『パワーレンジャー・ジオ』(Power Rangers Zeo)とは、アメリカ合衆国の特撮テレビドラマである。日本のスーパー戦隊シリーズをアメリカでリメイクしたパワーレンジャーシリーズの第4シーズンにして2作目の作品である。『パワーレンジャー』(『マイティ・モーフィン・エイリアンレンジャー』)の続編。
アジアの一部では権利の都合により『ジオレンジャー』(Zeo Rangers)のタイトルで放送された。略称は「PRZ」、「ジオ」。
1996年4月20日に第1話が先行放送された後、本放送は4月22日から同年11月27日までFOX放送の放送枠「FOXキッズ」で放映。日本では在日米軍向けのANF放送を除き、放送されていないが、ゲーム版である『パワーレンジャー・ピンボール』は発売された。
新たなパワー、ジオ・クリスタルを手にいれ、パワーレンジャー達は新たな装備を授かる。時を同じくして宇宙からの侵略者マシン帝国が地球侵略を開始する。マシン帝国の攻撃にロード・ゼッド軍団は敗れ、地球から去っていった。そして、地球にもマシン帝国の間の手が迫る。より強くなったパワーレンジャー達の戦いはいま始まったのである。
『超力戦隊オーレンジャー』をアメリカでリメイクした作品。シリーズ4年目にしてパワーレンジャーのスーツがついに変更されることとなり、敵役もリタとロード・ゼッドからマシン帝国に変更された。
アメリカでは秋から新番組が始まるのが普通であり、前作『パワーレンジャー』も秋からの放送であったが、バンダイの要望により本作からは春からの放送となった。
トミー・オリバー/ジオレンジャーV・レッド
前作のホワイトレンジャー。自身が養子であるという過去を知り、生き別れの兄と再会する。
詳細は『トミー・オリバー』を参照。
アダム・パーク/ジオレンジャーIV・グリーン
前作のブラックレンジャー。詳細は『アダム・パーク』を参照。
ロッキー・デサントス/ジオレンジャーIII・ブルー
前作のレッドレンジャー。パワーレンジャーのサブリーダー。詳細は『ロッキー・デサントス』を参照。
ターニャ・スローン/ジオレンジャーII・イエロー
前作から引き続いて登場。アフリカからやってきた少女。
本作で正式にイエローレンジャーに。詳細は『ターニャ・スローン』を参照。
キャサリン・ヒラード/ジオレンジャーI・ピンク
前作から引き続いてピンクレンジャーに。トミーの恋人としてヒロイン的な立場にある。
詳細は『キャサリン・ヒラード』を参照。
トレイ/初代ゴールドレンジャー
3人に分身することが出来る種族トリフォリアンの長。宇宙を渡り歩いて悪と戦い続けている。
戦いで傷を負った事からジェイソンにパワーを貸し与え、自身は休養をとる事になった。
詳細は『トリフォニアのトレイ』を参照。
ジェイソン・リー・スコット/2代目ゴールドレンジャー
前作の初代レッドレンジャーにして初代リーダー。トミーの推薦でゴールドレンジャーとなる。
詳細は『ジェイソン・リー・スコット』を参照。
ゾードン
前作から引き続いて登場するパワーレンジャーの指導者。
詳細は『ゾードン』を参照。
アルファ5
前作から引き続いて登場するゾードンのサポートロボット。
ビリー・クラスントン
前作のブルーレンジャー。本作ではパワーレンジャーを引退し、メカニックに専念する。
その優秀な頭脳のため、高校を飛び級で卒業するが、進路に悩む。
勝利者オーリック
ポリネシア民族の守護神で、ゾードンとも面識がある。
普段は石像に封印されているが、備え付けの鍵を差し込むことで復活する。
封印を解いた者の命令に従う為、パワーレンジャーと敵対することも。
エイリアンレンジャー
前作に登場した異星のパワーレンジャー。自分たちの星を守っている。
バルクとスカル
シリーズお馴染みの漫才コンビ。前作から引き続いて警察官を続けているが、中盤でクビになってしまう。
詳細は『バルクとスカル』を参照。
ジェローム・ストーン警部
バルクとスカルの上司。2人共々クビになり、探偵業を始める。
詳細は『ジェローム・ストーン』を参照。
アーニー
前作から引き続いて登場するジュースバーの店長。新たに野外カフェを始める。
エミリー
アーニーの野外カフェを手伝っている少女。ジェイソンと恋仲になる。
キャプラン校長とアップルビー先生
前作から引き続いて登場するエンジェルグローブ高校の教師達。
デビッド・トゥルーハート
ネイティブアメリカンの若者。トミーの実の兄。
演じるエリック・フランクはトミー役のジェイソン・デビッド・フランクの実の兄。
ロード・ゼッド一味に代わるパワーレンジャーの敵組織。機械による宇宙支配を掲げる帝国。
