パンサラッサ 単語

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パンサラッサ

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曖昧さ回避
  1. 過去地球上に存在した、大陸パンゲアを取り囲んでいた大洋
  2. 1を名前の由来とする日本競走馬本項で記述。

パンサラッサ
福島記念勝利したパンサラッサ

パンサラッサ(英:Panthalassa, 香:本初之) とは、2017年生まれの日本競走馬である。

概要

パンサラッサ
Panthalassa / 本初之
生年 2017年3月1日
サラブレッド
性・毛色 鹿毛
生産 日本JPN
生産者 木村秀則
(北海道新ひだか町)
馬主 広尾レース(株)exit
調教師 矢作芳人(東)
騎手 吉田豊
名意味 かつて地球に存在した
一の(名より)
初出走 2019年9月21日
抹消 2024年1月10日
戦績 27戦7勝[7-6-0-14]
(うち海外4戦2勝)
獲得賞 18億4466万3200円
競走馬テンプレート

ロードカナロア*ミスペンバリーMontjeuという血統。

言わずと知れた距離王、「世界ロードカナロア」。種牡馬としてもキングカメハメハの後継筆頭として大活躍中である。譲りのスピードを持ちつつも系の血統のを引き継いだ産駒が多く、アーモンドアイを筆頭に距離の融通が利く産駒も少なくない。

アイルランド生まれの外国産馬で7戦未勝利だが、としては重賞2着を複数送り出しまずまずの成績を残している。牝系は本から数えて4代Itchingの半にはGI2勝の*クロコルージュがいるが、そこまで遡らないと一流は出てこない感じの血統である。

は20世紀最後の欧州最強日本では1999年凱旋門賞エルコンドルパサーを破り、同年のジャパンカップに参戦してスペシャルウィークに敗れたことであまりにも有名。彼の血統は非常にスタミナに優れており、1歳下のタイトルホルダーの血統にMontjeuが入っている()。パンサラッサの特徴の一つであるレース終盤のり強さも彼由来のスタミナに因るものなのではないか、との説もある。

2017年3月1日、新ひだか町の木村秀則牧場で誕生。オーナー一口馬主クラブ広尾レースクラブでは1口2.5万円×2000口(=5000万円)で募集され、ハワイ海神カナロアを由来とするの名から連想し、「GIレース勝利し、一の王者になってほしい」という願いを込めて「パンサラッサ」と名付けられた[1]

木村秀則牧場広尾レース広尾サラブレッド楽部)が所有する繁殖牝馬を預託している牧場で、パンサラッサを含め2021年までの広尾レース所有の重賞勝ち6頭のうち3頭がこの牧場の生産である。

2歳~4歳10月: その名をまだ語る者はなく

海外遠征に強みを持つ矢作厩舎に入厩し、2歳9月阪神競馬場デビュー。初戦はロータスランド(2021年関屋記念サマーマイルシリーズチャンピオン2022年京都牝馬ステークス)、2戦アカイイト(2021年エリザベス女王杯)という後の重賞の後を拝するも、3戦不良馬場で大差勝ちを収め初勝利[2]レース展開としては1戦は中団からの競馬となったが、2戦からは逃げ・先行戦術で2着→1着と結果を出したため、スタートで出遅れない限り逃げ、先行脚質の競馬を定着させていく。
なお、この頃は基本的に逃げだが、必ずしもハナを奪うわけではなく、他の逃げとかち合った場合など展開次第では2~4番手あたりに控える先行策を取ることも少なくなかった。

しかしその後は自己条件、ホープフルS若駒Sと3連敗。弥生賞ディープインパクト記念も9着に敗れ、さらに体調も崩してしまいクラシックには出られず。一休みした6月の自己条件戦では2身半差で逃げ切り勝ちを決める。

次走に格上挑戦となるGⅢラジオNIKKEI賞を選択すると7番人気を覆して2着に好走し、収得賞金を加算したことでオープンとなった。しかし収得賞金の内訳は未勝利+1勝クラス+GⅢ2着で1650万円とオープンとしてはギリギリの準になってしまい、以降のレースでは(特に重賞で)抽選や除外対になる可性がついて回ることになってしまった。(詳しくは収得賞金を参照)

その後は神戸新聞杯12着、オクトーバーS(L)2着と賞を加算できず、次走は福島記念に登録するも速出走除外の憂きにあってしまう。しかし調教では抜群の動きを見せており騎乗予定だった騎手乗り味良好、福島記念に入れていたら僕の重賞初制覇だったかもしれないのに…」とコメントするexitなどこの頃から大器の片鱗は見せていた。この除外を受けて次週のアンドロメダS(L)に出走するも4着とこのレースも善戦こそすれど勝ちきれず。
また、この頃は重い馬場で好走を続けていたことから(詳細後述)ダート路線の模索も行っており、度々ダートレースにも登録を行っていた(なんとJBCクラシックにも登録をしていたexit)。そして年末の師走S(L)で初ダートとなったが、11着と惨敗してしまいこレースを最後に3歳を終える。

4歳初戦は関門橋S(OP)で2着。そして次走に小倉大賞典に登録するもまたしても除外されてしまい、それをうけて次週の中山記念に出走するもののゲートでつまずいて出遅れ中団から伸びられず7着。次走に福島民報杯(L)を登録したがこちらも除外されてしまい、マイルに方向転換したマイラーズCでは今度は左前脚の跛行でレース直前に出走除外となるなど不運が続き、ここから半年の休養に入った。

