バーイード 単語

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バーイード

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バーイード(Baaeed)とは、2018年生まれのイギリス競走馬である。

概要

Sea The StarsAghareed、Kingmamboという血統。地元イギリスである。2009年欧州競馬圧倒的なパフォーマンスで席捲した年度代表馬欧州の血統地図を塗り替えた大種牡馬Galileoの半の立場に恥じず、種牡馬としてもほぼ毎年GⅠを輩出しているが、本が登場するまで活躍の多くは中長距離路線に集まっていた。Aghareedは5戦2勝。5代まで遡ると名Highclereが出てくる。なおバーイードの全*フクムも後にGⅠとなっている。

3歳(2021年)

生産及び馬主は故シェイクハムダン殿下が率いていたシャドウェルエステート。ニューマーケットを拠点とするウィリアム・ハガス調教師に預けられた。

デビューは非常に遅く3歳6月。初戦を勝利すると、2週間後の条件戦は61kg背負って7身半差、さらに約10日後のリステッド競走では4身差とデビューから僅か半月で3連勝を飾る。4戦には初重賞となるGⅢサラブレッドSを選択。後方待機から軽く促されるだけであっという間に突き抜け、最後は流して余裕の6身半差で重賞勝利を飾った。

次走はフランスに遠征し初GⅠとなるムーラン・ド・ロンシャン賞に出走。GⅠ3頭が出走してきたが本が1番人気となった。レースは6頭立ての中団を追走、最後の直線で外から差し切り、後続もかわして1身1/4差で勝利。5連勝でGⅠタイトルを手にした。

イギリスに戻り、「ブリティッシュチャンピオンズデー」のマイルGⅠクイーンエリザベス2世Sに出走。ここで引退レースとなる当代最強マイラPalace Pierと最初で最後の対決が実現する。1番人気こそPalace Pierに譲ったが、レースは終始そのPalace Pierをマークし、最後の直線でPalace Pierが先頭に立ったところを外から追い抜く。これまでのレースならそのまま突き抜けていたが、相手は9戦8勝のマイル王。内で食い下がって譲らない。しい叩き合いの末、本がクビ差振り切って勝利Palace Pierに引導を渡し、新マイル王へ成り上がった。

4歳(2022年)

になっても現役を続行。ゆっくり休養し、5月GⅠロッキンジSで戦列に復帰する。いつも通り中団から抜け出すと、一発入れただけで3身1/4差つける楽勝。

続くGⅠクイーンアンSはいつもより前で追走。直線はやっぱり軽く仕掛けられるだけであっさりと先頭に立ち、そのままこともなげに後続を突き放し最後は々に流しての勝利ノーステッキで1身3/4差をつけ、実にあっさりと8連勝を決めた。もはやGⅠが弱いものいじめ状態である。

次走は7月GⅠサセックスSとなった。戦後インターナショナルSチャンピオンSと中距離に転戦して引退することが発表されていたこのレースでは、当年の2000ギニーCoroebusが回避したこともあり、前年の勝ちAlcohol Free2020年BCマイル勝ちOrder of Australia、当年のプール・デッセ・デ・プーランを勝ったModern Gamesを抑えて単勝1.17倍の圧倒的人気となった。そしてレースでは7頭立ての6番手から追走し、直線に入って群の外でゴーサインが出ると一気に加速。逃げ日本バスラットレオンをあっという間に交わし、迫るModern Gamesも寄せ付けずGI5連勝を達成。全く危なげなく9戦9勝とした。

Frankel以来の王者」というも聞こえ出し、引退現実味を帯びて同が辿った中距離転戦へ挑もうとする本。連勝はどこまで伸びるか。

その期待を背負って挑戦したインターナショナルSは、自身初の10ハロン戦。前年のこのレースを6身差で圧勝したMishriffアイリッシュ2000ギニーの勝ちエクリプスSでも3着のNative Trailらを相手に、初の距離にも関わらず単勝1.4倍の圧倒的支持を受けた。レースでは6頭立ての5番手を進み、長い直線でゴーサインが出るとぐんぐん加速。先に抜け出したMishriffを楽な手応えで交わすと、そのまま突き放して6身半差で勝した。これにより、通算10戦10勝・GI6連勝となった。

このレース直後は凱旋門賞に向かわずチャンピオンSへ向かうとされており、8月末になってハガス師が一旦「馬場が良ければ凱旋門賞への出走もあり得る。次走となる凱旋門賞またはチャンピオンS引退レースとなる」としていたものの、結局9月14日凱旋門賞には出走せずチャンピオンSへ出走すると発表された。

ラストランを飾って敗でキャリアを締めくくれるか注が集まったチャンピオンSは、同世代のダービーAdayarを抑え単勝1.25倍の圧倒的支持を集めた。レースではAdayarマークするような形で中団内で進め、直線外に出すも前走のような爆発的な末脚は見られない。じわじわ差を詰めようとするも内から先頭に立ったBay Bridgeやそれを追うAdayarには追いつくことが出来ず、Bay Bridgeの4着となりラストランで初を喫した。レース後、戦を務めてきたジムクロウリー騎手は敗因は馬場だろうとコメントした。

このレースを最後に、通算11戦10勝で種牡馬入り。ラストランこそ敗れたもののそれまでの戦績は然といており、その走りを受け継ぐ産駒が現れるか注したいところである。

血統表

Sea The Stars
2006 鹿毛
Cape Cross
1994 黒鹿毛
Green Desert Danzig
Foreign Courier
Park Appeal Ahonoora
Balidaress
Urban Sea
1989 栗毛
Miswaki Mr. Prospector
Hopespringseternal
Allegretta Lombard
Anatevka
Aghareed
2009 鹿毛
FNo.2-f
Kingmambo
1990 鹿毛
Mr. Prospector Raise a Native
Gold Digger
Miesque Nureyev
Pasadoble
Lahudood
2003 鹿毛
Singspiel In the Wings
Glorious Song
Rahayeb *アラジ
Bashayer

クロス
Mr. Prospector 21.88% 4 x 3 x 5
Northern Dancer 6.25% 5 x 5

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