ビタミンC

曖昧さ回避

1. 水溶性ビタミンの一種。レモンやアセロラなどに多く含まれる。
2. VOCALOIDプロデューサー。VOCALOIDオリジナル曲製作サークル「LIMyT」のメンバー。→ビタミンC（VOCALOIDプロデューサー）
3. 西ドイツのバンド「CAN」の楽曲。
4. 漫画「ジョジョリオン」の登場人物・田最環のスタンド能力。名前の由来は3.より。

ここでは1.について記載する。

ビタミンC（水溶性ビタミン）

ビタミンCは、水溶性ビタミンの一種である。アスコルビン酸とも呼ばれる。
多くの動物と異なり、人間は体内でビタミンCを生合成することが出来ないため、食物などから摂取する必要がある。
厚生労働省による成人の1日あたり摂取量としての推奨量は100mg（喫煙者は200mg）である。

ビタミンCは体内でコラーゲンの合成・活性酸素種の除去・ビタミンEの再生などに利用されている。
不足するとコラーゲン合成不全により毛細血管が脆弱化し、出血や歯肉炎などの壊血病や老化の促進を引き起こす。造血過程（鉄の吸収）にも関与している。鉄と一緒に摂ることで吸収効率を上げ、抗貧血作用を示す。

水溶性であり尿から排出されるため、普通の食生活でビタミンCの摂り過ぎが問題となることはまずないが、サプリメントなどでビタミンCをg単位で大量摂取した場合は下痢や吐き気などに加えて、胃や腎臓に障害を起こす可能性が指摘されている。

ビタミンCを多く含む食品として、レモン・オレンジ・グレープフルーツなどの柑橘類や、柿・アセロラ・キウイフルーツ・イチゴ・トマト・ブロッコリー・ジャガイモ・ピーマン・ほうれん草などがある。

食品添加物一種である「酸化防止剤」としても広く使用されており、野菜の漬物や果物の缶詰の変色防止、魚介類の脂やお茶の変質防止などに使われる。ちなみに「食品添加物」は成分表への表示が義務付けられているが、「栄養増強剤」には表示義務はない（表記はしてもよいので良い印象を狙って書くことも多い）。
食品成分表にビタミンCと書いてあっても、実は栄養ではなく酸化防止剤として使われてるものだったりする。

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関連項目

• ビタミン
• レモン
• アセロラ
• オロナミンC
• ビタミンC解説 -「健康食品」の安全性・有効性情報