず廃れてしまった。
日本で廃れた後も欧米では存続しており、さらに1920年代にアメリカでダブリングという革新的なルールが発明されて一気に人気が増した。こうして世界中で人気のボードゲームとなり、日本にも再び輸入され、今に至っている。たまにはこんな歴史を感じつつプレイしてみるのも一興?
バックギャモンができるようになりたい人向け。
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最終更新:2024/12/14(土) 13:00
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