パラドックスポケモンとは、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』に登場する謎のポケモン、またはそのポケモンを指すカテゴリである。
パルデア地方の中心部に存在する「エリアゼロ」という名の大穴に生息している、普通のポケモンとは異なる謎の生命体。ある程度種類が存在するが、ほとんどは仮名のような名前で呼ばれており、正式な名前がつけられているのは、コライドンとミライドンのみである。
エリアゼロ自体が立ち入りを固く禁止されている禁足地な上、パラドックスポケモンの存在が公になっていない事もあり、研究は全くと言って良いほど進んでいない。例えばサケブシッポはプリン、ハバタクカミはムウマに酷似しているが本当に先祖なのか分からず、更に言えば雌雄さえも不明。唯一コライドン/ミライドンのみ遺伝子研究が行われてモトトカゲの過去/未来の姿と特定されている。そんなパラドックスポケモンだが、通常のポケモンと同じように捕獲する事が可能。
これらは、それぞれのバージョンの博士(オーリム、フトゥー)の作り上げたテラスタルのエネルギーで動くタイムマシンで古代/未来から呼ばれ続けているポケモンたちで、古代から来たパラドックスポケモンは原始的かつ根源的な強暴性を、未来から来たパラドックスポケモンは進化の果てに得た機械的な力を秘めている。幸いエリアゼロにおいては、パラドックス以外に生息するポケモンも強力なので生態系に大きな影響は無いように思われる。しかし、『土震のヌシ』の正体がイダイナキバ/テツノワダチであったように、ごく一部は大穴の外にも流出している。大穴の外のポケモンはエリアゼロのポケモンほど強力ではないため、大量のパラドックスポケモンが流出した場合の、生態系への影響は計り知れないと考えられる。ちなみに捕まえたパラドックスポケモンを大穴の外で逃がす事が出来るし、他媒体では明らかにエリアゼロではない場所に登場していたりするが。
実はこのタイムマシンが出来る前からスカーレットブック・バイオレットブックにその存在が示されており、作中でペパーもその矛盾を指摘している。そもそも博士が古代/未来のポケモンに興味を抱くきっかけとなったのがこれらの本であることから、パラドックスポケモンの真の起源についてはユーザーの考察の種となっている。
また序盤の時点でアカデミーにある「月刊オーカルチャー」という雑誌から各パラドックスポケモンの情報を得る事ができるが、記載されている情報が荒唐無稽な物も多い怪しいオカルト雑誌であり、情報ソースとしてはかなり信頼性に欠ける。
ほとんどのポケモンが合計種族値570だが、トドロクツキ・テツノブジン・ウネルミナモ・テツノイサハは590である。
また、古代側は個別の種族値がそれぞれ奇数で、未来側は偶数となっている。
禁止級伝説のコライドン・ミライドンは例外で合計種族値670となっており、それぞれ攻撃・防御と特攻・特防の数値を入れ替えただけで配分は同じである。
コライドン・ミライドン以外の古代のポケモンは特性「こだいかっせい」、未来のポケモンは特性「クォークチャージ」を持ち、特定条件を満たすか、持ち物の「ブーストエナジー」を使用することでHP以外の一番高いステータスが1.3倍(素早さのみ1.5倍)上昇するというものである。
「ブーストエナジー」は一度使うと戦闘中消滅するため、この道具によって特性を発動させた場合、一度引いてしまうと特性を再度発動することはできなくなる(特定条件を満たした場合を除く)。作中では1つのみ拾うことができるほか、野生のパラドックスポケモンが所持していることがある。
なお、このステータス上昇はランク補正とは別物であるため、特性「てんねん」で無視することはできない。
コライドン・ミライドンは上記の特性の発動条件を満たしつつ特定のステータスを上げる専用特性「ひひいろのこどう」「ハドロンエンジン」を持つ。
おそらく過去作のUB(ウルトラビースト)と同じように本来の特性ではないだろうが、そういった部分の事情は不明である。
古代のポケモンたちが有している特性で、発動条件は天候が「にほんばれ」の状態であること。
発動条件から「晴れパ」での活躍が見込める。条件の緩さもあってか、大体が強力であることには変わりないが、絶妙な調整が施されているポケモンが多い。また、この特性を持つポケモンは自前で技「にほんばれ」を習得できるため、自力で発動条件を満たすことも可能。
未来のポケモンたちが有している特性で、発動条件は「エレキフィールド」の状態であること。
エレキフィールドを自動展開する特性を持つポケモンが禁止級(ミライドン)を除くと第九世代ではバチンウニしかおらず、上記の「こだいかっせい」と比べると発動条件がやや厳しい。そのためか、種族値や技範囲でもわかりやすい強さを持ったポケモンが多い。また、この特性を持つポケモンは自前で技「エレキフィールド」を習得できるため、自力で発動条件を満たすことも可能。
なお、この特性を持つポケモンがエレキフィールドの効果を受けない状態であっても特性は発動する。
コライドンの専用特性で、バトルに出した際に天候を「にほんばれ」状態にし、かつ「にほんばれ」状態時に自身の攻撃を上げる効果を持つ。
「ひでり」の上位互換の特性だが、コライドン自身はあまり晴れ天候との相性はよくない(ほのおタイプを持たない、みずタイプは元々半減)。また強化されるステータスが攻撃に限定されているため「こだいかっせい」のような柔軟性は持たない。
ミライドンの専用特性で、バトルに出した際に「エレキフィールド」状態にし、かつ「エレキフィールド」状態時に自身の特攻を上げる効果を持つ。
