バリー・バートン(Barry Burton)とは、サバイバルホラーゲーム「バイオハザード」シリーズの登場人物である。
特殊部隊『S.T.A.R.S.』アルファチーム所属。ポジションはBUM(バックアップマン)。
立派なヒゲが特徴のおじさん。パーソナルカラーは赤。
元SWAT隊員であり、S.T.A.R.S.にクリスを勧誘した人物。またPM(ポイントマン)のクリスの援護としてツーマンセルを組んでいた相棒でもある。
火器関係の知識が豊富で、火器の整備・補充を担当。アルファチームのヘリコプターにロケットランチャーを積んでいたのは彼の判断で、後にタイラントを撃破する決め手となった。
妻帯者で、2人の娘モイラとポリーをもうけている。また「ケンド銃砲店」店主、ロバート・ケンドは親友で、非番の日には二人で釣りに行く仲だった。
ジル編ではパートナーとなるが、クリス編では洋館に逃げ込む際にはぐれて消息不明となる。
ブラヴォーチームのケネスを捕食していたゾンビをヘッドショットで倒し、ショットガンのしかけで釣り天井トラップにかかったジルを助け、寄宿舎でプラント42に捕まったジルを助ける為に火炎放射器で焼き払うなど、随所で活躍。
しかし実は黒幕であるアルバート・ウェスカーに脅迫されており、無理矢理協力するよう強制されていた。ジルの行動次第では命を落とすが、その際に彼女を裏切った事を謝罪し、家族あての遺書を託す。
ウェスカーがブラフで自分を騙していた(妻子を人質に取ったと嘘をついていた)のを知り、油断した彼を背後から殴って無力化。ウェスカーがジルに見せようとしてた究極のB.O.W.「タイラント」を発見、処分しようとするが失敗して返り討ちにあってしまう。幸いジルの奮戦によりタイラントは倒れ、バリーも一時的に気を失っていただけだった。その後力を合わせ、洋館を脱出する事に成功する。
なおノーマル以上の難易度で5時間以内にクリアすると入手できるカスタムハンドガン「サムライエッジ」は、ロバートの兄ジョウがバリーの為にカスタマイズした一点物である。
本編には登場しないが、ラクーン市警のS.T.A.R.S.オフィスに彼のデスクがある。
またレオンが入手するハンドガン(VP-70)のカスタムパーツは、ガンマニアのバリーの私物である。
洋館から生還したクリス、ジル、レベッカと協力してアンブレラの所業を訴えるが、署長を始めとした上層部が買収済であった為に握りつぶされ、厳しい監視の目に晒される。
特に危険視されたクリスともども偽装の為に休暇を取り、その間に安全なカナダに妻子を逃がし、自身も亡命した事が後に明らかとなった。
リメイクである「RE:2」ではDLC「The GHOST SURVIVORS」の「No Time To Mourn」に登場。
ラクーンシティに取り残されたロバートを救う為にヘリコプターでかけつけるというIfストーリーが展開される。
ジルの選択によっては、終盤に登場。滅菌作戦が迫るラクーンシティに、危険を冒してヘリコプターを駆ってジルとカルロスを救助、脱出に貢献した。
声や僅かな描写でバリーである事が示唆されるのみで、直接判明はしていない。しかしクリア後に解禁される1枚絵とエクストラストーリーでは、一度は仲間を裏切った事を後悔し、命をかけて助けに行く決意を妻子に示し、別れを告げている。
亡命後は隠遁生活を送っていたが、その間にもクリス達との繋がりは途絶えていなかった。情報交換として連絡を取り合い、クリス繋がりでNGO「テラセイブ」に所属していたクレア・レッドフィールドとも知遇を得る。またモイラはクレアに触発され、後にテラセイブで働く事となった。
その後クリス達の招聘を受けて、BSAAにアドバイザーという形で復帰する。
2002年、GBAでリリースされた「外伝」。
なお開発元はカプコンではなく、「M4 Ltd.」というイギリスのメーカー。
本作でバリーはレオンと共に、アンブレラに対抗する地下組織に所属している。組織内では武器の管理を担当。
豪華客船・スターライト号にアンブレラが開発した新型B.O.W.が乗り込んだとの報を受け、「他人に擬態する能力」を持つとされるこのB.O.W.の抹殺任務に当たる。レオンが先行するが連絡が途絶え、司令官の要請を受けたバリーがスターライト号に乗り込む事となる。
最終的にB.O.W.を撃破、唯一の生き残りだった少女ルシアと共に2人は脱出に成功。しかし任務完了を報告するレオンの首から流れる血の色は……
という後味の悪い終わり方をした事に加え、さまざまな事情もあり、本作はクソゲー認定を受けると共に黒歴史となっている。
とは言え豪華客船という舞台、イエローハーブなる新アイテムなどはその後の作品に輸入されており、それなりに影響を与えているのかも知れない。
本編には登場しないが、「Alternative Edition」の『THE MERCENARIES REUNION』に登場。プロレス技を体術とし、サムライエッジも健在である。
時系列としては「5」と「6」の間に当たる本作にて、主人公の一人となる。本作時点で51歳。
初代サムライエッジがB.O.W.との戦闘で破損し、M9をベースとした2代目になっている。
なおカスタムを手掛けたのはBSAA隊員にしてメカギーク(オタク)のクエント・ケッチャムで、彼はジル専用のサムライエッジ(A1)も製作している。試行錯誤の末に完成したその出来栄えは、バリーをして「これが、俺の求めていたサムライエッジだ」と言わしめた。(参照:サムライエッジ バリー・バートンモデル Ver.II 誕生秘話)
クレアとモイラを含めたテラセイブのメンバーが突如として逮捕・拉致されたのを受け、彼らの消息をずっと探していた。
その後クレアが瀕死の状態で発見され、手がかりとなる孤島・ザインへと単身上陸して捜索を開始するが、そこでナタリア・コルダという少女と遭遇。やむを得ず同行を認め、何故か化物の存在を探知できるナタリアにサポートされる形で先に進む。
最終的に黒幕のアレックス・ウェスカーと対峙。なお分岐があり、ナタリアがアレックスに精神を乗っ取られた事でナタリアもモイラも救えないというバッドエンドが用意されている。
グッドエンドではモイラがバリーの窮地を救い、復帰したクレアとの共闘で怪物と化したアレックスを打倒し、四人で帰還を果たす。しかし……
『バイオハザードV リトリビューション』に登場。ケヴィン・デュランドが演じた。
レオン率いるアリス救出チームの一員で、マグナムを愛用。終盤で重傷を追いながらもエイダを助ける為に無防備となって銃撃を受けるが、隙を突いてクローンワンを射殺、クローンカルロスの攻撃に散った。
なお衣装はゲーム版を継承しているが、S.T.A.R.S.に関するロゴなどは取りのぞかれている。
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最終更新:2024/04/25(木) 01:00
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