バトルスピリッツブレイヴとは (バトルスピリッツブレイヴとは) [単語記事]

バトルスピリッツブレイヴとは、トレーディングカードゲーム「バトルスピリッツ」を題材としたアニメ作品。
メ～テレ制作のアニメ第３シリーズである。
同じ放送枠で放映されていた「バトルスピリッツ少年激覇ダン」の直接の続編である。
アニメシリーズで主人公が継続した作品は現在この2作品のみ。他のシリーズは1年で完結している。
放送期間は2010年 9月12日～2011年 9月11日。全50話。

シリーズとしての並びは
前作（「バトルスピリッツ少年激覇ダン」）→本作→次作（「バトルスピリッツ覇王」）

あらすじ

異世界の戦いから2年後、無敵のカリスマカードバトラーとなった馬神弾(ダン)だったが、異界王と通じていた者たちにより仲間を失い孤立、カードバトラーとしても本気の戦いをすることが出来ない現状に満足出来ないでいた。

そんなある日、かつての仲間ヴィオレ魔ゐこと紫乃宮まゐにある場所に呼び出されたダン。そこは人類と異界魔族との戦争が起こり、世界の大半が魔族の支配下に置かれている2650年の地球だった。

人類を、そして地球の未来を救うために、カードゲームという名の一年戦争が始まる……。

登場人物

人類軍

馬神弾（ダン）: 前作から引き継ぎの主人公。元・赤コアの光主。前作から今作までの間の過酷な経験で、かつての無邪気で明るい性格とはまるで違う、戦いでしか生き甲斐を見いだせないくらい冷めきった性格になってしまっている。最終的な勝利のためならばスピリットを犠牲にすることも厭わず、対戦相手の事情にかかわらず一切の情け容赦もしないが、心の奥底は以前と何も変わっていないようだ。以前とは違い赤属性を中心とした混色デッキを使う。新たな赤のMレア「太陽龍ジーク・アポロドラゴン」と新たな効果「ブレイヴ」を持つスピリットを利用したデッキを駆使し、滅亡に向かう地球で、人類だけではなく魔族をも救うために戦い続ける。だが、彼を待つあまりに過酷な結末とは……。主力Xレアはゾルダーから譲り受けた「太陽神龍ライジング・アポロドラゴン」と、射手座の12宮Xレア「光龍騎神サジット・アポロドラゴン」
紫乃宮まゐ: 今作のヒロイン。前作の「ヴィオレ魔ゐ」から本名に変わっている。元・紫コアの光主。ブログは既に閉鎖したらしい。その理由は本人曰く「あんなので得意になってた私はイタイ子だったわ」。性格も少しおとなしめに。バトルはせず「麗しのソフィア号」のオペレーターとしてダン達のサポートに徹していた……; が、ある真実を知ったことでソフィア号を離反。再びヴィオレ魔ゐを名乗り、かつてのダン最強のXレア「超神星龍ジークヴルム・ノヴァ」とデュックから奪ったブレイヴキラー「滅神星龍ダークヴルム・ノヴァ」のダブルノヴァを使役し、ダン達の前に立ち塞がる。
クラッキー・レイ: 戦艦空母「麗しのソフィア号（命名：本人）」の艦長。元・黄コアの光主。少し落ち着いた感じになっている･･･のだが女性と乗り物に弱いのは相変わらず。バトルは主にダンに任せ自らは艦長として指揮を執る。バトルを行う時は自身が乗る戦艦名と同じ「天使長ソフィア」や「天使ヘルヴィム」を中心とした黄色マジックを駆使する「女神デッキ」を使用する。
ユース・グリンホルン: 乗組員でパイロットの少年。魔族によって故郷を滅ぼされたため人類・魔族に分け隔てなく接するダンの事をあまり良くは思っていない。イメージカラーの青デッキ・・・と思いきや赤のMレア「雷皇龍ジークヴルム」をキースピリットとした赤デッキを使う。バトルの腕前は素人ではあるが、いつか自分が人類を救うようなカードバトラーになろうとしている。
プリム・マキーナ: 乗組員の少女。メカ好きで「メカッコイイ」が口癖。それって何のビックリマン2000のフシール（ｒｙ　ソフィア号のメンテナンスを行うメカニックでもある。メカデザインが多い白デッキを好み、中でも「翼神機グラン・ウォーデン」が大のお気に入りで全高70cm程の模型を自ら作ってしまう程である。初めて対戦した剣蔵とのバトル中にその姿に惹かれ･･･
ポメ: プリムに作られたメンテナンス用ドラム缶型のロボット。決してハロでは（ｒｙ
カザン: 人類軍長官。ダンを未来の地球に呼び寄せる。かつては百瀬勇貴の部下としてダンと対立した「呪撃のカザン」という二つ名を持つハイランカーのカードバトラーだった。
兵堂剣蔵: 天才少年で人類軍研究員。元・緑コアの光主。前作のマギサ同様に名前を正しく言ってくれない同じ研究員のステラ・コラベリシチコフとは仲が悪い。ソフィア号には搭乗せずカザンやステラと共に人類軍本部でダン達のサポートを行う。以前と同じく「剣王獣ビャクガロウ」を中心とした緑デッキを持つ。今作では研究員としてなのか白衣と瓶底丸メガネを付けている。
ステラ・コラベリシチコフ: 人類軍の研究員。子供にして天才の剣蔵とは仲が悪い。飛行船の操縦も出来るがその運転はかなり荒いらしい。
ゾルダー・グレイヴ: 前人類軍長官でカザンの元上司。常に筋トレをしている「人類最強のカードバトラー」。白の戦士の記憶を持っていたり、百瀬勇貴に酷似したデッキを使うなど、彼と関係があるかのような描写がある。
硯秀斗: 人類軍の凄腕情報部員。元・青コアの光主。いじめられっ子で卑屈な面が目立った前作に比べて逞しさが増しており「硯が一晩でやってくれました」とばかりに大活躍の影の功労者。

