バーサーカー(Berserker)とは、神話上の戦士である。
元来の古ノルド語では「ベルセルクル(Berserkr)」であり、ベルセルクはノルウェー語風の読み、バーサーカーは英語風の読みである。
Berserkrとは軍神オーディンの恩寵を受けたとされる戦士であり、「熊(Ber)の毛皮をまとう(serkr)」ことからその名がついたと言われている。
ひとたび戦争が起きると熊や狼などの野獣を模倣する儀式を行い、自ら異常興奮状態に陥り、さながら鬼神の如く暴れたという。しかし儀式後は文字通り精神が野獣のようになってしまい、同族とみなせないならば見境なく動くものを襲い、時に王にさえも襲いかかるため、最前線など他の兵士から離れた場所に配置されるのが常だったそうな。
なぜこんな戦い方をするかというと、北欧神話における伝承がその理由である。
北欧神話では「雄々しく戦って戦場で死んだ戦士の魂は、戦乙女(ヴァルキュリア/Valkyrja)によってオーディンの館たるヴァルハラへと導かれ、神々の戦士(エインヘリャル/Einherjar)になる」とされている。逆に刑死・病死・孤独死など、戦乙女に気に入られない死に方をすれば冥界(ヘルヘイム)へ落とされる。
エインヘリャルは来たる終末戦争・ラグナロクにおいて、神々と共に巨人族と戦う事が求められる。その為朝から訓練と称して仲間同士で殺し合うが夕方には蘇生し、夜には戦乙女らの饗応を受けて盛大な宴を催す生活を毎日繰り返す。
これを信じた者がエインヘリャルとなるために蛮勇を競うようになり、やがてベルセルクルになったのだという。暗殺教団とアサシンの関係に近い。
後に北欧神話がイギリスに伝わった際、「Berserkr」は動詞化して「Berserk」となり、動作主名詞[er]を付与して「Berserker」となった。それがTRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』を経て日本に流入し、今日知られる狂戦士の語「バーサーカー」となった。
一方、北欧でも時代が下ると単なる無法者や乱暴者という意味に成り下がった。更にキリスト教が流入すると、北欧神話の産物である「ベルセルク」も消えていったという。
現代日本においてはD&Dの影響もあってか、原義の「殺戮をためらわない狂戦士」そのものではなく、それをモチーフとした蛮族的な職業、或いは単なる技能を指すことが多い。
一般に、高い攻撃力や耐久力、デメリットを省みない猛攻撃が特徴。
アメリカのフレッド・セイバーヘーゲンの小説。
はるか遠くの恒星間帝国が作り出した「無限増殖」「自己進化」「生者必滅」を旨とする惑星殺戮兵器『バーサーカー』が地球にやってきた…という内容。もちろん作中の人類はバーサーカーに抗戦し、ハリウッド映画並に絶望的な戦いを、巻数にして17巻ぐらい強いられる。
同作品のセンスオブワンダーがSF界に与えた影響は無視できないものがあり、スタートレックなどでネタにされた。またマッチのような頭に丸い一つ目、下部に伸びる線といった殺戮兵器バーサーカーの頭部は「宇宙家族カールビンソン」や「究極超人あ~る」でもネタにされた。
222 名前:名無しんぼ@お腹いっぱい 投稿日:03/08/01 21:52 ID:pp9aiO/1
もしかして「ベルセルク」は、「バーサーカー」と同じ意味じゃないか?
FF(ファイナル・ファンタジー)にはバーサクという魔法(攻撃力を上昇させるが操作不能に)が
あるんだけど、これってまさに狂戦士(ベルセルク)じゃん。
言っとくけど俺、ファンタジーには結構詳しいよ(FFシリーズ全作プレイしてる)。
という突っ込みどころ満載な煽りコピペがある。これにツッコめる知識を得たらバーカーサー脱却といっていいだろう。バーサーカーは馬ー鹿ーさー。
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最終更新:2023/06/05(月) 09:00
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