海外(韓国)発祥のカテゴリー。メインデッキのカードがすべて通常罠で、なおかつ罠モンスターという特異なカテゴリー。各カードの名前の元ネタは「バージェス動物群」に含まれる動物たちである。
罠モンスターを多く抱えるカテゴリーには、「幻影騎士団」が存在するが、あちらはあくまで闇属性の下級モンスターが中心であるのに対し、このカテゴリーは罠が中心となっている。
共通効果は以下の通り。
※共通効果
(2):罠カードが発動した時、その発動にチェーンしてこの効果を墓地で発動できる。
このカードは通常モンスター(水族・水・星2・攻1200/守0)となり、
モンスターゾーンに特殊召喚する(罠カードとしては扱わない)。
この効果で特殊召喚したこのカードはモンスターの効果を受けず、
フィールドから離れた場合に除外される。
さらにモンスターとしてみると、現段階ではレベル2・水族・水属性・攻1200・守0で統一されており、エクストラデッキにはランク2エクシーズが存在。攻撃力・守備力などに統一性のあるモンスターを抱えるカテゴリーには「インヴェルズ」や「クリフォート」などが存在するが、ここまで徹底して揃えているカテゴリーというのも中々珍しい。
その特性上、効果破壊などに強いが、このカテゴリーを中心に据えるとなると、特殊召喚メタに非常に弱くなるという問題をカバーする必要がある。帰還系カードもあるとはいえ、無差別除外をされるのも痛い。
さらに、このカテゴリーに含まれている罠モンスターは、モンスターとして起用している間は罠モンスターとして扱わないタイプのもので統一されているため、《アポピスの化神》などと混同してしまわないよう注意が必要。
ニコニコ動画では2015年に登場してからは、少しずつ知名度を広げていたが、日本語版が到来しないまま半年以上が過ぎたために、関連動画自体はそれほど多くない。
また、和訳や日本での発売準備が進む前は、バゼストマとして仮表記されていた時期があり、その名前でプレイしていた動画もある。
2016年9月10日に、EXTRA PACK 2016にて日本版が発売開始された。
バージェストマ・オレノイデス
通常罠
(1):フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2):※ 上記の共通効果参照
《サイクロン》効果を持つバージェストマ。《砂塵の大竜巻》と同様、通常罠故の遅さが気になるが、共通効果によるアフターケアもあるので、出張も検討できる。
バージェストマ・ハルキゲニア
通常罠
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了まで半分になる。
BFの某チューナーを彷彿とさせる効果を持つバージェストマ。今でこそインチキというほどの効果ではないが、戦闘で優位に立つのに重宝する。
このカードと《バージェストマ・エルドニア》の(1)の効果は、ダメージステップに発動可能だが、バージェストマ罠をモンスターとして特殊召喚する効果はダメージステップに発動できない為、注意が必要。
ちなみにこのカードのデザインだが、現在定説となっているハルキゲニアの姿とは前後と上下が逆になった姿(発見後、最初に描かれた復元図)をモチーフとしている。考古学や古生物学等において定説が覆るのは珍しいことでも無いが、ハルキゲニアの場合文字通り姿がひっくり返ったのをネタにしていると思われる。
バージェストマ・カナディア
通常罠
(1):相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを裏側守備表示にする。
通常罠版《月の書》。自分のモンスターの表示形式は変更できない。使うのであれば、共通効果も活かしたいところ。
このカードは遊戯王デュエルリンクスにおいて非常に人気なカードの1枚になっている。《月の書》が実装されていないのもあるが、スピードデュエルのルール上メインフェイズ2が存在しない為、フリーチェーンの表示形式変更全般が強力で、バトルフェイズ等に発動されると対象となったモンスターは裏側守備表示のまま相手にターンを渡すことになり、面倒な効果持ちや守備力軽視の高火力モンスターの処理が楽なのと、シンクロ召喚への対策としても非常に有効な事が主な理由。
バージェストマ・ピカイア
通常罠
(1):手札から「バージェストマ」カード1枚を捨てる。
その後、自分はデッキから2枚ドローする。
このカードと手札1枚を経費に、デッキのカード2枚を得る手札交換カード。バージェストマは墓地で発動する類の罠モンスターが主体であるため、展開を早めるのにも使えるカード。
なお《デステニー・ドロー》や《トレード・イン》のような類似カードと異なり手札を捨てるのはコストではなく効果であるため、このカードを無効にされても手札は減らない。代わりにこのカードで捨てる「バージェストマ」カードの(2)の効果はこのカードの発動にチェーンできない。
バージェストマ・アノマロカリス