ここまでのパンサラッサは収得賞金の都合でどうにも思うようなレースに出走できず、馬場が渋ったレースでよく好走していたためダート路線も模索するなど営としても試行錯誤が続いていた。当時のファンもどうにか抽選をくぐり抜けられるように、また出走当日もなるべくが降って馬場が渋ってくれとお祈りをする姿がよく見られた。

そんな中、2021年10月リステッド競走オクトーバーS事に復帰。馬場は稍重となりパンサラッサには向いた馬場になった。また、上に初めて吉田豊騎手を迎え1年ぶりに逃げ戦法をとり、最後は後続に迫られるもアタマ差でしのぎ逃げ切り勝ち。OP初勝利を挙げ、久しぶりに賞を加算することができた。

2021年福島記念: 「令和のツインターボ」爆誕!

次走はGⅢ福島記念 。前年ラジオNIKKEI賞以来の福島となった。本は単勝9.0倍の5番人気という単ポジションに落ち着く。
48番からスタートを決めたパンサラッサ、2度コンビとなった上の菱田裕二は押して逃げの手を打ち、後続との差を広げ2~3身のリードを確保する。前は4頭がバラバラで先行、その後は10身以上離れる縦長の展開。そして1000mの通過タイムは驚きの573!撃沈覚悟の爆逃げ……かと思いきや、菱田の手綱はそれほど動いていない。3コーナー手前でも後続との差は15身以上あり、ハイペースについてきていた先行はもうアップアップ……。

まさか……

そのまさかであった。第3コーナー付近で息を入れ後続との差は一旦縮むも残り400mあまりで再び仕掛け、後続との差を一気に開く。直線に入った時点で2番手集団との差は6~7身あまりもあった。ここで後方待機していた各がようやく加速してきたがここは直線の短い福島時すでに遅し。結局4身差をつけて圧勝、1分592の好タイムで大逃亡劇を完成させてしまった。

2着につけた4身差は、福島競馬場の芝2000m重賞ではグレード制以降最大タイ。同じ記録立したのが遡ること28年前、1993年七夕賞を制した「暴走逃亡者」ツインターボであった。奇しくも同じ逃げ切り勝ち……どころか、同競走でツインターボ記録した1000mラップ574で本とコンマ1差、勝ちタイムは1分595でコンマ3差、上がり3ハロンも37.7でコンマ1差と、当時のツインターボと同様のを見せ、ほとんど同じようなめちゃくちゃな勝ち方。「令和のツインターボ」として一躍注を集めることになった。

2021年有馬記念: やっぱり令和のツインターボ?

こうして一躍次代の大逃げとして注になったパンサラッサ、次走は有馬記念標にすると表明。クロノジェネシス引退レース話題ちきりのレースであったが、かつて同が2着になった未勝利戦で1着を獲り、福島記念直後のエリザベス女王杯で大金星を得たアカイイトも出走を表明。2頭って出走がえば一波乱を起こしうになるだけあり、人気投票の結果に期待が集まった。

人気投票の結果は33位。第1回特別登録を行なったの中では12番。優先出走権は取れなかったものの、第1回特別登録を行った17頭のうち優先順位15位となり、(フルゲートは16頭なので)出走が確定。本番3日前の開抽選では12番の内を引き当て、堂々の逃げ宣言で中山2500mに挑んだ。

迎えた本番ではスタートを決めると内を活かして宣言通り逃げを打ち、最初の1000mを595で入る。このタイムあのツインターボオールカマーと全く同じである。奇しくも舞台も同じく中山、鮮やかに逃げ切り…とはいかず、残り400mまでりを見せたものの最後は尽きて13着。2年ぶりのGIはほろ苦い結果に終わった。
なお、13着という着順も1994年有馬記念ツインターボと全く同じであったが、ツインターボは13頭立てで大差のシンガリ負けであったのに対し、パンサラッサは16頭立てで後ろにまだ3頭抜かせなかったが居たという違いがある。

2022年中山記念: 否、我が名はパンサラッサ!

5歳初戦は4月大阪杯標に始動。ステップにはGⅡ中山記念を選択する。スーパーGⅡの一を占める重賞ではあるが、この年はヒシイグアス以外が抜けたメンバーが居なかった前年同様較的小粒で、本は出走メンバー一のGIホースであるダノンザキッドに次ぐ2番人気の支持を集める。

5番から素晴らしいスタートを切ったパンサラッサ。前年のオクトーバーS以来の騎乗となった上の吉田豊が積極的にハナし、先行争いも制して単騎の逃げを打つ。中も後続から2身ほど前で逃げ続け、1000m通過タイム576福島記念に匹敵するハイペースである。さらに3で垂れ始めた先行を置き去りにして差を広げ、6~7身のリードを取ってただ一頭直線に突入する。この時点で群は縦長になり、人気ダノンザキッドめの押し上げでようやく中団という段階だった。

まさか……また……!?