12の星系を支配し、次なる目標として地球を狙う。地球侵略に当たってはゼッドの宮殿を破壊して彼等を撤退させ、
月の侵略基地から戦力を地球に送り込んでくる。
キング・モンド
マシン帝国の皇帝。暴力的で冷酷だが家族には甘い。
第34話でパワーレンジャーとの戦いに敗れて重症を負い、終盤まで姿を消していた。
クイーン・マシーナ
モンドの妻でありマシン帝国の后妃。夫と息子を溺愛している。
プリンス・スプロケット
マシン帝国第二皇子である子供型ロボット。両親に甘やかされた育った為、かなりの我侭。
侵略行為や破壊行為を遊び程度にしか思っていない。
兄のガスケットとは仲が悪く、パワーレンジャーを利用して彼を亡き者にしようと企む。
クランクとオーブス
マシン帝国に使える執事二人組。
クランクはスコットランド訛りの英語を話す人型ロボット。
オーブスはモンスターを巨大化させるエネルギーを放つ小型ロボット。
両名共に戦闘力は皆無で帝国に対する忠誠心も低い。
プリンス・ガスケット
マシン帝国第一皇子。戦闘力は非常に高い。
アーチェリーナとの結婚を反対された為、駆け落ちし、姿を消していた。
その後、父が重症を負った際に帰還し、帝国の乗っ取りを企む。
プリンセス・アーチェリーナ
ガスケットの妻。モンドの宿敵アラドンの娘。他者を洗脳する弓矢を放つ。
ルイ・カブーン
リタとゼッドがマシン帝国を乗っ取る為に送り込んだ刺客。ブルックリン訛りの英語を話す。
起動実験のミスにより、リタとゼッドの命令には従わず、自分が帝国の支配者にならんとする。
マシンモンスター
マシン帝国の侵略兵器。帝国工場で作られている。
コッグズ
ロボット戦闘員。帝国工場で無限に作られている。戦闘機クァドラファイターズのパイロットも務める。
ロード・ゼッドとリタ・レパルサ
パワーレンジャーの宿敵である夫婦。マシン帝国に敗れ、地球から撤退するが、第34話で帰還。
マシン帝国により地球征服を阻止する為、時おりパワーレンジャーを支援することもある。
詳細は『ロード・ゼッド』・『リタ・レパルサ』を参照。
リト・レボルト
リタの弟。コマンドセンターの爆発に巻き込まれたショックで記憶を失い、バルクとスカルの部下になってしまう。
後半で記憶を取り戻し、リタとゼッドの元に戻った。詳細は『リト・レボルト』を参照。
ゴルダー
リタ及びゼッドの腹心。リト同様に記憶を失い、バルクとスカルの部下になっている。
詳細は『ゴルダー(パワーレンジャー)』を参照。
フィニスター
リタの腹心。本作ではモンスターを作らず雑務係のような立場にある。
バブーとスクワッド
リタとゼッドに仕える雑務係。序盤で降板。
マスター・ヴァイル
M51銀河を支配する大帝王。
マシン帝国の攻撃で宮殿を破壊されたゼッド達を自分の支配する銀河に迎え入れた。
ハイドロ・コンターミネイター
アクェイター星でエイリアンレンジャーと戦っているモンスター。
ボーラックス
宇宙の賞金稼ぎバロックス一族の一人。ゴールドレンジャーを狙っている。
ジオナイザー
パワーレンジャーのブレスレッド型の変身アイテム。伝説のジオクリスタルの力を宿している。
必要に応じて左右の腕にそれぞれ現れ、「It's Morphin' Time!」(決して「モテたい」ではない)と叫んだ後に左右のブレスをクロスさせ、それぞれのレンジャー名を叫んで変身する。
リストコミュニケーター
前作から引き続いて登場。ビリーが制作した通信機。
ジオレーザーピストル
パワーレンジャーの共通装備である光線銃。
イエローパワーダブルクラブ
イエローレンジャー用のダブルクラブ。
グリーンパワーハチェット
グリーンレンジャー用の斧。ヌンチャクのようにも使用できる。
ジオブラスター
ジオパワーウェポンとジオブレード、ジオレーザーピストルが合体した銃。
ジオキャノン
ビリーが開発したキャノン砲。5つのジオソウルの力によって起動する。
ディフェンダーホイール
ジオゾードVに発射台から発射されるレッドレンジャー用の巨大ホイール。
ビリーとアルファ5が開発した。1度だけロッキーが使用している。
ゴールデンパワースタッフ
ゴールドレンジャーの武器にしてパワーの源。
前半の主力ゾード。伝説上の器物や生物を基にビリーとアルファ5が製作した。
ジオゾードV
レッドレンジャー用の不死鳥型ゾード。
ジオメガゾードの頭部を構成する。
ジオゾードIV
グリーンレンジャー用の牛型ゾード。
ジオメガゾードの腰を構成する。
ジオゾードIII
ブルーレンジャー用のスフィンクス型ゾード。
ジオメガゾードの胴体と両腕を構成する。
ジオゾードII
イエローレンジャー用の土偶型ゾード。
ジオメガゾードの左足を構成する。