エクシーズ・効果モンスター/ランク2/水属性/水族/攻2400/守 0
レベル2モンスター×3体以上
(1):このカードは他のモンスターの効果を受けない。
(2):1ターンに1度、罠カードが自分の魔法&罠ゾーンから墓地へ送られた場合に発動できる。
自分のデッキの一番上のカードをめくる。
そのカードが罠カードだった場合、手札に加える。
違った場合、墓地へ送る。
(3):このカードが罠カードをX素材としている場合、
1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
この効果は相手ターンにも発動できる。
必要な素材数がきついが、汎用除去や効果耐性などの効果を持つランク2エクシーズ。「餅カエル」との差別化が少々難しいが、「バージェストマ」デッキならばS召喚・X召喚・魔法や罠の効果の発動によって特殊召喚された高打点モンスターも即座に除去可能。さらにX素材を使わない効果も優秀で「バハムート・シャーク」との相性もいいため、充分実用可能だった。だが、新マスタールール変更後は、バハムート経由からの特殊召喚が難しくなったため、別の展開方法も考えることが必要になる。
バージェストマ・エルドニア
通常罠
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで500アップする。
微量の打点上昇という、少々地味な効果のカード。エクシーズ以外は1200打点で統一されているバージェストマに使っても、あまり効果はないので、「聖刻」などの他カテゴリーへの出張か、ランク2エクシーズの補助に使うことになる。もっとも、戦闘補助を行うにしても、攻守半減のハルキゲニアなどがいるのが厳しい。
一応、相手モンスターの打点もあげることはできるので、《ヘル・テンペスト》デッキに投入するのも1つの手か。
バージェストマ・ディノミスクス
通常罠
(1):フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
手札を1枚捨て、対象のカードを除外する。
手札一枚をコストに、モンスター・魔法・罠を問わず除外できる効果を持つバージェストマ。
今日では1枚2枚除外されても戦局をカバーできるカテゴリーも増えたが、汎用除去であることに変わりはない。《奈落の落とし穴》と違い、破壊を介さないのも有り難い。
「人造人間」やお触れホルスのようなタイプ以外のデッキなら、充分役立つ効果なので、出張要員としてもどうぞ。特にピカイア同様カードの効果で手札を捨てるため「暗黒界」デッキと相性が良い。
バージェストマ・マーレラ
通常罠
(1):デッキから罠カード1枚を墓地へ送る。
デッキから罠カードを墓地に送るという風変わりな墓地肥し効果を持つカード。
前半の効果は前述のディノミクスのような「バージェストマ」カードだけでなく、《ブレイクスルー・スキル》や《妖怪のいたずら》など、墓地から発動できる類の汎用カードを落とすのにも役立つが、一部には送ったターンに即座に発動できないタイプもあるため、注意。
バージェストマ・レアンコイリア
通常罠
(1):除外されている自分または相手のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを墓地に戻す。
除外されたカードを墓地に戻す効果を持つカード。
相手の除外除去によるアド損失から挽回したり、フィールドから離れ除外されたバージェストマを再利用するのに役立つ。除外と帰還によってアドバンテージを稼ぐ「霊獣」などの一部のカテゴリーのテンポを乱すのに一役買う可能性もある。
バージェストマ・オパビニア
エクシーズ・効果モンスター/ランク2/水属性/水族/攻 0/守2400
レベル2モンスター×2
「バージェストマ・オパビニア」の(3)の効果は1ターンに1度しか発動できない。
(1):このカードはこのカード以外のモンスターの効果を受けない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
「バージェストマ」罠カードの発動は手札からもできる。
(3):このカードが罠カードをX素材としている場合、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから「バージェストマ」罠カード1枚を手札に加える。
非常に高い守備力と強固な耐性、バージェストマ罠のサーチ効果などを持つエクシーズ。
前半の効果はX素材なしでも発揮されるため、蘇生して再び壁として運用する手もある。
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最終更新:2024/11/15(金) 02:00
最終更新:2024/11/15(金) 02:00
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