ニコニコ大百科 : 医学記事 ※ご自身の健康問題に関しては、専門の医療機関に相談してください。 |
ヒートショックとは、
のことである。当記事では1と2を説明する。
基本的に人間は温かいところから寒いとこへ行くと、体がそれに対応しようと血圧が上昇する。反対に寒いところから温かいところへ行くと血圧が降下する。
冬場となると暖房を使う関係で場所によって室温の寒暖差が大きくなる。これによって血圧の高下が急激になり、体に大きな負担がかかり、脳内出血や大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞、眩暈や立ち眩み、それによる転倒事故等を引き起こす。
特に冬場の入浴時やトイレで起こりやすいので注意が必要である。
「気温差で起きる健康被害」としての「ヒートショック」という言葉は、おそらく和製英語ではないかと思われる。
「"heat shock" "blood pressure"」(「"ヒートショック" "血圧"」に相当)とか「"heat shock" "sudden death"」(「"ヒートショック" "突然死"」に相当)でウェブ検索しても、日本語の文章を和訳したと思われる日本国内発の情報しかほとんどヒットしないためだ。
熱衝撃(thermal shock)とは、物質ごとに熱膨張率が異なったり空気や周囲の物質と反応や分解するなどしてして、劣化したり接合部に亀裂が入ったりする現象である。
熱衝撃試験とは、作成した製品の熱に対する安定性や安全性を調べるため、何度も高温と低温の環境に繰り返し曝すことで熱衝撃を与え、自然に起きる劣化の数倍から数百倍の速さで劣化させる試験である。
ゴム系や樹脂系の製品、精密機器でよく用いられる。試験の内容は100℃を30分、-20℃を30分のサイクルを1000回繰り返す、など。使用する温度帯やどれだけの耐久性を求めるかで温度やサイクル数を決める。ボロボロやネバネバになってたらNG、変化が無ければセーフ、見た目セーフでも色や気密性に問題があればNG、などとする。
日本ではこれを慣例的にヒートショック試験と呼ぶ。
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最終更新:2024/04/24(水) 19:00
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