直線も上のゲキに応えてるパンサラッサ。ついていった先行仕掛けのダノンザキッド全に撃沈し、入れ替わって中団から人気カラテやアドマイヤハダルが押し上げてきたが、全てか後方のこと。残り100mを過ぎてカラテが2番手争いを制して差を詰め始めたが既に時遅く、もうパンサラッサはゴール前にいた。そのまま2着カラテに2身半差をつける勝で逃げ切り、重賞2勝を挙げた。吉田豊は2年ぶりの重賞制覇。GII勝利したことで、師匠えを果たしたと言えよう。

ちなみに中山記念の約17時間前にサウジアラビアで開催されたGⅢレッドシーターフハンデでは同厩のステイフーリッシュ逃げ切り勝ちを収めており、矢作厩舎はほぼ半日の間に2カ重賞逃げ切るを送り出したことになる。

2022年ドバイターフ: 「世界のパンサラッサ」へ!

次走はGⅠ大阪杯かと言われていたが、3月26日ドバイメイダン競馬場で開催されるドバイターフ (G1・芝1800m)の招待を受諾したとオーナー広尾サラブレッド楽部から発表された。エフフォーリア内強との対決は一旦お預けになってしまったが、コース1800mという直近で実績のある距離高額賞、遠征を苦にしない彼の気質(詳細後述)、とこちらを選ぶ理由は十分すぎるほどにある。世界を相手に大逃げを見せつけることができるか、ファンの期待は高まった。

バスラットレオンステイフーリッシュクラウンプライドと、日本ドバイを席巻する中発走したドバイターフ。いつも通り好スタートから先手を取るが、矢作く「ナイターを気にしたのか」、前2走ほどは後続を突き放せない逃げになる。と言っても、1000m通過は58というハイペース逃げであり、直線ではそれについてきた先行を突き放していく。そこに入れ替わるように外から飛んできたのが前年の同レース覇者である英国Lord North。さらに群の中にいたはずの日本ヴァンドギャルドが残り150mで急加速、一気に抜け出し大外から追い込む。パンサラッサとの差はみるみる縮まり、3頭が全に重なったところがゴール

写真でも度によって見え方が変わるほどの僅差となったが、長い写真判定の結果、パンサラッサとLord Northの同着優勝で決着。初GⅠ制覇をしい形で成し遂げたパンサラッサは、世界にその名をかせた。また、タイム1:45.772014年ジャスタウェイ以来8年ぶりに45台を記録した。
矢作芳人厩舎はこの日ドバイで3勝上の吉田豊2008年マイルCSブルーメンブラット)以来14年ぶりのGⅠ勝利、28年にして初の海外重賞勝利を成し遂げた。

こうして、稀代のハイペース大逃げとして確固たる地位を確立し、GⅠ勝利という最高の栄冠も得たパンサラッサ。もはやツインターボという先達の名を借りる必要はなく、偉大ながかつて言われていたのと同じ称号を獲得し、世界のパンサラッサとなった彼の逃げ街道は、以後もレースを大いに盛り上げていく。

2022年宝塚記念: 現役逃げ馬最強決戦!?

次走はそのまま欧州へ転戦してロイヤルアスコットプランもあったが、世界情勢などを考慮して帰宝塚記念での凱旋レースということになった。
春天を圧勝したタイトルホルダーとの逃げ対決をはじめ、大阪杯で苦杯をなめたエフフォーリアら現役最強距離勢との対決はもちろん、距離延長になる阪神2200mで大逃げが決まるかに注が集まった。
ファン投票では15位に入り、有馬記念から大幅にランクアップ。当日のオッズは距離延長を不安視されたか、単勝10.2倍の6番人気にとどまる。

レース本番。序盤は大方の予想通り、タイトルホルダーとのハナ争いになる。タイトルホルダーが抜群のスタートを切ったためややもたつくが、1コーナーに差し掛かるあたりで「スタコラサッサとパンサラッサ」というカンテレアナの迷実況をよそになんとか先頭に立った。だがそのハナ争いの結果、できあがったペース2000m台の中距離レースでは異常と断言出来るスタート1000m576。あのサイレンススズカでさえ586だったので、飛ばしすぎもいいところである。1600mの通過タイム1分334で、前年のドウデュース朝日杯FS勝ちタイムより速いというまさに狂気ハイペースとなった。
さすがにこのペースでは逃げ切れず、4コーナーを過ぎ、直線に差し掛かる頃にはタイトルホルダーに抜かされ、後続にも抜かれる一方。しかしそもそも普通ならそのまま最後方まで撃沈するはずのペースでありながら、9着のステイフーリッシュに2身差の8着までったのはさすが海外GⅠ……いやいやおかしいって。なんで8着にれるんだ。実際、走破タイムや上がり3Fの数字だけを見ると、先の福島記念中山記念べても遜色のないタイムで駆け抜けている。GI[3]以外ので先着を許した相手はマイネルファンロンだけであり、もしGII級以下のが相手のレースなら十分勝負になっていたと思われる。

GI級の相手がズラリとった中距離レースではさすがに逃げ切れなかったが、そもそもパンサラッサのこのハイペース逃げ普通なら(この後の2022年天皇賞(秋)のように)中10身以上離した独走大逃げになるはずのもの。しかしそこに2番人気タイトルホルダーがついていったことで全体がそのペースに付き合わざるを得なくなり、一番後ろにいたアリーヴォ1000m通過タイムが、去年の宝塚記念の先頭の1000m通過タイムと変わらないという異常レース展開となったのである。
このハイペースによりタイトルホルダーはこれまでのコースレコードを04更新する2分97タイム叩き出したが、パンサラッサがこのレコード立とレースの盛り上げに一役買ったのは間違いない。

2022年札幌記念:控えめの逃げ?そんなわけあるかい!

