ヒデト・ワシヤ

ヒデト・ワシヤとは、OVA作品「機動戦士ガンダム MS IGOO」の登場人物である。
CVは福山潤。

概要

ジオン公国軍に所属する軍人で、階級は中尉。第一話の冒頭にて、モニク・キャディラック特務大尉とともに第603技術試験隊に着任した。彼は技術試験科から派遣されてきたテストパイロットである。

モビルスーツパイロットに憧れて士官学校に入学するも、得意科目と不得意科目の差がありすぎて正規パイロットには選ばれず、テストパイロットに据えられた経歴を持つ。気さくなムードメーカーで、お調子者の性格。場の空気を和ませる事もあれば、逆に空気を読まない発言するなど良くも悪くも自由人。オリヴァー・マイとは気が合うようで、1話の時点で仲良くなっている。

第603技術試験隊に配備された当時はまだヨーツンヘイムに艦載MSが無く、暇を持て余していた。このため第三地上機動師団に送られる補充用ザクを見て、自らの搭乗機にしようとモニクにねだるシーンが描写された。ちなみにこの希望は無慈悲に退けられた。

そんなワシヤに、待ちに待った機会が巡ってくる。一年戦争も佳境に入った9月、ヅダがヨーツンヘイムに配備され、その二番機を任されたのである。あまりの嬉しさに「二番機だぞ二番機！」とVピースしていた。しかし、間もなく三番機パイロットことオッチナン・シェルの事故死に遭遇し、回収されたヘルメットの前で男泣きした。だが、ヅダを得たワシヤは水を得た魚のように活躍し始めた。オデッサから撤退してきた友軍を守るため奮戦、ゲム・カモフの評価試験に協力して連邦軍部隊と交戦、ア・バオア・クー攻防戦では数少ないヨーツンヘイムの戦力として膨大な数の連邦軍から母艦を守りきった。無事終戦まで生き残ったものと思われる。

彼の撃墜戦果はジム1機(蝙蝠はソロモンにはばたく)、ジム・コマンド1機(雷鳴に魂は還る)。

関連項目

• MS IGLOO