圧力の単位。1cm²あたり10⁶dyn(ダイン)の力が加わるような圧力のことである。
現在はMKS単位系であるパスカルに置き換えられているが、では置き換える前のバールはCGS単位系だったのかといえば・・・上記の通りそうではない。もしそうなら、「1cm²あたり1dyn」でなければおかしい(なお、そのような単位も存在し、バリ(barye)という)。
なぜ100万ダインという「中途半端」な値で定義したのかといえば、「1気圧」に近い単位にするためである。1atm=1.013barであり、1に近い。そのため、主に気象学の分野で使われた単位である。
現在は計量法の改正により、公式な場での使用は認められていない。しかし、防水時計の耐圧を示すために使われることがある。時計に「20BAR」と書いてあれば、「20バールまでの水圧に耐えられる」という意味である。上記の通り、値が1気圧に近いことから、慣例的に「20BAR」を「20気圧」ということもある。
単位mbarまたはmb。1バールの1000分の1。
大気圧を概ね3-4桁で表せることから、気象学ではミリバールがよく使われた。
現在では、SI組立単位のパスカルに置き換えられているが、ミリバールだった頃に合わせるため、SI接頭語h(ヘクト)をつけたヘクトパスカルが現在でも気圧の単位として用いられている。
→単位記号
Unicodeでは、単位記号として㍴、組み文字として㍊が用意されている。
1992年11月30日、気圧をミリバールで読み上げた最後の気象通報。音量がとても小さいので注意。
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最終更新:2025/04/22(火) 04:00
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