次走は、海外転戦も含め慎重に考えられていたが札幌記念に決まった。パンサラッサの他にもソダシグローリーヴェイズなどGI5頭が出走というかなりな面々がい、GIIながらGI並みのハイレベルレースになるのではないかと注が集まった。また、パンサラッサは同じく逃げとして注を浴びているジャックドールとも初対戦で、同厩の逃げユニコーンライオンも出走するとあって逃げ3頭による混沌とした展開も予見された。馬券は前年覇者ソダシと同じ単勝オッズ3.3倍と1番人気タイ。パンサラッサは投票数の兼ね合いで2番人気となった。

最初はユニコーンライオンハナするが、パンサラッサは200mを過ぎたあたりで彼からハナを奪取し、いつものように逃げ始める。一方、ジャックドールはパンサラッサを理に追わず先団に控える形になった。1000m通過タイム595。パンサラッサとしては全然ぶっ飛ばしていないように見えるが、札幌競馬場洋芝であり、タイムは出ない芝。しかも良馬場発表ではあったが直前までは稍重であり、連日の馬場は渋っていた。ドバイターフと同様、そう見えないだけのハイペース逃げだったのである。
4コーナーで2番手のユニコーンライオン尽きる中、先頭でるパンサラッサに外から進出したジャックドールが迫る。後ろにはウインマリリンソダシが好位に控え、パンサラッサは絶体絶命明らかにこのまま先行集団にかわされて沈む流れ……あれ? 後ろが全然伸びてこないぞ?
そう、渋った洋芝でパンサラッサのペースについていったほとんど全てのがもうバテバテだったのである。またこの展開かよ!
かくして後ろが伸びあぐねる中、並んでくるジャックドールと2頭の追いべに突入。残り100mでかわされるも、パンサラッサは最後まで差し返さんとってってのクビ差2着ゴールに駆け込んだ。

上がり3Fの最速は10着ハヤヤッコ366レースの上がり(つまりパンサラッサの上がり)は377。勝ったジャックドール373
Q. これはダートタイムですか?
A. いいえ、芝2000mの良馬場です。
いくら時計の出ない札幌といっても、良馬場であれば例年の上がり最速は34台から35台。それより2も遅いという、みんなヘロヘロのとてつもない消耗戦だった。

敗れはしたものの、またしても常識外のレースに他を巻き込んで、このメンバーの中でクビ差2着にり込んだパンサラッサ。直線ではどう見てもヘロヘロだったのに、なんであそこから差し返さんとばかりにまでれるのか。相変わらず本当にわけのわからんとしか言いようがないレースであった。

2022年天皇賞(秋): 極限の逃亡者は沈黙を越えて

次走は天皇賞(秋)。前走に続いての再戦となるジャックドールドバイ以来のシャフリヤール、3歳勢のイクイノックスジオグリフダノンベルーガが集い、世代間決戦という趣きのメンバーとなった大一番。パンサラッサは距離的な限界に加え、過去2走のスタートダッシュの鈍さからジャックドールバビットと争ってハナを切れるのかという不安が残っていた。そもそも秋天逃げが勝つことがものすごく難しいこともあり[4]、パンサラッサは22.8倍の7番人気に留まる。

逃げには有利な23番から発進、過去2走鈍かったスタートダッシュも決めて果敢にハナしにいく。外からやってきたノースブリッジバビットを制し向こう正面入り口でハナを確定する。結局バビットが2番手、ジャックドールは4番手に控え、ジオグリフシャフリヤールが並んで中団、これを見るようにイクイノックスがつけ、さらに背後からダノンベルーガが続く展開。
しかしいつも通り後続のことなど気にも留めず、パンサラッサと吉田豊は一切緩めず11台前半のラップを連発。後続をどんどん突き放して久々大逃げ体勢に突入する。10身近く突き放して通過した1000m通過タイム574。このタイムに見覚えのある人もいるだろう。あのサイレンススズカ1998年天皇賞(秋)と全く同じ通過タイムだったのだ

大欅を越え、24年前に稀代の大逃げ天国へ駆けていったその先へ、4コーナーを15身以上差をつけての先頭で迎えたパンサラッサ。後続を大きく突き放して逃げ続ける。直線ではさすがに尽きようとしていたが、ヘロヘロになりながらも吉田豊の猛ゲキに応えてる。このまま逃げ切るのか、もが固を飲んで見守る中、残り100mを切ってなおもり続けたが、最後の最後、ゴール手前で狙い澄ましたように襲いかかってきたのが1番人気イクイノックス二冠2着の悔しさをらすべく繰り出された327という極限の末脚を前にして、極限の大逃げで何もかもを使い果たしたパンサラッサに抗うはもはや残っておらず、一にして差し切られ1身差の惜敗。それでも前半あれだけ飛ばしながらも上がり3ハロン368と37を切る驚異的なを見せ、内をすくって伸びてきたダノンベルーガをクビ差振り切り、前走破られたジャックドール完封しての2着に食い込んでみせた。

