ピーター・バーク(1937~)とは、イギリスの歴史学者である。
ロンドン郊外のスタンモアに、アイルランド系カトリックの父とポーランド・リトアニア系ユダヤ人の母との間に生まれる。オックスフォード大学セント・ジョンズ・カレッジを卒業し、同大学セント・アントニーズ・カレッジで博士号取得。サセックス大学講師などを経て、現在、ケンブリッジ大学エマニュエル・カレッジ名誉教授。
専門はイタリア・ルネサンス史を中心としたヨーロッパ文化史だが、文化史研究の領域を拡大させ、第一人者ともいわれているほど手広い研究を行う。
研究者としてはマルクス、ウェーバー、デュルケーム、マリノフスキー、といった1950、60年代の学生としては一般的な社会理論・文化理論の影響にとどまらず、マックス・グラックマン、アーヴィング・ゴッフマン、ノルベルト・エリアス、クリフォード・ギアツらの影響や、方法論としてアナール派への関心がみられる。その結果、彼の歴史叙述は、アメリカのクリフォード・ギアツ、イギリスのエドワード・パーマー・トムスン、フランスのジョルジュ・デュビー、イタリアのカルロ・ギンズブルグ、ロシアのアーロン・グレーヴィッチらの「文化論的転回」と軌を一にするものである。
また、バークは自分の専門のみならず、社会理論の『歴史学と社会理論』、文化理論の『文化史とは何か』といったメタヒストリーも叙述する。この2冊の庶はある種の百科事典としても機能するため、歴史学に興味がある人は手元に置いておくべき著作である。
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最終更新:2025/03/21(金) 20:00
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