ビーストウォーズⅡ 超生命体トランスフォーマー(ビーストウォーズセカンド チョウセイメイタイトランスフォーマー)とは、1998年に放送されたTVアニメーション作品である。ロボットアニメ「トランスフォーマー」シリーズの作品であり、前番組「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」に続いてテレビ東京系列で制作、放映された番組、およびそれを原作とするマンガ作品。アニメーション制作は葦プロダクション。
かつては、ニコニコチャンネルのフルアニMAXにて公式配信されていた。
このフルアニMAXの閉鎖後、後述のDVDBOXか放送当時のVHSでしか見る手段がなかったが、2019年7月12日から一度目の、2020年6月9日から二度目のYoutubeのタカラトミーチャンネルで公式配信が開始された。とはいえ、現在は終了しており、依然同様視聴難易度は高い(ネオやカーロボに比べればまだましなほうだけど)。
OPテーマソングはCyber Nation Networkの「GET MY FUTURE」(前期OP)と「SUPER VOYAGER」(後期OP)、EDテーマソングは米屋純の歌う「夢のいる場所」。
前作「ビーストウォーズ」同様、トランスフォーマーたちの2大勢力「サイバトロン」と「デストロン」によって繰り広げられる戦いを描いたストーリー。いつもの抗争によって銀河の辺境の惑星ガイアに墜落降り立った両軍団。サイバトロンは環境適合のため現住生物を、デストロンは古代遺跡群から兵器をスキャンし、惑星ガイア上で「アンゴルモアエネルギー」をめぐり、トランスフォーマー達が激突する!
前作とはうって変わって、3DCGアニメでなく、当時の日本アニメの大半と同様のセルアニメーション作画が行われている。ビーストウォーズⅡは、ビーストウォーズシリーズの玩具ヒットと、ビーストウォーズ直接の続編「ビーストウォーズメタルス」までのつなぎに玩具宣伝番組が必要だったために、急遽制作された作品である。(カナダのスタジオ主導で制作・欧米で放映されるビーストウォーズ及びビーストウォーズメタルスの展開スケジュール上の隙間を埋めるため、日本主導のアニメ作品が必要であった)
独立した作品としても成り立つよう、前作ビーストウォーズからの直接のつながりは少ないものの、前作サイバトロン司令官のコンボイ(いわゆるゴリラのイボンコ)が劇場版でゲスト出演したり、第1話冒頭でどうみてもチータス校長先生な画像がでてきたりと、ファンサービスは随所に見られる。しかし、当時としては珍しいフル3DCGアニメであったビーストウォーズの後番組がセルアニメのこの作品であったため、ビーストウォーズからひき続き視聴したファンにとっては賛否両論な作品でもあったりする。
全43話の本編と、映画ビーストウォーズスペシャルにおける上映作品の一つ「ライオコンボイ危機一髪!」が存在し、それらの内容はセルビデオとして販売・レンタルされたものの、DVD他のメディア化はされていなかった……はずであった。(これは続編のビーストウォーズネオも同様である)
なんと、2011年10月20日に本作品のDVDボックスの発売が決定されちゃいました。ニコニコ直販・ニコニコ市場でも購入が可能!