吉田豊は「向こう正面からに任せた。頑っていたので何とかしたかった」と悔やんだが、矢作調教師は「負けた悔しさよりもを褒めたい。大したもんです」とコメントし、SNSでは「もしもサイレンススズカが大欅の向こうを事通り過ぎて直線に向かってきたら、という24年前の夢の続きを見せてもらった」などと、ファンからも数え切れないほど感動と称賛のが寄せられた。
Twitterでは勝ちイクイノックスなどを抑えてトレン1位になるなどの事も。[5]

「令和のツインターボ」などと言われるが、ドバイ海外GIを勝っており今回の天皇賞(秋)での走により「サイレンススズカえた」というも少なくない。
「世界のパンサラッサ」がここにいるのだとめてその名をかせたパンサラッサ。24年前の沈黙すらも奮に塗り替えて、パンサラッサは歴史を越えていく。

ちなみに、フジ実況では直線に入ったあたりで思わず「令和のツインターボ」と叫んでいるが、そんな師匠秋天大逃げは残り500mで壊滅している。

2022年香港カップ: 世界のパンサラッサ香港上陸!しかし…?

次走は香港カップへの招待を受諾し、海外GⅠ二勝を狙うべく再び遠征。香港到着後も度々元気な姿が発信され、相変わらずの遠征適性を見せていた。また、矢作調教師も「元気もよくて秋の天皇賞の頃よりも状態は上向いている」[6]と太鼓判を押すなど順調な調整ぶりを見せていた。現地での充実ぶり、また秋の天皇賞では衝撃的な大逃げを見せたため香港ではどんな逃げレースを盛り上げてくれるだろうかとファンからは大きな期待が寄せられた。
日本での最終オッズは3.8倍、現地での最終オッズは5.8倍でGⅠ1勝を含む9戦8勝の地元香港勢のRomantic Warrior、秋の天皇賞でも対決し、今回3度対決になったジャックドールに次ぐ3番人気となった。

レースでは8番ゲートから出走。やや外ということとスタートで少し出遅れたこともあり先頭に立つまでに少し時間がかかるも1コーナーに差し掛かる最初の150mほどで事に先頭に立つことには成功した。だが、そこからは前走の大逃げを警されたこともありKa Ying Starなど他の先行勢にずっと後ろにつかれてなかなか引き離すことができない。最初の1000mは約60。パンサラッサにしては遅めのペースになったように見えるが、シャティン競馬場の芝は洋芝なことと、日本とはタイム計測の方法が異なるため特別スローという訳でもない。展開としては札幌記念の時に近い感じになった。

しかし今回は札幌記念のようにりのある走りができなかった。4コーナーを抜け直線に入るが、残り350mあたりからKa Ying Starにかわされるとそこからはずるずると後退。終わってみれば1着のRomantic Warriorが2着のダノンザキッドに4身半差をつけ、香港カップ初の1分台を出すレコードで圧勝。パンサラッサは1着に合計14と4分の1身差つけられた10着に沈んでしまった。

この予想外の結果に上の吉田豊騎手は「スタートはあまり良くなかったが、1コーナーからハナにいけた。そこからこのらしくハミを取っていけるかと思いましたが、取っていけませんでした」とコメント矢作調教師も「らしさがありませんでした」とコメント営としても首を捻る内容だった様子。
芝や展開が合わなかったのか…それともパンサラッサ自身になにか問題が起きたのか…
後に池田厩務員によれば、「内での調教を軽くした分、現地でオーバーワーク調教になってしまった。」らしく、そのがあったと思われる。[7]
前走までの活躍や前評判からは想像もつかない走りになってしまい営としても不本意な結果に終わってしまった。

なお、その後のパンサラッサは特に怪などもなく元気だったようである。

2023年サウジカップ: 芝ダート1800・世界最強の逃亡者

明けて2023年は連覇のかかるドバイターフ標に、その前戦として、何と師走S以来のダート挑戦となるサウジカップ(沙G1ダート1800m)に参戦。世界的に見ても芝1800mのGIは限られているので、だったらダート1800mに挑戦してみようという狙いだろうか。サウジカップが催されるキングアブドゥルアジーズ競馬場ダートコースウッドチップが含まれているため、米国ダートオールウェザーを足したような、ダートとは全くの別物である。前述の通りもともとは悪を得意とし、ダート転向を模索したこともあることに加え、サウジカップは創設以来勝ちがみんなMr. Prospector系というのもあったのかもしれない。
とはいえ、師走Sでは2桁着順だったし、本命はドバイターフだしで、レース前のファンの期待感としては「頑って走ってきてね」といったところであった。

レースに挑戦する日本としては、フェブラリーS3連覇を蹴っての参戦となるカフェファラオ、芝から転向してチャンピオンズカップを勝ったジュンライトボルト、昨年のUAEダービークラウンプライドと現役ダートの一線級のメンバーが登場。さらに、昨年の皐月賞ジオグリフ、昨年のドバイターフで僅差の3着だった海外実績充分のヴァンドギャルドと、日本勢が合計でなんと6頭も参戦。アメリカからは昨年のドバイワールドカップ覇者Country GrammerGIを3勝しているTaibaなどが参戦した。なお日本では馬券発売がなかったが、海外ブックメーカーではパンサラッサは8番人気であった。

