バリカタとは、主に九州地方で使用される、ラーメンの麺の硬さ(茹で具合)のレベルを表す言葉である。
九州北部の方言で「バリ」=「とても」、つまり「とても硬い麺」である。
茹で時間は店舗によって異なるため明確な基準はないが、概ね20秒くらい茹でた麺がそれに該当すると思われる。
九州地方のラーメン屋で商品をオーダーすると、ほぼ100%の確率で「麺の硬さはいかがいたしますか?」と聞かれる。硬さの呼び方も店舗によって異なるが、概ねどの店舗でも以下の呼び方で意図が伝わる。
(やわらかい)ずんだれ<バリヤワ < ヤワ < 普通 < カタ < バリカタ < ハリガネ < 粉落とし(かたい)
九州出身の人には比較的硬めの麺が好まれる傾向にあるため、上記のように硬い方のバリエーションが多い。なお、店によっては粉落としの更に上の硬さまで用意しているという。
硬いということはそれだけ火が通り切っていないわけなので、生っぽい麺に慣れていない人が迂闊に硬めの麺に手を出すと腹痛に見舞われるケースが多い。
それでも現地民よろしく味わいたい場合は、まずはカタ麺から手をつけて、徐々に慣らしていくのが望ましいだろう。
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最終更新:2024/04/25(木) 16:00
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