アニメ版を原作とするコミックボンボン掲載のコミカライズ作品。作者は今木商事。単行本二巻が刊行されている。
ストーリーそのものはアニメ版に準拠しているものの、読者層に合わせてかギャグ成分が強めな漫画になっている。タスマニアキッドが可愛くディフォルメされる、少ないページ数の都合からか後半登場キャラや合体戦士が出落ち要員化する、アパッチの過去やビッグホーンとスクーバとスキウレの恋の鞘当てなど、マンガ版独自の面白さを打ち出している。
終盤のガルバトロンとメガストームの兄弟愛も人気が高い。反面他のデストロンが空気かませになっているが
上記のとおり、限られたスケジュール(と予算)で構成された作品だったため、発売されたトランスフォーマー玩具(トイ)も、従来のトランスフォーマートイを、仕様一部仕様変更して展開するという手法が取られた。サイバトロン側はビーストウォーズシリーズのアニメ未登場キャラクタートイ(欧米のみ発売)が、また初期のデストロン側は「トランスフォーマーG2」ならびに「マシーンウォーズ」という旧玩具シリーズからの流用によってラインナップされた。
物語中盤からはインセクトロンという第三勢力として、サイケな色の虫軍団が大量に市場に出回ることになった。本来海外ならデストロン(プレダコンズ)である虫たちをビーストウォーズⅡで正義の勢力側に設定したのは、よりにもよって蚊のビッグモスをリーダーにしていることからも分かるように、正義の味方にすることで購買意欲をなんとか上げさせたいという売り上げ的な意味でも、動物対メカという構図を作る意味でも、スポンサーや番組側の配慮が見えるものとなっている。
流用や仕様変更玩具が多く占めるラインナップであるが、さすがに両軍団のトップである「ライオコンボイ」と「ガルバトロン」は完全新規設計の玩具が発売された。日本色を出す意味でもライオンVSドラゴンというモチーフの組み合せは人気を博し、セールスも好調であった。
他にも「ダイバー」は「ナイアガラベース」という完全新規の基地玩具と抱き合わせで発売された。前作で発売された「火山の対決」の火山と同系統の玩具だが、水を入れて電動ポンプで流すことが出来るギミックの他に、中が指令室になっていたり砲座が付いており他のトイを組み合わせて遊べるという、プレイバリューが高い商品だった(ポンプの音が少しうるさいのが難点だが…)。
そして年末商戦には「タコタンク(イカードが付属)」を完全新規玩具として発売したが、これは逆輸入された海外でも好調な売り上げを記録した。
他にも、自動変形シリーズが「オートローラーズ」として登場したり、トリプルダクス(海外のみ発売のビースト戦士「トリプレイダカス」仕様変更)、後半以降はゴッドネプチューン(超神マスターフォースの「キングポセイドン」の仕様変更)、マグナボス(海外発売の同名トイ仕様変更)など合体戦士が充実したりと、日本未発売トイや過去の傑作トイが大量にラインナップされており、玩具展開で見ると非常に充実した作品となっている。ロブクロウ(キングポセイドン→ゴッドネプチューンで1体だけハブラレルヤ)は犠牲になったけど気にするな!
なお、物語後半にデストロンの初期メンバーがパワーアップするのだが、ギガストームとダージガン以外の三人は元はサイバトロン側の玩具だったりする。
謎の声「ニコニコ動画でビーストウォーズⅡが、なななんと公式配信中よ!」
フルアニMAXが消滅したため、現在はほぼ視聴不可能である……。
黄色ジェット「公式配信されるのはええけど、ウチら含めオモチャ全部絶版で販促なれへんがな……」
水色ジェット「しゃーないからサントラでも紹介しとこ。どれもええ曲やから聞いてってえな」
白いライオン「どうやら我々の活躍がDVD-BOXに収録されたようだな。よければチェックしてみてくれ!」
カブトムシ「フルアニMAXがまだあったころ、ビーストウォーズネオのDVD-BOX発売を記念して一挙放送をやったでアーム」
セミ「だからお話の間にはビーストウォーズネオのDVD-BOXの宣伝がたくさん行われたんだミー」
掲示板
513 ななしのよっしん
2024/02/20(火) 21:59:57 ID: rbTbllmGkN
やはりこれのガルバトロンはとてつもなく格好良い…。
3段変形で戦車とドラゴンに変形出来るとか豪華すぎる。
男の子の好きな物全部突っ込んだ感じが素晴らしい。
514 ななしのよっしん
2024/03/12(火) 14:02:50 ID: gIdVoaX+yI
Ⅱ通信が4話からなの、3話のライコンボイの説明があまりにもふわっとしすぎてたから降ろされたんだろうな……
515 ななしのよっしん
2024/03/30(土) 19:43:23 ID: SOWhhIWsiw
オーとローラーズ。クラッシャー&スティンガーが黙々と建造作業してる印象というか基本それがメインだよなぁこいつら。ジェッターとランチャーはそもそも映らないことも多い
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最終更新:2024/04/18(木) 22:00
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