最内を引き当て、いつも通り元気いっぱいに首を振りながら馬場入りしたパンサラッサ。このところ課題のゲートが決まり、スタートから勢い良くダッシュをつけていつも通りハナを切る。アメリカTaiba日本クラウンプライドがそれをマークして追い、外からジオグリフCountry Grammerカフェファラオが続くという隊列。途中でジオグリフが上がって来て2番手につけ、コーナー前でカフェファラオいた内に寄せていく。そしてパンサラッサはそんな後方を気にもかけず、いつも通りマイペースレースを引っぱっていく。
サウジカップ公式ラップタイムいので中継からの算による推定になるが、800mまで11台を連発し際中継の通過タイムでは800m通過4585記録するいつも通りのハイペース大逃げラップだった模様。レース中継に表示されるスピードメーターは常時時速40マイル(約64km/h)前後を示しており、後のドバイシーマクラシック逃げイクイノックスの前半ペースが時速59km/h前後だったことからも、逃げの性質が明らかに異なっていたことは容易に想像できるだろう。黙って逃がせば逃げ切られると知っている日本勢と、前傾ラップに慣れているアメリカ勢の強がついてきたため一見して普通逃げに見える、宝塚記念札幌記念と同じ展開だった。

このペースに4コーナーTaibaがついていけなくなって脱落。逃げるパンサラッサをクラウンプライドジオグリフカフェファラオ日本勢が追いかける形となって直線。後方勢はパンサラッサのペースを追うだけでいっぱいいっぱい日本勢を引き連れてレースを支配したパンサラッサの脚は止まらない。後続もろとも消耗戦に持ち込んだパンサラッサ自身もゴールに近づくにつれペースを落としていき、ゴール前直線では時速33~35マイルまで落ちる中、ただ1頭アメリカCountry Grammerが大外を猛然と追い込んできたが、時すでに遅し。3/4身差で猛追をかわし、ゴールを先頭で駆け抜けていったのは広尾レース勝負服だった。

GⅠ2勝グリーンチャンネルが「初ダート」と連呼してたけど通算2戦ダート2021年BCディスタフを制した同じ矢作厩舎のマルシュロレーヌに続く2頭日本調教海外ダートGⅠ初制覇であり、海外の芝ダートGⅠ制覇はもちろん史上初である。
そして日本初制覇となったサウジカップ1着賞1000ドルの大レースJRA所属海外での獲得賞は、フランス競馬を統轄するフランスギャロが発表する当該年1月1日為替レートで換算する規定であり、2023年レートは1アメリカドル131.86497円なので、パンサラッサがこの勝利ゲットした賞はなんと13億1864万9700円。累計獲得賞額もアーモンドアイキタサンブラックに次ぐ日本歴代3位世界に広げると歴代6位一気に躍り出た[8]。また収得賞金に至っては合計9億6450万円となり、アーモンドアイを抜いて日本歴代1位に到達した[9]
この結果から本来標だったドバイターフはともかく、ドバイワールドカップへの出走も浮上してきたくらいの歴史的快挙である。今年の7月で定年となる担当の池田厩務員はゴール直後に号泣。パンサラッサはもちろん、「世界矢作」とも呼ばれる矢作調教師が、また一つ伝説を作った間であった。そして、あまりの高額の賞JRAシステム悲鳴を上げてしまったexitのであった。

2023年ドバイワールドカップ: 沈むにしてもただでは沈まぬ

後日、営は総合的な判断を基にドバイワールドカップへの出走を正式に発表。カフェファラオジオグリフサウジカップ転戦勢に加え、ダート→芝の転向組で昨年のジャパンカップヴェラアズール、昨年のJBCクラシックを勝ったダートGⅠ級3勝のテーオーケインズ東京大賞典川崎記念を勝ったパドック詐欺ウシュバテソーロも乗り込み日本は同レース8頭出走となった。ウッドチップの含まれたサウジとは異なりドバイ米国ダートに近く、距離2000m。リアルダートダートの熟練達相手にどこまで逃げられるかが焦点となる。そんなドバイワールドカップだが、大外15番に放り込まれてしまった(隣はCountry Grammer)が、彼はいつも通り逃げるしかない。

だが、スタートの出があまりよくないという逃げにとって致命的なことになってしまう。逃げるしかない彼はハナをとろうとするが、Remorseもありハナは安定しない。この状況となってしまっては逃げを発揮できない。それでも1000mを1分切るペースで走ってペースを高速化。そんなをしたパンサラッサは4コーナーまで持たずに失速。とはいえそんなに突き合わされたRemorseは4コーナーすぎたらもういっぱい。おまけに高速化したレースに慣れてないにとってこの戦いはしんどいとなった結果は、ウシュバテソーロが2着Algiersに2身4分の3差つける圧勝となった。その裏で前年の覇者Country Grammerは7着、Remorseは9着と、10着のパンサラッサに巻き込まれる形で沈んでいった。

矢作調教師いわくexit、これをもっては全休。その後、4月になって、8月上旬のサセックスステークス(グッドウッド競馬場芝8ハロン)、調子が良ければその後下旬のインターナショナルステークス(ヨーク競馬場芝10ハロン56ヤード)を挟んで、天皇賞(秋)すとの方針と、おそらく現役は2023年いっぱいだろうという話が陣営から表明されたexit

