ピンクの象とは、ディズニー映画「ダンボ」に登場する恐怖映像である。
ファンシーで心温まる物語であるはずの同作において異常な狂気が発揮されているワンシーン。みんなのトラウマ。
ピンク色の象の化け物達が奇怪きわまる様相で行進したりダンスしたりするという映像。たっぷり5分続く。
作品中盤、軟禁された母象とのつかの間の再会を果たしたもののしょげくれてしまったダンボを、相棒のティモシーは「水でも飲んで落ち着こう」と励ます。しかし、その水には、サーカス団員がこぼした酒がたっぷり入っていた。
そんなことは知らずにがぶ飲みしたダンボとティモシーは、当然酩酊してしまい、しまいには映像ドラッグとしか思えないこの不気味な夢を見ることになってしまう。
内容は不気味・奇怪・支離滅裂の三言に尽きる。
愉快なミュージカル仕立てだが、画面内を象が縦横無尽に歩き回ったかと思えば、とたんに社交ダンスやスケートを始めたり、巨大な象の目がピラミッドに変わったかと思うとその影からラクダと象のハイブリッドのような生物が歩いてきたりと、人の見る夢の意味不明さを忠実に再現している。
ラリッている状況を表す英語として“Seeing pink elephant”という言葉があり(現在ではだいぶ古い言い回し。使われだしたのは20世紀初頭といわれる)、それをそのまま再現した結果この映像が出来上がった。海外では「ドラッグをキメながら作ったに違いない」とよく揶揄されている。
ダンボが酩酊するというシーンは物語の上では重要であり、次に目覚めたときにはダンボはなぜか木の上にいて・・・と、ハッピーエンドへの伏線が張られる。
しかし、未成年どころかバリバリの子供が飲酒するという最近では物言いも激しくつきそうなシーンであるため、日本国内ではあまり触れられることがなくなってしまった。
今作がアメリカにて公開された時期のディズニー作品では、ピンクの像の様に不気味かつ狂気的な夢のシーンが挿入されていた。当然ながらいずれもみんなのトラウマとして認定されている。
2019年にティム・バートン監督がメガホンを取った実写映画版のダンボにもピンクの像に相当するシーンが存在する。
実写版のピンクの像はサーカスのシャボン玉とオーケストラによる演目のシーンとして再現されているのだが、原作における不気味で毒のある内容ではなく、単に幻想的な雰囲気を醸し出しているだけのシーンになっており、オリジナルよりかなりのマイルド調整という事から賛否が分かれている。当然ながら、みんなのトラウマ認定されていない。
掲示板
44 ななしのよっしん
2023/10/22(日) 01:28:11 ID: kLtyqCL+N1
ファンタジア、というよりネオ・ファンタジアの方に通じるものを感じるな
45 ななしのよっしん
2024/03/03(日) 15:40:51 ID: lHH+A/uClr
ピンク色のゾウが発見される
南アフリカ クルーガー国立公園
https://
46 ななしのよっしん
2024/05/21(火) 17:41:31 ID: oBO3gJz791
表皮の色で差別するのは人間や動物の常識なのに一部のゾウさんだけお高くとまりやがってるな
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最終更新:2025/03/27(木) 10:00
最終更新:2025/03/27(木) 09:00
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