「バナナはおやつに入りますか?」とは、禁断の質問の1つである。主に、学校遠足の前に引率の先生に対して投げかけがちな質問文である。
先生「明日は、待ちに待った遠足の日です。注意してほしいことを伝えますので、よく聞いてください。」
(中略)
先生「お昼ご飯は、お弁当を持ってきてください。おやつは持ってこないでください。」
(中略)
先生「注意点は以上です。何か質問はありますか?」
引率の先生方は、移動の間やそれぞれの観光地で児童全員の安全を守らなければなりません。 「家に帰るまでが遠足です。気を付けて帰ってください。」という言葉も、安全を配慮したい先生方の切実な思いの表れです。 先生方は、児童の事故・ケガや、施設の方々や他のお客さんとのトラブルを防ぎつつ、 遠足を楽しんでもらうために、注意深く遠足の計画を立てて、遠足のルールを作っているのです。
そもそも、なぜ先生は「おやつは持ってこないでください。」というルールを作ったのでしょう?次の理由が挙げられます(他にもあると思います)。
まず、先生はこの質問に「はい(バナナはおやつに入ります)」か 「いいえ(バナナはおやつに入りません)」のどちらかを答えることが予想できます。
しかし、「いいえ(バナナはおやつに入りません)」と答えることはほとんどないでしょう。 先ほどのルールの「ねらい」を思い出してください。先生は、「はい」「いいえ」のどちらがより児童の安全につながるかを考える必要があります。 しかも、その判断を早くしないと、遠足の説明会の時間が長くなります。 「いいえ」と答えてしまうと、その短い時間では想定できなかったトラブルが遠足で起きるかもしれません。 例えば、次のような問題が考えられます。
したがって、先生は「はい(バナナはおやつに入ります)」と答えざるを得ません。
まずは、こういった質問をしてはいけません。 それは、あなたがバナナを食べる権利だけでなく、遠足でバナナを食べたいと思っているお友だちの楽しみも守ってあげられます。 また、質問をしてしまうと「おまえのせいでバナナが食べられなくなった。絶交するわ。」みたいな悲劇も生まれます。 「食の恨みは厳しい」ものです。遠足でバナナを食べない人も、バナナに関する質問はしない方が、今後の友情のためになります。
そして、どうしても遠足(のお昼ご飯のデザート)でバナナを食べたい場合は、あなたの味方(保護者)に先に相談しておきましょう。 先生には決して相談してはいけません。それは質問するのと同じ行動で「バナナは持ってきてはいけない」結果になるからです。
遠足当日は、バナナを弁当箱に入れて/添えておき、お昼ご飯のデザートとして食べます。 食べた後は、こっそりとゴミ袋か弁当箱にバナナの皮を入れましょう。 ポイントは、「安全」かつ「こっそり」です。 もし、このバナナが原因で問題が起きてしまったら、あなたやご家族が怒られるだけでなく、 来年のあなたがたの遠足(もしくは後輩たちの遠足)でルールが厳しくなり、 みんなのバナナを食べる楽しみが無くなってしまいます。 安全第一でそっとバナナを食べましょう。
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最終更新:2025/12/10(水) 05:00
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