バトルライフルとは、アサルトライフルっぽいけどなんか違う銃である。
アサルトライフルは第二次世界大戦まで使われていた歩兵銃や機関銃弾の半分ほどの火薬量の小型弾薬を使う中・近距離射撃を重視した銃だが、これに対し近代的な銃ではあるものの、火薬量3g前後の「フルロード弾」(遠距離射撃向きの弾)を使うG3、FAL、AR-10等を「バトルライフル」と呼ぶ。これらの銃も1970年代まではアサルトライフルに分類されていたが「やはり小型弾薬を使う銃でないとアサルトライフルとは呼べないだろう」ということでいつしかバトルライフルと呼ばれるようになった。もっとも「バトルライフル」も「フルロード弾」もアサルトライフルと区別するために無理に作った言葉であまり一般的ではなく、ガンマニアの間でしか使われないといっても過言ではない。また、自衛隊の64式小銃はバトルライフルとは呼ばれていないがそのカテゴリーに含まれる銃と言える。[1]
中東の砂漠やアフガニスタンの山岳地帯ではアサルトライフルよりもバトルライフルの方が頼りになるが、5.56mmの3倍もの反動があるバトルライフルを使いこなすにはそれなりに熟練が必要で、全兵士の銃をバトルライフルにするのも現実的な選択肢とは言えないので米軍ではバトルライフルにスコープを付け、「マークスマンライフル」として装備している。[2]
トリガーを押し続ける限り弾丸を発射し続ける機構(射撃のたびにトリガーの引き直しが必要なものがセミオート)。
フルオート制御が困難な7.62mm弾を使用したので各国の軍は色々と試行錯誤しこの問題に対処した
M14は「こんなの使えねーよ!」と製造機械を台湾 銃本体とパーツを民間に売り払いさっさとM16に交換された。
64式小銃は弱装弾とバイポットにより伏せ撃ちではそこそこ扱いやすく
FAL(L1A1)に至ってはイギリス軍は「フルオートいらなくね?」とフルオートを廃止してセミオートオンリーとなった
捨てる神あれば拾う神あり。7.62×51mm弾を使う「バトルライフル」は比較的に装備しやすい狙撃用の銃としての地位を獲得する事となる。
一般的にアサルトライフルが担当する距離よりも遠くの敵を一撃で仕留められるという二点から、マークスマン(射撃の上手い人)用の武器として小口であるが採用され続けている。
そんなもん、ホンモノの狙撃銃を持ってけばええじゃないかということなのだが、護衛にガードされていたり、超遠距離が約束された状態で発砲する専門の狙撃チームとは違って、前線で働く兵隊さんには何が起こるかわからない。
バトルライフルはいざというときに連射してアサルトライフルのように使えるので、ボルトアクションの狙撃銃よりも万能な立ち回りが出来、身の安全を守るのが第一の携行武器としての用件も満たした絶妙(ニッチ?)なカテゴリーとして認められたといえる。
「アーマード・コアⅤ」では、HEAT弾を用いるAC用携行火器という扱いになっている。
HEAT弾を撃つというのはロボットゲームならではだが、アサルトライフルよりも口径が大きいという特徴が、口径が大きいほど威力を稼げるHEAT弾の特性にマッチしていたためだろう。
実際にライフリングが施された砲身であるかは不明。人型ロボット用の小銃っぽい形をした武器なら人間のそれに当てはめてライフルって呼んじゃう慣例は今に始まった事ではない。
「ボーダーブレイク」にも登場するが、そちらの性能は「マイルドな狙撃銃」というより現実のバトルライフルに近い扱いとなっている。
掲示板
45 ななしのよっしん
2022/08/18(木) 20:49:13 ID: pa0V531APo
46 ななしのよっしん
2023/03/02(木) 23:03:05 ID: gQEnLo8fRC
47 ななしのよっしん
2023/11/03(金) 13:26:25 ID: 5mbw5d8zfB
XM7(コルトとの権利問題でXM5から改称)は一応カービン枠らしいけど重量からしてほぼバトルライフルだし600ヤード以上先の敵をぶち抜けるライフルを前線の兵士全員に持たせたがるアメリカのいつもの持病としか…
そしてまたベトナムみたいな交戦距離が30mの戦争に巻き込まれて振り出しに戻る
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最終更新:2024/04/25(木) 09:00
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