だが、6月繋靭帯炎を発症、最低3ヶの休養を要するとのことなので、海外遠征は白紙になってしまった。

2023年ジャパンカップ: 最後の戦いもやることはひとつ

2023年限りでの引退であれば、復帰が間に合わずドバイWCラストランもあり得た。しかし復帰の途が立ったという事で、当初は得意距離チャンピオンズカップ標としていたが、状態が良好なので前週のジャパンカップへ向かう事になった。矢作師のコメントでは堂々の逃げ宣言。2400m以上のレースは2年前の有馬記念以来となるが、イクイノックスへのリベンジの為にもやる事は一つである。

出走は前年の秋天以降GⅠ5連勝で世界王者へ駆け上がったイクイノックスが断然人気で、当年の三冠リバティアイランドが2番人気。3番人気以下は単勝オッズ2桁ながら、復権を誓うタイトルホルダースターズオンアースドウデュースヴェラアズールら歴戦のGⅠや、悲願の初タイトルを狙うダノンベルーガディープボンドも集結。さらにフランスからGⅠ2勝イレジンも参戦し、「怪獣大戦争」やら「スマッシュブラザーズ」と騒がれるほどのメンバーが集結した。この面子では距離不安のあるパンサに人気は集まらず、最終的には単勝46.4倍の7番人気に落ち着いた。それでも前年覇者ヴェラアズールや中長距離GⅠ2着4回のディープボンドより上位人気になるあたりがパンサラッサのファンの多さなのだろうか。

48番から好ダッシュを決め、タイトルホルダーを制してハナを奪うと注文通りの大逃げに突入。2番手のタイトルホルダー、3番手にイクイノックス、4番手にリバティアイランド人気が続いたが関係、10身以上突き放してぶっ飛ばす。1000mの通過ラップ576とやはりハイラップ。なおも後続を離して前年の天皇賞(秋)再現するかのごとくただ1頭で直線に突入。失速しながらなおもり続けたが、やはり距離の壁か、残り200m手前でイクイノックスに捕まり、あとはそのまま沈んでいき12着。
イクイノックスへの辱とはならなかったが、世界が注する頂上決戦でも自分の競馬を貫き、最後までファンの見たいパンサラッサの姿を見せ付けていった。そして、自身がサウジカップ後に就いていた収得賞金歴代一位の座、手を伸ばしかけていた歴代賞王の座は、勝利で5億円をゲットしたイクイノックスのものとなった。

これをラストランとして営はパンサラッサの現役引退を発表。2023年12月23日中山競馬場引退式を行う予定だったが、12月20日の時点で軽度の感冒(人間でいう風邪)の症状がみられたため、2024年1月8日(祝・)に延期して実施された。引退後はアロースタッドでの種牡馬入りとなり、南半球でのシャトル種牡馬としての運用も視野に入れているexit旨も発表された。初年度の種付け料は受胎条件300万円exitで、結構期待は大きいようだ(なおこの価格は、ビッグアーサーと同額(2024年も値上がりしてこの額である))。

引退式は前座としてブルーノユウキ氏による『パンサラッサの歌exit』の披露がなされたのち、サウジカップ優勝着を着たパンサラッサが登場。関係者インタビューでは吉田豊騎手からは一番の思い出2022年秋天が挙げられ、池田元厩務員からは「あのには諦めないということを教わりました」と感謝の言葉が述べられた。そして矢作調教師からは「努」の称号と、「イクイノックス子供を負かしてほしいです」と種牡馬入りへの励の言葉が贈られた。寒の中集った多くのファンからも沢山の援が贈られ、やはりされたであることをさらに印付けた式となったのであった。

現役時代の総評

競馬ファンの間でられる格言がある。「強い逃げがいると、競馬は面くなる」

中は好位で脚を貯め、直線でスパートをかけて差し切る――というのが競馬の定石だが、出走する全員がそれをやりだすと、スロー団子状態のまま、直線の位置取りとで勝負が決まる、「スローペース症候群」と揶揄されるレースになってしまう。
しかし、そこに1頭でも油断のならないハイペース逃げが加わると、そのがどんなペース逃げるのか、そのペースがついていくのか、あるいはいかないのか。そしてそのをどのタイミングで捕まえに行くのか。位置取りや展開に新たな駆け引きが加わり、レースが引き締まる。
また、ハイペース逃げが引っぱるレースは隊列が縦長になるため、紛れが起こりにくく、強いが実を発揮しやすいレースにもなる。

令和競馬ファンに、この格言の意味するところを教えたこそ、パンサラッサだった。

「令和のツインターボ」は、世界を股にかけた1800mの逃亡者となり、福島記念での重賞制覇以降、全てのレースで自分の走りを貫き、令和競馬ファンを沸かせ続けた。
パンサラッサが出走するというだけで「パンサラッサがどんなペース逃げるのか」「がパンサラッサについていくのか、いかないのか」がレースの展開予想を賑わせ、パンサラッサ自身が勝っても負けても、「パンサラッサがどう逃げたか」が常にそのレースの展開を左右した。
そしてその逃げは、時に世界で同着決着の死闘を演じ、時に大レコードを呼び、時に消耗戦に全てのを巻き込んで、時に歴史名勝負を生み、そして自身が歴史的な偉業を為した。

パンサラッサがいかにファンからされ、その存在がいかに名レースを生み続けてきたかは、福島記念勝利で立項されてから書き継がれたこの記事のボリュームが何よりも物語っている。

