バド星人とは (バドセイジンとは) [単語記事]

「私はバド星人。宇宙の帝王だ！」

バド星人とは、空想特撮 TV作品「ウルトラセブン」に登場した宇宙人である。
通称は「宇宙帝王」(自称)

概要

自称「宇宙の帝王」を名乗っているが、その割には威厳のかけらもない。
肌色の頭部はどう見ても尻を逆さにしたような形で、外見もまるで股引を穿いたおじいちゃんにしか見えない。
透明化能力を持つ。光線技は持たず、戦闘では手持ちの銃と肉弾戦がメイン。あとメリケンサック。

本人曰く、地球がまだ火の玉だった頃に太陽系を訪れたことがあるらしい。自分たち以外に知的生物が存在することが許せず、当時冥王星に存在していた文明を滅ぼしてしまったという。

地球へ来た目的も、侵略などではなく人類を滅ぼすため。しかし侵入を試みた宇宙船がミヤベ博士の設計した地球防御バリアによって大破したため、そのバリアを用いた作戦計画「プロジェクト・ブルー」の資料を手に入れるべく博士を狙った。

ミヤベ邸の鏡の中に秘密基地を作り、そこに博士を閉じ込め自白電波で資料のありかを吐かせようとする。口を割らないと見るや、博士の妻グレイスを様々なホラー演出で震え上がらせ、それを盾に自白を迫った。

グレイスを殺害しようとしたところをウルトラ警備隊に発見されると、自称宇宙の帝王(笑)はモロボシ・ダンのウルトラガンであっさり焼死。別の個体が透明になって襲い掛かるがすぐに見破られ、これも焼死。さらにウルトラセブンに鏡の中の基地を発見されたため、残りの一体は地球全体を爆破できる爆弾を基地にセットし、博士を人質に逃亡を図った。最初からそうすればよかったのでは・・・

ウルトラセブンとの戦いでは、博士を人質に取っていることなど忘れ、巨大化して正面から向かっていった。光線銃も持たず、さながらプロレスのような肉弾戦を展開した。具体的には、

セコい。宇宙の帝王と名乗るにはあまりにもセコい。

結局宇宙の帝王(笑)はウルトラセブンに光線技を一度も使われないまま、投げ飛ばされ岩に後頭部を強打。痙攣しながら血の泡を吐いて絶命するという無様な結末を迎えた。

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