異界魔族

月光のバローネ: ローマを治める魔族領主。自身の強さ故に対等なカードバトラーがいないことで心に渇きを感じていたがダンとのバトルでその渇きが満たされる喜びを感じる。ダンと同じく「打たせてコアを貯める」バトルスタイルで、白のXレア「月光龍ストライク・ジークヴルム」を「我が友」と呼びキースピリットとするブレイブ使い。切り札は「月光神龍ルナテック・ストライクヴルム」と獅子座の十二宮Xレア「獅機龍神ストライクヴルム・レオ」
暴将デュック: アジア地域を治める魔族領主。魔族の中では珍しい人格者で、未来に来たダンが最初に戦ったカードバトラー。その後女王ギルファムから授かった「巨蟹武神キャンサード」を使い、魔光殿に乗り込んできたダンと再戦するも敗北し、罰として収監された。
獄将デュック: 収監されていた暴将デュックが復活した姿。かつての記憶と人格を無くした代わりに実力は凄まじいものとなっている。倒したバローネにミサイルで追い討ちをかけるなど残虐な性格で、「滅神星龍ダークヴルム・ノヴァ」や「闇の聖剣」などのブレイヴキラーデッキを使う。
フローラ・パフューム: 魔族の少女でバローネの部下。普段はおしとやかな性格だが、バトルになると人格が荒々しく変わる。バローネを強く慕っているが、バトルを経て人類軍のゾルダーにも惹かれていくことに。ゾルダーとの関係や、魔術で蝶を使役する、Xレア「天帝ホウオウガ」や「終焉の騎神ラグナ・ロック」を切り札とした緑の暴風デッキを使うなど、前作に登場したある少女の面影を感じさせるが……？
暗闇のザジ/イザーズ: スロバキアを治める魔族領主。その飄々とした物腰と語り口で真意の掴めない性格をしている。同じ魔族を唆してダン達にけしかけたり人間の子供を人質に取ったりと目的のために手段をいとわない。ダンとのバトルでは「巨人大帝アレクサンダー」や「神造巨兵オリハルコンゴレム」、「機動要塞キャッスルゴレム」などを中心とした青デッキを使うがバトルスタイルもその性格と同じくわざと手を抜いた様なバトルを行った。陰で魔族の四皇に近付いたり月光のバローネや暴将デュックと三国同盟を組んだりとその動きには何か裏があるようである。本名はイザーズといい、貧しい生まれで顔が綺麗だったために魔族と人間両方の慰み者として育った恨みから、世界を滅ぼそうとしていた男。日曜朝7時から何を言っているんだ…。真の切り札は13番目の12宮Xレア「蛇皇神帝アスクレピオーズ」

その他

異界王: 前作のラスボス。ダンに敗北こそしたがその影響力は未だに残り続けており、彼の残した「異界見聞録」が今作の鍵となっている。
百瀬勇貴: 元・白の戦士。彼だけ未来に来ていない。前作と今作の間の空白期間に彼の身に何かがあったようである。

12宮Xレア

超古代の神々（黄道十二宮の星座）を模しているとされる12枚のXレアカード。

地球の自浄作用を止めるために人類軍と異界魔族が探している。

カード名	属性	系統	モチーフ
天蠍神騎スコル・スピア	青	光導・異合	さそり座
巨蟹武神キャンサード	緑	光導・殻人	かに座
双魚賊神ピスケガレオン	紫	光導・無魔	うお座
宝瓶神機アクア・エリシオン	白	光導・武装	みずがめ座
魔導双神ジェミナイズ	黄	光導・導魔	ふたご座
天秤造神リブラ・ゴレム	青	光導・造兵	てんびん座
金牛龍神ドラゴニック・タウラス	赤	光導・古竜	おうし座
魔羯邪神シュタイン・ボルグ	紫	光導・冥主	やぎ座
戦神乙女ヴィエルジェ	黄	光導・天霊	おとめ座
白羊樹神セフィロ・アリエス	緑	光導・遊精	おひつじ座
獅機龍神ストライクヴルム・レオ	白	光導・神星	しし座
光龍騎神サジット・アポロドラゴン	赤	光導・神星	いて座