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/ ● ● | クマ──!!
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ヒグマ(羆、かつてはシグマとも)とは、ネコ目クマ科に属する大型の肉食獣である。
三毛別羆事件を起こしたことで有名なクマの一種。日本の獣害事件ワースト3を制覇しているのは、このヒグマである。
漫画家のいがらしみきおも、ぼのぼのの作中で間違えるくらいツキノワグマと混同されているが、胸に白い三日月模様があるまっ黒い毛を持っているのはツキノワグマであり、特に模様がない褐色の毛を持つのがヒグマである。
体長は2mから3m、体重300kgから500kgという巨体を持ち、大自然の中で鍛えられたことによって筋肉の塊となっている身体から繰り出される怪力は人の首をワンパンで吹き飛ばしかねない威力を持つ。
巨体はほとんど強靭な筋肉で出来ているため脚も速く、時速50km(100mを7秒程度で走り切る程度)も出る。
また、嗅覚が非常に優れており、嗅覚が鋭いことで有名な動物である犬の何倍も優れている。一度匂いを覚えればどこまでも追ってこれるのはこの嗅覚があるからである。
一応肉食獣だが、クマという生き物は草でもなんでも食べる雑食性である。本来は森林地帯に生息し、肉よりも手に入りやすい草などを食べて過ごしている。ただしヒグマは本州に生息するツキノワグマに比べると肉食性は強い。
よく知られているように、冬になると冬眠を始める。この間は巣の中で身体機能を極限まで低下させて眠りに入り、春がくるのをじっくりと待つ。稀に冬眠に失敗した個体(穴もたず)が出てくると、空腹から凶暴性が増す。
が、近年は人間の捨てた・あるいは餌付けによって甘いものなどの味を覚えてしまう個体が出始めたこと、そして何よりも自然破壊の影響で食べ物がなくなるなどの理由で、クマが人里に降りてきてしまうことが増えている。
特にヒグマの生息地となっている北海道においてそれが問題になっているのは有名な話。そもそも北海道は、自然が残っていた頃から、上記の三毛別羆事件を初め様々な痛ましい人的被害が出た事件が起こりまくっている。
今でこそ人的被害が報じられることは稀になったが、住宅地への侵入など、やはり開発の影響によって、山が年々ヒグマにとって住みにくい場所になっていることがわかる。
非常に賢くもあり、例えば北海道ののぼりべつクマ牧場にいるヒグマは、人間に対してどういう仕草をすれば餌が貰えるかということを長年の生活で理解・学習しており、あの手この手で客の気を引こうとする。
「こんなかぁいい生き物が人を食い殺すなんて思えない!」というくらい愛くるしい姿を見せるクマ達なので、現地に足を運んで一目見る価値は十分にある。
おっかないイメージが強く、実際恐ろしい生き物なのだが、基本的には他の野生動物の例に漏れず臆病な生き物である。しかし彼等との付き合い方を間違えると、人側はとんでもない被害を被ることになる。
ヒグマは自分の餌、もとい所有物に対する執着心がかなり強い、ヒグマが起こした事件で被害が増加した原因の一つとして、遺体を事件現場から運んでしまったなどして、ヒグマが自分の所有物と認識しているものを人が奪ってしまった、身近に置きっぱなしにしたことが原因となっていることもしばしば。
また先のように一度味を覚えるとそれが忘れられなくなり、手に入れるためなら手段を選ばなくなる。
こういったヒグマの執着心を忘れさせるには、人間が怖い生き物であるということを認識させるところから初めなくてはいけない。
保護団体ではエアガンを使ってあえてヒグマを執拗に攻撃することで、人間の怖さを教えこむという方法も行われている。学習能力の高いヒグマなら、これによって人里に降りてくることはなくなる。
ただしそれでも人里に降りてくる癖がなくならないヒグマは、猟友会などによって射殺されることもある。残酷で身勝手な話ではあるが、これも人命を守るため、そしてこれ以上不幸なヒグマを増やさないための措置である。
