パンダ猟とは、要するにパンダ猟なんだ!
知っての通り中華人民共和国中西部に生息する希少動物であるジャイアントパンダであるが、国を挙げての保護政策により、その生息数は年々増加傾向にあるとされ、パンダを重要な外交カードと考える中国政府はその希少性を維持するため個体数を過少申告しているとも言われている。
また愛らしい姿ばかりに目が行きがちなパンダであるが、本来はクマ科の猛獣であり、その腕力と鋭い爪、牙によって生息域の地元住民に度々人的被害を与えており、パンダの生息数拡大に伴いその頻度は増加傾向にあるという。
近年、生息域を拡大させたパンダは、吉林省から鴨緑江を渡って朝鮮民主主義人民共和国に流入、度々朝鮮人民を襲撃する事件が発生しており、また人民の貴重な甘味である瓜畑を荒すなど農業生産にも大きな被害を齎している。
この現状を憂えた朝鮮労働党委員長にして慈悲篤き人民の領導者・金正恩同志は、朝鮮人民軍の英雄的兵士達によるパンダ狩猟部隊の結成を指示、朝中国境の山岳地帯を中心にパンダ討滅作戦を展開中である。
人民の生命の安全と糧食を守る崇高な任務を帯びたこの作戦を、党中央及び人民軍は来たる米帝悪鬼や南朝鮮傀儡逆徒との決戦と並ぶ関ヶ原と位置付けており、士気高揚のための楽曲を制作発表する等して、人民のより革命的奮起を促すべく力を注いでいる。他方、友邦中華人民共和国の保護動物を駆除する事により、両国の関係に傷が付きかけないため、これだけ大々的に喧伝しているにも関わらず「こっそり取り締まれパンダ」との指示が現場部門に出されているという矛盾した報道も為されている。
なお、駆除されたパンダは常に人民の生活の向上を願う金正恩同志の御指導により、作戦に貢献した人民軍兵士並びに近隣地域の人民に対して食肉として無償で供される他、毛皮は衣類や装飾品として加工され安価で販売される予定である。
朝鮮民主主義人民共和国の楽曲「朝鮮は決心すればやる!(조선은 결심하면 한다)」の事。歌詞の一部「やると言ったらやる」を意味する朝鮮語「ハンダミョン ハンダ(한다면 한다)」が「パンダ猟なんだ」と聞こえた事による空耳が由来。2010年に発表された金正日時代の曲なのだが、金正恩体制に移行した後も歌詞の内容から、朝鮮中央テレビによミサイル実験や核実験に関する報道で併せて流れる事が多く、この報道を生放送で視聴したニコニコユーザーの間で話題となり、放映された際には弾幕が発生し、放映されなかった際にはパンダ難民が発生するほどの人気曲となっている。
主体の社会主義 いかにして
銃で守るのか 世界よ見よ
朝鮮は決心すればやる
朝鮮はやると言ったらやる!
将軍様の百勝の領導に従って
先軍の赤旗 その信念で
主体の強盛大国を いかにして
この地に建てるのか 世界よ見よ
朝鮮は決心すればやる
朝鮮はやると言ったらやる!
将軍様の愛国の志を受けて
不屈の精神 その度胸で(間奏)
主体の朝焼けを いかにして
あまねく広めるか 世界よ見よ
朝鮮は決心すればやる
朝鮮はやると言ったらやる!
将軍様の偉業の勝利めざして
白頭の攻撃戦 その意気で
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最終更新:2024/04/25(木) 14:00
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