「エレキメイカー」の上位互換の特性であり、ミライドン自身がでんきタイプをもつためフィールドの効果を最大限に受けられる。ただし強化されるステータスが特攻に限定されているため「クォークチャージ」のような柔軟性は持たない。
「月刊オーカルチャー」からの引用も含む。また、順序はパルデア図鑑に基づく。
ドンファンに似た生物で、巨大な牙と強固な鱗を備えており、好戦的な性質を持っているのだそう。
10億年前のプリンと噂されている。愛くるしさを持つ見た目だが、攻撃的な性質で近づくものに襲いかかるという。
恐竜の特徴とモロバレルの特徴を併せ持つと噂されている。通常のモロバレルより身体は巨大だが、知性は低いらしく、凶暴なハードパンチャーらしい。
巨大なムウマのようなポケモンで、気性が荒く好戦的らしい。古代に生息した翼竜の魂から生まれたゴーストという説もある。
長い体毛をくねらせ、夜空をゆらゆらと飛び回るらしい。
原始時代のウルガモスと共通する特徴があるとされ、太古のウルガモスと言われているが、未だに化石が発見された記録は存在していないらしい。
レアコイルに似ているポケモンで、攻撃的な性質で目撃者が襲われるケースもあるらしい。ここでいう「砂」とは砂鉄のことである。
他の地域で発生するボーマンダに起きる現象の結果に酷似しているらしい。おそらく「メガシンカ」のことで、メガボーマンダは古代の遺伝子が覚醒した姿と言えるかもしれない。
モトトカゲの遥か古代の姿とされており、オーリムの元で研究も進んでいるためか、コライドンと新たに名付けられている。
スイクンと獣脚類恐竜が混ざり合ったような姿をしている。凶暴な性質でスイクンの超古代の姿ともいわれている。
エンテイとスティラコサウルスが混ざり合ったような姿をしている。火柱を吹き出して暴れる映像が短時間ながら記録されている。化石から復元されたエンテイともいわれている。
ライコウとブラキオサウルスが混ざり合ったような姿をしており、ライコウの祖先として雑誌が取り上げた生物に似ているらしい。体毛からの落雷で周囲を焦土に変えてしまうという。
スカーレットブックにそれを思われる姿は描かれているが、作中では入手できないポケモン。
スイクン・エンテイ・ライコウが混ざってるような見た目をしている。この三体はカネの塔の火災で焼死したポケモンがホウオウによって生まれ変わった姿と言われており、上述したウネルミナモ、ウガツホムラ、タケルライコがそれにあたるのでは?との説がある。
ドンファンに似た生物で、突如球体に変化すると高速で回転し襲い掛かってきたらしい。作中では移動手段として回転している姿が見られる。
デリバードそっくりの生物。超古代文明が作った産物とされる説があり、それらしき機械を設計・使役していた文献が残されているらしい。
とあるアスリートがサイボーグに改造された姿に酷似しているとも言われており、ハリテヤマと似た見た目をしている。自在に動く掌で高速で走っていた大型車両を投げ飛ばしたらしい。
サザンドラに似た姿をしており、ロボットに恋したサザンドラのハイブリッドではないかと言う滅茶苦茶な説がある。
ウルガモスに似た飛行物体。上空から地上の人々を追尾し、時に襲い掛かることがあると言われており、攻撃的な性質を持つとされる。
極めて冷徹な性質を持つと共に、無駄な争いを好まない高い知能を有しているらしい。その性質から10億年後のバンギラスではないかとも推測されている。
サーナイトとエルレイド、あるいはメガサーナイトとメガエルレイドの中間のような見た目を持つ。目撃例では刃で対峙する者を躊躇なく斬る残酷なポケモンと言われており、最強のエスパーポケモンを求めたマッドサイエンティストによって造られたロボットという説があるらしい。エスパータイプどこ行った。
モトトカゲの未来の姿とされており、フトゥーの元で研究も進んでいるためか、ミライドンと新たに名付けられている。
ビリジオンの未来の姿ともいわれる謎の存在。額と首のマゼンタ色のパーツからエネルギー刃を形成し、大木や大岩をなます切りにするという。
テラキオンに類似した謎の存在。金属質の身体を持ち、悪の組織(プラズマ団?)がテラキオンを改造した姿ともいわれている。
コバルオンを模した最新兵器ともいわれている謎の存在。ここでの「カシラ」はテツノコウベとは異なり「リーダー」という意味合いではないかと考えられる。頭部の角から打ち出す光刃であらゆる物を切り裂くらしい。
バイオレットブックにそれと思われる姿は描かれているが、作中では入手できないポケモン。
ビリジオン・コバルオン・テラキオンが混ざっているような見た目をしている。テツノイサハ、テツノイワオ、テツノカシラとの関連性は不明。
掲示板
611 ななしのよっしん
2024/12/23(月) 12:55:02 ID: RfZcJl4qs6
次回作での扱いがどうなるのかな
一応一般ポケだけど無限湧きさせるのか準伝扱いで基本的に一匹ずつしかゲット出来なくするのか
612 ななしのよっしん
2024/12/25(水) 05:39:10 ID: Ad1aPVnXix
扱いとしてはリージョンフォームと同じ感じじゃない?
あれだってその地方じゃ野生で無限に捕まえられるけど次の世代になるとデータの引っ越しかNPCとのイベントで1匹交換してもらえるとか入手性が著しく落ちるし
613 ななしのよっしん
2025/02/05(水) 21:18:00 ID: QqJCK19tvN
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最終更新:2025/03/28(金) 03:00
最終更新:2025/03/28(金) 02:00
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