ヒグマはとかく好奇心が強い。物珍しいものを見たらまずは伸し掛かってそれが何かを探る。よく分からなければ牙で中身を引き裂く。
ヒグマの前で全力で逃げると追ってくるのは、警戒心と同時にこの強い好奇心が理由である。捕まったら最後、その怪力と体重で押しつぶされ、人間などひとたまりもない。
あげく、好奇心だけで終わって、人を食べずにズタズタにして放置することすらある。ヒグマは雑食なので、あまり腹が空いていなければ人間とて興味の対象以上にはならない。
逆にそれを利用して逃げる手段もあり、あえてヒグマが興味を持つものを落として去ると、ヒグマは意外とそれに興味を示してくれることがある。
ヒグマに限らないが、子熊を連れている母熊は子供を守ろうとする本能を持つ為に非常に気性が荒く、遭遇したらほぼ確実に襲ってくる。
また、子熊だけ見かけても近くには必ず母熊がいる筈なので、絶対に近づいてはならない。そういう状況に遭遇した時点で、自分の首筋に刃物が突き立てられているようなものだということを理解しよう。
ヒグマ(brown bear, Ursus actros)の仲間は日本や北米大陸の他、北アジアや中央アジア、小アジア近辺やヨーロッパの一部に広く分布しているが、絶滅の危機に瀕しているものや、北アフリカなどでは既に絶滅しているものも多い。
上記であげたビビリのヒグマだけではなく、ヒグマは愛嬌を振りまいてくれる生き物でもある。
特に小さい頃から人間に手懐けられたヒクマは、人間に愛嬌を見せていれば安定した生活が送れると学習しているのか、ジャレたり甘えたポーズを見せて人間を悩殺する。
野生のヒグマではまずそんなことはない。人工飼育されたクマがその悪知恵の働く賢さによって、いかに我々人間がいいように扱われているかがよくわかる。
でも、ダメ…………キュンキュンせずにはいられない!
あと下記の動画にもあるように、人と一緒に育ってきたヒグマは、ジャレついても加減というものを覚えてくれている。安全とは口が裂けても言えないが、人と生身で接する姿は、まるで犬のようである。
掲示板
288 ななしのよっしん
2025/02/22(土) 02:33:26 ID: 1F1zX/wNUa
クマ被害を抑えるためなのだから流れ弾による被害を甘んじて受け入れろって?
クマに親を殺された人以外は到底納得しませんよそんなの
289 ななしのよっしん
2025/02/23(日) 11:43:50 ID: 8u9Rwe5DBG
人間が制御してる銃弾と、完全に人間の意識外で行動してる野生動物、どっちが優先順位の高い危険度かなんて野生動物側に決まってるんだわ
100%完全に、全方位、一切のリスクやデメリットがなくて、問題だけを取り除く完璧で究極の対処法なんぞ、存在しない。野生動物に限らずな
そんな、夢みたいな事が可能なら、今頃世界は戦争もなく、ヴィーガン共が夢見る野生動物とハグハグラブチュッチュ♪な世界になっとるわ
耳触りの良い綺麗事をほざく前に、現実を見ろ。現実を見ずに語る綺麗事なんぞ理想論でなく空想論。メルヘンやファンタジーと一緒
そんなお花畑に生きてるから日本は、猟銃取り上げなんて馬鹿な事件は起きるわ、袴田や大川原冤罪事件が起きて検察無罪どころか出世するわ、政治家も好き勝手できるわetc……になってるんだ
290 ななしのよっしん
2025/03/18(火) 20:19:36 ID: PfYIAYfUR5
曖昧さ回避でヒグマ(ONE PIECE)へのリンク貼ってもらえると嬉しい
人気キャラの割に意外と本記事から飛べないことに気づいた
提供: _MITTO_
提供: kumari
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急上昇ワード改
最終更新:2025/03/29(土) 16:00
最終更新:2025/03/29(土) 16:00
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