パックスソフトニカとは (パックスソフトニカとは) [単語記事]

パックスソフトニカとは、かつて存在した日本のゲーム会社である。

概要

当初は、通信販売専門店「イマージュソフト」だったが、自社でもソフトの制作を開始。
その後、パソコン周辺機器を製造・販売するパックス・エレクトロニカ・ジャパンに吸収された。
1983年 10月に、パックスソフトニカとして設立する以前は、このような経緯があったそうな。^[ソース]

FM-7/8、PC-6001、MSXなどの多岐の機種によるゲームの開発を行なっていた。
ファミコン登場以降になると、任天堂の下請として2002年までゲーム開発を行った。

かつて、pax softnica.co.jp と言うドメインまでも過去に存在していたが、現在では倒産し存在しない。
現在、元パックスソフトニカ代表取締役社長の橋下友茂氏は、有限会社ソフトニカを設立しそちらで営業を引き継ぐ。

橋下友茂氏は、ディスクシステムの「バレーボール」や「ふぁみこんむかし話」シリーズのメインプログラム担当者で、
あの特徴的な縦書きのテキストでの掛け軸的な巻物ウィンドウを考案した人でもある。

そのため、スポーツゲームとアドベンチャーゲームの開発を得意としている。
また、「スヌーピーコンサート」や「とっとこハム太郎」といった質にこだわったキャラゲーの開発することも多い。

発売・開発に関わったソフト（判明してるもの）

発売元の記載がないのは任天堂が発売元かもしくは不明。

MSX

PC-6001

ナナちゃんの禁じられた遊び（R-18）
ミユキthe勝負師（R-18）

FM-7/8

SHARP X1

舞臓魔（ブウマ）

ファミコン

「スーパーリアルベースボール」（発売元：バップ）
「TAO～道～」（発売元：バップ）
「ぺんぎんくんWARS」（発売元：アスキー）
「MOTHER」^[要出典]
「ハローキティワールド」^[要出典]

ファミコンディスクシステム

ゲームボーイ

「Wave Race」（日本未発売。のちの「ウエーブレース64」の原作となった作品。）
「ドンキーコング」
「モグラーニャ」
「とっとこハム太郎ともだち大作戦でちゅ」（ゲームボーイカラー）
「とっとこハム太郎2 ハムちゃんず大集合でちゅ」（ゲームボーイカラー）
「とっとこハム太郎3 ラブラブ大冒険でちゅ」（ゲームボーイアドバンス）
「バルーンファイト GB」

「とっとこハム太郎4」以降、開発には関わっていない。（4はアルファドリーム開発）

スーパーファミコン

「レッキングクルー'98」（日本国内のみ発売）
「BS 新・鬼ヶ島」（サテラビュー）
セントギガ用ゲーム「KON AE チャンのどきどきペンギン家族」など数本（サテラビュー）
「平成新・鬼ヶ島」（前編はロム版で、後編はニンテンドウパワー書き換えソフト）
「ファミコン文庫はじまりの森」（ニンテンドウパワー書き換えソフト、VC配信ソフト）
「スヌーピーコンサート」
「レッキングクルー'98」

バーチャルボーイ

数本とのこと（非公開）。

ニンテンドウ64

「ジャングル大帝（仮称）」未完成で未発売に終わる。
ほか数本（非公開及び未発売）

開発ソフト表(暫定)

発売日	発売機種	タイトル	メーカー	国
1987/06/27	FC	北海道連鎖殺人オホーツクに消ゆ	アスキー	JP
1987/09/04	FCDS	新・鬼ヶ島前編	任天堂	JP
1987/09/30	FCDS	新・鬼ヶ島後編	任天堂	JP
1988/01/21	FCDS	アイスホッケー	任天堂	JP
1988/07/30	FC	スーパーリアルベースボール '88	バップ	JP
1988/08/26	FC	スーパーダイナミックバドミントン	バップ	JP
1988/12/09	FCDS	VS エキサイトバイク	任天堂	JP
1989/05/29	GB	テニス	任天堂	JP
1989/07/27	FC	MOTHER	任天堂	JP
1989/10/14	FCDS	遊遊記前編	任天堂	JP
1989/11/14	FCDS	遊遊記後編	任天堂	JP
1990/10/05	GB	Balloon Kid	Nintendo of America	US
1991/07/26	FCDS	タイムツイスト歴史のかたすみで… 前編	任天堂	JP
1991/07/26	FCDS	タイムツイスト歴史のかたすみで… 後編	任天堂	JP
1992/06/**	GB	Wave Race	Nintendo of America	US
1993/03/19	GB	ダブル役満	バップ	JP
1993/09/17	GB	W役満2	バップ	JP
1994/06/14	SGB	ゲームボーイドンキーコング	任天堂	JP
1994/08/27	SFC	MOTHER2 ギークの逆襲	任天堂	JP
開発中止	FC	新・鬼ヶ島前編	任天堂	JP
開発中止	FC	新・鬼ヶ島後編	任天堂	JP
1996/07/21	SGB	モグラーニャ	任天堂	JP
1996/10/**	SFC BS	BS 新・鬼ヶ島第1話語り部の小屋	任天堂	JP
1996/10/**	SFC BS	BS 新・鬼ヶ島第2話語り部の小屋	任天堂	JP
1996/10/**	SFC BS	BS 新・鬼ヶ島第3話語り部の小屋	任天堂	JP
1996/10/**	SFC BS	BS 新・鬼ヶ島第4話語り部の小屋	任天堂	JP
1997/12/01	SFCNP	平成新・鬼ヶ島前編	任天堂	JP
1997/12/01	SFCNP	平成新・鬼ヶ島後編	任天堂	JP
1997/12/01	SFCNP	WREC KING CREW '98	任天堂	JP
1998/05/23	SFC	平成新・鬼ヶ島前編	任天堂	JP
1998/05/23	SFC	平成新・鬼ヶ島後編	任天堂	JP
1997/05/23	SFC	WREC KING CREW '98	任天堂	JP
開発中止	N64	ジャングル大帝	任天堂	JP
1999/03/21	N64	ポケモンスナップ	任天堂	JP
1999/07/01	SFCNP	ファミコン文庫はじまりの森	任天堂	JP
2000/04/27	N64	糸井重里のバス釣りNO.1決定版	任天堂	JP
2000/09/08	GBC	とっとこハム太郎ともだち大作戦でちゅ	任天堂	JP
2000/08/01	GB/GBCNP	バルーンファイト GB （上記の｢Balloon Kid｣のリメイク版）	任天堂	JP
2001/04/30	GBC	とっとこハム太郎2	任天堂	JP
2002/05/31	GBA	とっとこハム太郎3	任天堂	JP
開発中止	GBC	ファミコン文庫第2作目	任天堂	JP

沿革

1983年 8月 - パックスソフトニカ株式会社設立。
1987年 5月 - 有限会社ソフトニカ設立（5月14日）。パックスソフトニカ(株)との専属契約を行う。
1999年 - パックスソフトニカが業績悪化に伴い、のちに倒産する。
2000年 1月 - ソフトニカにおいて本格的に営業を開始する。

パックスソフトニカ単語

概要

発売・開発に関わったソフト（判明してるもの）