エキスパンションルール「メックウォリアーTRPG」にて、イラスト入りで紹介された8機を紹介。ここまでの機体は、河森正治画伯の手による日本語版公式のイラストが存在する。
- コマンドウ(ストライカー:25トン)
- ライラ共和国が独占的に生産している軽量級メック。このクラスで短距離ミサイル10連+中口径レーザーという、ヘタな中量級顔負けの重火力を誇り、ジャンプはできないものの足もそこそこ速い。しかしながら装甲が薄い上に、左右胴に弾薬しか積んでいないステキ武装配置という欠点を持つため、重火力を活かそうと敵に近付いた次のターンには誘爆轟沈していることも多い。コストも安いため、割と一発屋的な機体。
- バルキリー ヴァルキリー(ブロウラー/スカーミッシャー:30トン)
- 元ネタそのまんまの名前という「そんなのアリか」的メック。元ネタがバルキリーのメックだらけで、いい加減に河森氏のデザインのネタも尽きてきたのか、日本語版のイラストまでバトロイドそっくりだったりする。生産設備自体は恒星連邦が独占しているが、コストが安く生産数の多い機体であるため、他の王家軍や傭兵部隊でも割と頻繁に見かけられる。このクラスにしては多少足が遅いが、防御力に優れ、長短どちらのレンジでも戦えて重量が軽いため、トーナメントなどでは「何でも屋」的位置づけで、とりあえず編成に加えるプレイヤーも多い。
- パンサー(スナイパー:35トン)
- ドラコ連合軍火力部隊のワークホース的な軽量級支援機。このクラスでは強力な遠距離火力を持ち、それを使いこなせるだけの放熱能力も備える。足は重量級並みに遅いが、ジャンプできるため地形適応性も悪くない。数を揃えて砲列を敷くと、相手は嫌がること間違いなし。装甲値の割にそれほど頑丈な機体でもないため、ドラコ連合を悪役にしたシナリオでは、とりあえずザコとして出しておけと言う感じで、わらわらと登場したりもする。ただし、こいつの主砲は粒子ビーム砲なので、くれぐれも油断してはならない。
- ヘルメスⅡ(スカーミッシャー:40トン)
- 自由世界同盟が生産している中量級メック。足はそこそこ速いものの、クラス5オートキャノン、中口径レーザー、火炎放射器、と火力は控え目だし、防御力にもそれほど見るべきものはない。ただしコストが安く、自由世界同盟の国情の問題もあって大量に市場に出回っているため、とりあえずシナリオに出しやすいというTRPGのGMとしては有難い機体。
- ヴィンディケーター(スナイパー/スカーミッシャー:45トン)
- カペラ大連邦が細々と生産している中量級万能機。しかしながら安価に生産できて攻撃力と防御力に優れ、足場の悪い場所での戦いが得意という非常にカペラ好みの機体。上手くシチュエーションを選べば、重量級とも互角の撃ち合いができるだろう。先陣切って良し、支援に回って良し、どんな使い方をしても十二分に魅力を発揮できる名機。
- エンフォーサー(スナイパー/ブロウラー:50トン)
- 恒星連邦が生産する中量級メック。友好国のライラ共和国にも大量に供与されている。クラス10オートキャノン、大口径レーザーという、距離を選ばず一発の重い二大火器を搭載し、ジャンプ可能で装甲もなかなかという非常に使いやすい機体。ただし、だからと言って安易に初心者に勧めるのは考え物。だって、とっても背中が煤けてるんだもの。
- ドラゴン(ブロウラー:60トン)
- ドラコ連合が独占している重量級メック。中量級と同等の機動力に加えて素晴らしい装甲防御力を持つため、敵中に突入して思う存分暴れまわるという爽快感溢れる戦い方が可能。装備火器がクラス5オートキャノン、中口径レーザー、長距離ミサイルだけで、ちょっと打撃力に欠ける感があるために軽く見られがちだが、ライフルマンなど適当な支援機と組むと、途端に恐ろしい敵に化ける。
- ゼウス(スナイパー:80トン)
- 長距離ミサイル、クラス5オートキャノン、大口径レーザーと、大型の長射程火器を揃えた強襲級メック。80トン超級で移動力4を実現するべく強力なエンジンを積んでいるため、非常にコストが高い。こんなのをホイホイ生産しているあたり、ライラの金満ぶりが伺える。その割に装甲はそれほど厚くないし、弾薬の配置がマズいため、下手すると高価な機体が一瞬で灰になってしまうこともある。なお、本来の設計ではオートキャノンの代わりにPPCを搭載する予定で、グループSNEのリプレイに登場している。ちなみに、こいつの日本語版イラストは滅茶苦茶カッコいい。
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