現代社会を舞台としたTRPGである。ただし、『人間』の社会に吸血鬼、魔剣、自動人形、天使・・・などといった多種多様な『魔物』と呼ばれる存在が潜んでいる所が現実社会と異なる。
魔物は「人を操る、扇動する」「圧倒的な力で破壊する」「鋼の体で衝撃を吸収する」「生き血を啜って眷族にする」「眷族を召喚する」「赤ん坊を取り替える」・・・などといった人を超越した能力や業(ワザ)を持っている。
プレイヤーが扱うキャラクター(PC)はこの魔物の中でも、普段は人間に姿を変え、人間社会で人と関わりながら人間には魔物としての自分の正体を隠して生きている『半魔』と呼ばれる存在である。
PC作成時は、人の姿と魔物の姿をそれぞれ作成する。
ゲームでは魔物や魔物社会、もしくは魔物に関与する人間の組織(魔物を実験体として利用する組織や退魔組織など様々)が関わっている事件に対し、PCが依頼を請けたり巻き込まれたりする。
単純な依頼だけにとどまらず、これらをうまく解決に導かなければ、PCにとって人間社会を繋ぎとめる人や理由を奪われてしまう事となる。
PCは人間としてのコネや能力・技能だけでなく、魔物としての強力な能力や業を使用する事で事態の解決にあたることになる。
だが、ひとたび人間社会で魔物である事がバレてしまうと、人間社会を追われる事となる。社会全体でないにしろ、縁はあるが自分の正体を知られてない人(主にヒロインなど)にバレてしまえば、PCとその人との関係が崩壊しうる(PCの真の姿を目撃したら、ヒロインがD100でSANチェックしなければならないと思えば大体あってる)。
特に第一版である『旧約』では魔物の存在が人間社会で全く認知されていなかったため、正体がばれたり騒ぎを起こした場合は前述のようなNPCのSANチェックのみならずPC側が圧倒的に不利になる判定が非常に多い。これらは販売がFEAR社に移った『新約』以降では作中時間が設定上で進んだこともあるが、前述のリスクが大きく緩和されている。
また、魔物としての力を使い続けると、次第に魔物としての本性に目覚め、見た目にも少しずつ魔物としての特徴が隠れなくなるようになり、人間としての自分を見失う事となる。
PCに限らず、データを持つあらゆるキャラクターは、「エゴ」と「絆」を持っている。
「エゴ」は己の欲望や願望・禁忌といったものであり、エゴが強い(多い)ほど己のエゴに抗いにくくなり、特に半魔や魔物の場合は魔物としての本性を顕わにしてしまう。PCはエゴに流される事で「罪」を獲得できる。
エゴの内容は吸血鬼の「血を吸いたい」という欲求から、「世界を護る」という使命感まで様々。ビーストバインドにおける魔物は、こういったエゴが具現化した存在なのだ。
一方、「絆」は他者との関係を表わし、絆が強い(多い)ほど相手に流されやすくなるが、半魔が人間としての自分を繋ぎとめる役割も担っている。PCは 絆に流されることで「愛」を獲得できる。
なお、『旧約』と『新約』で罪と愛の使いどころは違えど、罪は自分の能力やワザを強化する事ができ、愛は他人の能力やワザを強化する事ができるという点で共通している。
エゴに流され続けると人としての存在意義を失い、一方で絆に流され続けると自分の存在意義を失ってしまう。
初、二、三版すべてにおいて動画が製作されている。
失礼ながらあまりメジャーとは言えないタイトルにおいて、これは稀なことであり、熱心なプレイヤーがいることの証でもある。
掲示板
33 ななしのよっしん
2020/06/19(金) 17:07:17 ID: a2gd3veVeM
ビーストバインドは本当にいい作品なんだ…懐の広さというか殆どカオスの権化みたいな世界ではあるけど、だからこそ無理やりこじつけて色んな世界のキャラを出せるから、言うなればツクールシリーズのソフトを渡されたような感覚になる。造り手の意思次第でどんな世界にもなる。
でもそろそろ新しい商品展開あってもいいんじゃないですかねぇ。個人でルーツとか作るにはバランス取るの難しいから公式側で出してくれるのずっと待ってるんですよ?
34 ななしのよっしん
2021/05/20(木) 17:32:51 ID: 1f6arkA0S8
この前DMMの電子書籍でルールブックは見つけたぞ
トリニティからサプリのアドヴェントまでの4冊で
今年の5/20配信開始
喜べ
35 ななしのよっしん
2021/07/16(金) 21:59:39 ID: weqCmjwc2G
おぼろげな記憶なんだが旧版にガイバーなかったか?サイボーグ枠かなんかで
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/24(水) 10:00
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