ピンセッター

ピンセッターとは、ボウリングのピンを自動的に並べる機械である。

概要

ボウリングのピンは元々、（当然ながら）人の手によって並べられていた。 また、過去の日本でもレーンの後ろでピンを並べなおす「ピン・ボーイ」と呼ばれる人が存在した。 時代が進むにつれてアメリカでピンセッターが開発されると、日本でも1960年代にピンセッターが装置されたボウリング場が登場しだしてきた。

ピンセッターのお仕事は、ボールとピンを分ける、スイーパー（投げた後に下りてくるバンパー）でレーンに残っているピンをよける、ピンを並べなおす、ボールをボウラーサイドに戻す等、ひとつのマシンで様々な仕事を行う。 その様子を裏の方で見てみると、衝撃と感動に浸ること間違い無（ｒｙ
また、技術の進歩によって正確性、スピード、メンテナンス性、耐久性、点検時の安全性が上がってきている。だからと言って、間違ってもピンに向かってヘッドスライディングしてはいけない。スイーパーやセッティングテーブルに押しつぶされる可能性がある等、命の危険が伴われる。

メーカーとマシン

ピンセッターには、主に以下のメーカーとマシンが存在する（あるいは存在した）。

Brunswick

ピンセッターだけでなく、様々なボウリング用品でトップのシェアを誇るメーカー

• A-2: 老舗ながらも未だによく使われているベテランピンセッター、セッティングテーブル（ピンをストックしてる場所）の前面に「A-2」と書かれてるのでわかり易い。一度ピンを束のように集めて、そこからセッティングテーブルに配置されるのが特徴である。
• GS98:
• gs-x: Brunswick製品の中で一番新しく高性能なピンセッターで、スイーパーが独特なのが特徴である。アメリカのプロ戦でよく使われる。また、コズミックボウルにも適している。一般的に採用される円形のコンベアではなく、縦状のコンベアによって一度ピンがマシン上部まで上げられ、そこからベルトコンベアによって各位置にピンが配置される。

AMF

Brunswick製品同様、トップシェアを争っているメーカー

• 82-30, 82-70: ピンを一度上部まで運ぶ円形のコンベアとそこからセッティングテーブルにピンを配置するアームが特徴、頻繁にマイナーチェンジがなされてきた。
• 90XLi: 上記82シリーズの究極版、ピンセットのサイクルが良く少数のピンでスムーズにゲームを進める事が出来る。

BOWL-MOR （生産終了）

 

ODIN （生産終了）

設計から製作まで完全に日本で生産されていたが、惜しくも現在は生産されていない。老舗のボウリング場でたまに見かける激レアなので、発見した人は報告よろしく。

関連動画

みんなもボウリングをしていて、ふと思ったりしなかっただろうか？
「あの機械って、どうやってピンを並べてるの？」
答え↓

他にも、YouTubeで検索すると、芸術にあふれたピンセッター動画があるので是非チェックして欲しい。

現在のボウリングのスタイルである「テンピン・ボウリング」以外にも、ボールが小さくピンが細長い「キャンドルピン・ボウリング」や、同じく小型のボールでピンが小太りな「ダックピン・ボウリング」のピンセッターも見応えがあるので、是非是非YouTubeで探して欲しい。

関連項目

• ボウリング
• 【gs-X】ピンセッターを語るスレ【90XLi】（2chボウリング板）