彼を「令和のツインターボ」と呼ぶことには賛否ある(この記事の複数の執筆者の間でもおそらく意見が分かれている)。その呼称の是非についてはともかく、パンサラッサ自身もまた、その名前がひとつの徴となるような、ファン記憶に焼き付くになったことは間違いない。パンサラッサをリアルタイムで追いかけた令和競馬ファンは、きっとこれからも彼の走りをり継いでいくだろう。

記憶にも記録にも残る名となった「世界のパンサラッサ」。その誇り高きまっさらな逃げ街道に刻んだ蹄跡は、決して色褪せることのない伝説である。
その血を継いだ子供たちが、ターフの大海原に新たな歴史を刻む日を楽しみに待ちたい。

余談

血統表

ロードカナロア
2008 鹿毛
キングカメハメハ
2001 鹿毛
Kingmambo
1990 鹿毛
Mr. Prospector
1970 鹿毛
Miesque
1984 鹿毛
*マンファ
Manfath
1991 黒鹿毛
*ラストタイクー
1983 黒鹿毛
Pilot Bird
1983 鹿毛
レディブラサム
1996 鹿毛
Storm Cat
1983 黒鹿毛
Storm Bird
1978 鹿毛
Terlingua
1976 栗毛
*サラトガデュー
Saratoga Dew
1989 鹿毛
Cormorant
1974 鹿毛
Super Luna
1982 鹿毛
*ミスペンバリー
2002 鹿毛
FNo.9-f
Montjeu
1996 鹿毛
Sadler's Wells
1981 鹿毛
Northern Dancer
1961 鹿毛
Fairy Bridge
1975 鹿毛
Floripedes
1985 鹿毛
Top Ville
1976 鹿毛
Toute Cy
1979 鹿毛
Stitching
1992 鹿毛
*ハイエステイト
High Estate
1986 黒鹿毛
Shirley Heights
1975 鹿毛
Regal Beauty
1981 黒鹿毛
Itching
1989 黒鹿毛
Thatching
1975 鹿毛
Alligatrix
1980 鹿毛

クロス:Northern Dancer 4×5(9.38%)、Special=Thatch 5×5(6.25%)

関連動画

関連静画

関連コミュニティ・チャンネル

関連リンク

関連項目

脚注

  1. *広尾サラブレッド倶楽部所属馬情報exitより。
  2. *なお、このレースの6着に、中央で太Sを勝利後、川崎競馬へ移籍し、2024年川崎記念(JpnI)を勝利したライトウォーリアがいる
  3. *ここではGIで連対経験のある定義
  4. *2022年現在天皇賞(秋)最後の逃げ勝利は2着から繰り上がりの1991年プレクラスニー逃げ切って1位入線で1着になった1987年ニッポーテイオーを最後に現れていない。連対に広げても2008年ダイワスカーレットが最後。
  5. *イクイノックスの名誉のためにも注釈しておくとイクイノックス自身も皐月ダービー2着からの悲願の戴冠、GIの1番人気の連敗をストップキタサンブラックとの子制覇やキタサンブラック産駒初のGI、2年連続の3歳による制覇などで大きな話題になっていた。
  6. *netkeibaのニュース記事「【香港C】パンサラッサ 元気いっぱいラスト2F24秒6!矢作師「いい状態に持ってくることができた」exit
  7. *netkeibaのニュース記事「【サウジC】パンサラッサが坂路で49秒2の猛時計 陣営「国内でしっかり仕上げていく」exit
  8. *デイリースポーツニュース記事「サウジC制したパンサラッサの総賞金歴代3位 アーモンドアイ、キタサンブラック射程圏exit」より
  9. *JRAニュース記事「パンサラッサのサウジカップ(G1)の競走成績表示exit」より
  10. *netkeibaのニュース記事「【中山記念】パンサラッサ陣営「馬運車乗る時も楽しそうで遠征好き」/ねぇさんのトレセン密着exit
  11. *2022年6月14日の大阪スポーツの取材exitより。
  12. *ニュースサイトGJニュース記事「JRA弥生賞「雨」ならパンサラッサに一発! 矢作調教師「道悪はいい」前回2.5秒の大差勝ちexit
  13. *東スポ競馬ニュース【札幌記念2022】パンサラッサ万全の仕上がりに陣営「ワクワク」 担当の池田康宏厩務員に直撃インタビューexit』より。
  14. *日刊スポーツ【担当記者こぼれ話】定年間近にパンサラッサがかなえた64歳池田厩務員“50年越しの夢”exit」より
  15. *日刊スポーツ【担当記者こぼれ話】最高の相棒パンサラッサ 池田元厩務員が振り返る言葉が通じた瞬間」2023/11/29 よりexit
  16. *関東学生連合オープン参加のため、順位や表の対にならない。
  17. *明大・富田が終盤逆転で1区区間賞獲得「パンサラッサ」級の大逃げ関東学連・新田を捕まえるexit」。なお、箱根駅伝における関東学生連合は「成績が記録されないオープン参加」という扱いであり、言い換えれば「いないも同然の存在」、競馬に例えるなら「カラ」である。後続の各チームが追いかけなかったのはこれが理由であり、見たこそ大逃げの態であったが厳密に言えば異なる。
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