ジオゾードI
ピンクレンジャー用のモアイ像型ゾード。
ジオメガゾードの右足を構成する。
ジオメガゾード
五つのジオゾードが合体した巨大ロボ。頭部のバトルヘルメットを組み替えて能力を変える。
ジオバトルヘルメットV
基本形態。ジオメガゾードサーベルを武器とする。
ジオバトルヘルメットIV・ジオグラヴティパワー
電撃を発する。
ジオバトルヘルメットIII・ジオピラミッドパワー
テレキネシスを使用することが可能になる。
ジオバトルヘルメットII・ジオロケットモード
二門のレーザー砲を備える。
ジオバトルヘルメットI・ジオキャノンモード
強力なエネルギー弾を発射する。
後半の主力ゾード。トレイがパワーレンジャーに提供したスーパージオジェムより誕生した。
搭乗者となるレンジャーのジオパワーウェポンと同型の武器を装備している。
スーパージオゾードV
レッドレンジャー用のゾード。
スーパージオメガゾードの胴体を構成する。
スーパージオゾードIV
グリーンレンジャー用のゾード。
スーパージオメガゾードの腰を構成する。
スーパージオゾードIII
ブルーレンジャー用のゾード。
スーパージオメガゾードの脚部を構成する。
スーパージオゾードII
イエローレンジャー用のゾード。
スーパージオメガゾードの両腕と頭部を構成する。
スーパージオゾードI
ピンクレンジャー用のゾード。
スーパージオメガゾードの両足を構成する。
スーパージオメガゾード
5体のスーパージオゾードが合体した巨大ロボ。
武器は2本のツインサーベル。
レッドバトルゾード
レッドレンジャー用の人型ゾード。トミーの精神波でコントロールされる。後に誰でも操縦できるように改良された。
前作に登場したバトルボーグを基にビリーが開発した。
ジオメガバトルゾード
ジオメガゾードとレッドバトルゾードが合体したゾード。
ピラミダス
ゴールドレンジャー用のピラミッド型巨大ゾード。人型のクエストモードに変形できる。
ジオウルトラゾード
クエストモードのピラミダスがジオメガゾードを収納し、レッドバトルゾードと合体した形態。
腹部とレッドバトルゾードのキャノン砲から発射するビームを必殺武器とする。
スーパージオウルトラゾード
クエストモードのピラミダスがスーパージオメガゾードを収納し、レッドバトルゾードと合体した形態。
外見はジオウルトラゾードと変わらない。
ウォリアー・ホイール
ゴールドレンジャー用のゾード。タイヤ型と人型に変形できる。
セルペンテラ
ロード・ゼッド用の巨大ゾード。序盤に登場する。
役名 | 俳優 |
トミー・オリバー | ジェイソン・デビッド・フランク |
ロッキー・デサントス | スティーブ・カーデナス |
アダム・パーク | ジョニー・ヨング・ボッシュ |
ターニャ・スローン | ナギア・ブリース |
キャサリン・ヒラード | キャサリン・サザーランド |
ジェイソン・リー・スコット | オースチン・セント・ジョン |
知恵のトレイ | テッド・ディ・フィリポ |
勇気のトレイ | ティム・ディ・フィリポ |
心のトレイ | トム・ディ・フィリポ |
初代ゴールドレンジャー(声) | ブラッド・ホーキンス |
ビリー・クランストン | デビッド・ヨースト |
ゾードン(声) | ボブ・マナハン |
アルファ5(声) | リチャード・ウッド |
オーリック(声) | デレク・ステファン・プリンス |
バルク | ポール・シュリアー |
スカル | ジェイソン・ナーヴィー |
ジェローム・ストーン警部 | グレッグ・ブロック |
アーニー | リチャード・ギネル |
エミリー | レズリー・テシカ |
キング・モンド(声) | デヴィッド・ステンストローム |
クイーン・マシーナ(声) | アレックス・ボースタイン |
プリンス・スプロケット(声) | バーバラ・グッドソン |
クランク(声) | オリバー・ページ |
オーブス(声) | バーバラ・グッドソン |
ルイ・カブーン(声) | レックス・ラング |
プリンス・ガスケット(声) | ダグラス・スローン |
アーチェリーナ(声) | メローラ・ハート |
ロード・ゼッド(声) | ロバート・アクセルロッド |
リタ・レパルサ | カーラ・ペレス (声 - バーバラ・グッドソン) |
リト・レボルト(声) | ボブ・パーペンブルック |
ゴルダー(声) | ケリガン・メイハン |
フィニスター(声) | ロバート・アクセルロッド |
役名(登場話数) | 俳優 |
マスター・ヴァイル(声)(1) | トム・ワイナー |
バブー(声)(1、2) | コリン・フィリップス |
