ヒョードル 単語

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ヒョードル

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もしかして: ピョートル

ヒョードル露: Фёдор (Fyodor, Fedor), 中世形: Феодор,  (Feodor))とは、ロシア語男性名。英語ではセオドア(Theodor, シオドア)に対応し、古典ギリシア語で「よりの賜り物」を意味する男性名テオドーロスΘεόδωρος (Theódōros))に由来する。まれにラテン文字転写からの再転写でフェドール等と表記されることもある。称形はフェージャ(Федя (Fyedya, Fedya))等、生姓はヒョードロフ(Фёдоров (Fyodorov, Fedorov))。なお余談だが、 th の音が f に転じる現は、ロシア語以外には兄弟ウクライナ語や、英語のコックニー(ロンドン下町言葉)等にも見られる。

曖昧さ回避

  1. フェドールアンドレーエフ - ロシアの元フィギュアスケート選手・アイスダンス選手・ドリフトレーサー
  2. フョードルウシャコフ - ロシア帝国海軍大将ロシア正教の守護聖人
  3. フョードルクリモフ - ロシアのペアフィギュアスケート選手
  4. フョードル・シャリアピン - ロシア帝国出身のオペラ歌手
  5. フョードル・チュッチェフ - ロシア帝国外交官・詩人
  6. フョードル・ドストエフスキー - ロシア帝国の文。『罪と罰』『白痴』『悪霊』『カラマゾフ兄弟』など
  7. エメリヤーエンコ・ヒョードル - ロシアの格闘。以下で記述。

フョードル(格闘家)の概要

エメリヤーエンコ・ヒョードル露:Фёдор Владимирович Емельяненко 、英:Fedor Vladimirovich Emelianenko 、1976年9月28日 - )は、ロシア男性総合格闘サンボ選手、柔道

レッドデビルスポーツクラブ所属。
PRIDEヘビー級王者、WAMMA世界ヘビー級王者。
60億分の1の男」「ロシアン・ラストエンペラー」「氷の皇帝」「人類最強の男」などと呼ばれた。
かつて日本だけでなくヨーロッパアメリカなどのメディアからも「総合格闘技界全体で最強」と評価され、SHERDOGMMA WEEKLY等において、総合格闘技ヘビー級(205lbs〜265lbs世界1位ランキングされていた。
また長年活躍したロシアトップアスリートだけに送られる『スポーツマスター』の称号も持つ。
ニコニコ大会議2008冬を贈る。

2012年6月21日ロシアで開催されたM-1 Global: Fedor vs. Rizzoでペドロ・ヒーゾにKO勝利し、現役引退を宣言した。引退後はロシアスポーツ省特別補佐官とロシア格闘技連盟の代表を務めており、格闘技の振のために活動している。

2015年7月15日ロシア総合格闘技サイトを通じて、近い将来の現役復帰を匂わせた。

ファイトスタイル

柔道サンボベースに持つだけに、体幹の強さが最大の武器で、差し合いにおいては類の強さを発揮し、どうもつれようが相手がどんな巨であろうが、グラウンドに移行した間に必ずトップポジションキープする。そのまま“氷の拳”と称されるパウンドでレフェリーストップかギブアップまで情に拳を振るい続けるのが必勝パターン。さらに極め技も強く、相手が一でも隙を見せれば裸締めや腕ひしぎ十字固めであっという間にタップアウトを取る。逆にボトムポジション世界一と謳われたアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラとの戦いでは下からの攻撃をまったく許さなかった。対戦相手の体格に関わらず、寝技におけるポジショニングで不利な体勢になることがほぼないのは特筆すべきポイントだろう。

立っては立ち技のスペシャリストであるミルコ・クロコップを圧倒した強パンチを中心に、頑丈さに定評のあった藤田和之を一撃で動けなくさせたミドルキックなど、得意技・隠し技を柔軟に駆使して相手を追い込む。ペースメイクの巧みさと勝負どころでみかける突出した集中は、まさに頂点の名にふさわしい。

弱点(と言えるほどのものでもないが)は、若干肌が切れやすく、流血でのドクターストップ負けがあり得ることと、この階級のトップファイターとしてはずんぐりむっくりした体故のリーチの短さであろう。前者は2000年に高阪剛との試合において、出会い頭に高阪の肘打ちがヒョードルのカットするアクシデントに見舞われ流血し、ドクターストップによるTKO負けを喫した(これが2010年以前のヒョードルのMMA戦績における一の敗戦)。後者に関しては、パンチを振るいながら一気に間合いを詰めることでほぼすべての相手の制権を奪ってきている。

名前について

「フョードル・(ヴラジーミロヴィチ・)エメリヤンコ(イミリヤーニェンカ)」が欧式の名を先に読む呼び方で、日本以外で試合をする際はこのように表記/呼称される。「エメリヤーンコ・ヒョードル」という呼称は日本式に姓を先、名を後に読んだ呼び方で(ex. パンツェッタ・ジローラモ)、日本で広く知られる外国人にしてはしく名の方が通称として定着することとなった。

また、「-enko」というウクライナ系の姓を持つ、ウクライナロシアの二重籍者でもあるが、基本的にはロシア人として活動している。ちなみにウクライナ語での名前フェージル・ヴォロディームィロヴィチ・イェメリヤーネンコ(Федір Володимирович Ємельяненко)。

弟(アレキサンダー)について

(三男。ヒョードルは長男)の「刺青雷帝」ことエメリヤーエンコアレキサンダー露: Александр В. Е. Олександр В. Є.英: Alexander V. E. 1981年8月2日 - )も総合格闘である。

若い頃から共に研鑽を積んできたも認める程の実者ではあるが、若い頃からかなりのやんちゃ者だったらしく、むかしマフィアからの足抜けを誓うまでマウントポジション状態のにぶん殴られ続けたとか、ロシアの伝統狩猟法に則って専用のナイフのみでクマを狩ったことがあるとか、リングの外でもなかなかの武勇伝をお持ちである。

は「がかつて5年間の懲役刑を受け、3年半ほどで出した」とインタビューに答えているが、はそれを否定しており、全身の刺青役の拠とする俗説に対しても「刺青に特に深い意味はく、ただの趣味」としている。2014年5月、元政婦への性的暴行の疑いで起訴されたが、本人は双方合意の上での行為だったと反論を続け、2015年現在も係争中である。

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