スクワット(声)(1、2) | マイケル・J・ソリッチ |
ショーン(3、6、26) | リオ・デキン |
セストロ(10、33、47、48) | カリム・プリンス |
キャプラン校長(10、18) | ヘンリー・キャノン |
子供になったトミー(18、46) | マイケル・R・ゴット |
レイモンド(13、28、29) | ダレン・プレス |
デヴィッド・トゥルーハート(18 - 21、30) | エリック・フランク |
サム・トゥルーハート(18 - 21) | フランク・ソトノマ・サルセド |
デルフィン(33、47、48) | ラジア・バロウディ |
トライター(42、43) | 坂本浩一 (声 - ポール・セント・ピーター) |
アップルビー先生(44) | ロイズ・ヘロン |
アウリコ(47、48) | デビッド・ベーコン |
ティデウス(48) | ジム・グレイ(ライブラリィ出演) (声 - 不明) |
コルクス(48) | アラン・パルマー(ライブラリィ出演) (声 - 不明) |
役名 | 俳優 |
ジオ・レンジャー3・ブルー | デヴィッド・ウォールド |
ジオ・レンジャー2・イエロー | こしげなみへい |
アルファ5 | ドネニ・キストラー |
ロード・ゼッド | エド・ニール |
リト・レボルト | ダニー・スタルカップ |
モンスター | 中村忠弘 |
製作総指揮 | ハイム・サバン、シュキ・レヴィ |
プロデューサー | ジョナサン・ヅァクワー |
共同プロデューサー | トニー・オリバー、アン・ナップ、ポール・F・ローゼンタール |
スーパーバイジング・プロデューサー | ダグラス・スローン、スコット・ページ=パグター |
ストーリーエディター | ダグラス・スローン |
音楽 | シュキ・レヴィ、クッサ・マーチ |
撮影監督 | イアン・ローゼンバーグ |
セカンドユニット監督 | 坂本浩一、横山誠 |
セカンドユニット撮影監督 | ロジャー・オルコウスキー、ショーン・マクリーン |
プロダクション・デザイナー | ユダ・アッコ |
ADRディレクター | スコット・ページ=パグター、デヴィッド・ウォルッシュ |
編集 | チャールズ・ボウヤー、バート・グレットシュタイン |
原作 | 『超力戦隊オーレンジャー』(八手三郎、東映) |
制作 | ルネサンス・アトランティック・エンターテイメント 東映、MMPRプロダクション |
配給 | サバン・エンターテイメント(アメリカ) サバン・インターナショナル(全世界) |
曲名 | 作詞・作曲 | 歌 |
主題歌 | ||
Power Rangers Zeo/Go Go Power Rangers | シュキ・レヴィ | マイティ・ロー、ジオ |
挿入歌 | ||
Go Gold Ranger | シュキ・レヴィ | スーパーパワー |
題名 | 対応ハード | 開発 | 備考 |
パワーレンジャー・ピンボール (Power Rangers Zeo Full Tilt Battle Pinball) |
プレイステーション | KAZe | |
Power Rangers Zeo: Battle Racers | スーパーファミコン | ナツメ | 日本未発売 |
タイトル | メディア | 備考 |
Power Rangers ClassiXX Power Rangers Zeo |
DVD (6枚組) |
ドイツのみ |
掲示板
1 ななしのよっしん
2010/02/06(土) 01:21:27 ID: 56zfJw3lxr
>変身コードは前作同様「It's Morphin' Time!」。決して「モテたい」ではない
さりげに空耳ネタ入れるなw
それと次作がリンクされていません
2 ななしのよっしん
2011/06/20(月) 00:09:50 ID: x0YhJn2GQp
ようやっとスーツが変わったので非常に印象的
主題歌もstronger than before(以前より強く)って歌詞が追加されててパワーアップした!って感じが好きなんだよね
追加戦士だったトミーがついにレッドになったり、逆に初代レッドのジェイソンが追加戦士として再登場したり初代ファンには今でも印象深いシリーズ
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/20(土) 08:00
最終更新:2024/04/20(土) 08:00
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