ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡

ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡
ジャンル	シミュレーションRPG
開発元	インテリジェントシステムズ
販売元	任天堂
機種	ゲームキューブ
発売日	2005年4月20日
価格	6476円（税別）
ゲームソフトテンプレート

『ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡』とは、インテリジェントシステムズが開発、任天堂が販売したニンテンドーゲームキューブ用ロールプレイングシミュレーションである。

発売日は2005年4月20日、希望小売価格は6476円（税別）。GBAケーブル対応。

ファイアーエムブレムシリーズ第9作目にしてシリーズ15周年記念作品にあたる。初回購入特典は蒼炎から5曲収録した「プレミアムサントラCD」と「シリーズ生誕15周年プレミアムカレンダー」。

後にWiiソフトとして、直接の続編となる『ファイアーエムブレム 暁の女神』が製作されている。

ストーリー

女神に祝福されし大地、テリウス。

そこには、神に近い姿をしたベオク、神と獣のはざまの姿をしたラグズという二つの種族がいた。

彼らは、長い歴史の中で抗争、和解を繰り返しながら、それぞれの国を作り生を営んできた。

そして現在、テリウスには七つの国家が割拠し、
微妙な均衡の元で比較的安定した時期に入りつつあるかと思われた。
だが、人々の気づかないところで動乱の影が忍び寄りつつあった・・・

公式サイト「ストーリー」より引用

概要

主人公のアイクを中心にテリウス大陸の動乱を描いた物語。
グレイル傭兵団がクリミア王女エリンシアを助けたことで事態は徐々に動き出す。

ソフトの容量が大幅に増えたことで、CGムービーや、ムービー中の声優ボイスが導入されている。
難易度に従来のノーマル・ハードに加え、新たにマニアックが追加された（物語には影響なし）。

ユニットを強制的に移動させるコマンド「体当たり」、武器を強化する「武器錬成」、ヒト（本作では「ベオク」）以外に獣牙・鳥翼・竜鱗にそれぞれ化身する種族「ラグズ」などの新規要素が導入された。
スキルシステムも中途半端に復活していた前作『聖魔の光石』を経て完全復活となった。

従来作からの変更点

シリーズのお約束がいろいろ変更されている。

• 主人公が貴族ではなく平民。序盤は傭兵団の話が続き、エリンシア登場まで貴族自体現れない
• ジェイガン役が男性スタッフの強い要望により、男性からキレイなお姉さん（ティアマト）に変更
• オープニング画面でおなじみの「ファイアーエムブレムのテーマ」が流れない
• 従来の「進撃準備」が強化され「拠点」システムとして生まれ変わる
• 支援会話が戦闘マップから拠点に、支援レベル上昇が隣接回数から同時出撃回数にそれぞれ変更
• 隠し支援追加（家族など深い絆のある者同士が隣接時、必殺関係に影響。暁の絆支援に当たる）
• 闘技場廃止・クリアターン数などで得られるボーナスEXPの追加（拠点で任意のキャラに振り分けられる）
• マップ上に武器屋や道具屋が無く、出撃前に拠点で購入する形式に変更
• 武器重量による攻速低下を防ぐステータスが「体格」から「力」に変更
• 「救出」に関わる数値が従来の「体格」から「重量」に変更。騎乗系を救出できなくなった
• 命中・回避・スキルに影響する「バイオリズム」の導入
• 従来は剣だった盗賊系の装備が軽器に変更（賢者も杖か軽器を選択できる）
• 敵の攻撃範囲を表示したままにできるようになった
• 武器の「装備・外す」追加（従来は装備可能武器を1つも所持していないと外せない）
• クラスチェンジ方法の追加（下級職LV20で100EXP得るとクラスチェンジ）
• クラスチェンジアイテムがマスタープルフに統合
• 戦闘アニメで命中率・威力・クリティカル率が表示されない（暁からまた表示される）
• 特効が従来の3倍から2倍に減少（暁から3倍に戻される）
• ソードマスターやバーサーカーの必殺補正廃止（暁ではバーサーカー自体消滅し必殺補正は復活）
• ラスボスの大幅な強化（難易度で挙動も変化）
• 二週目から「固定成長式」（期待値通りの成長。使った武器や戦った敵クラスで多少増減）が選べる
• メモリーカードを使った、続編「暁の女神」へのセーブ情報引継ぎ(一部能力の強化など)
• GBAケーブルで封印の剣・烈火の剣・聖魔の光石と繋ぐとトライアルマップや各作品の画像が追加される

登場人物

※青いマーク付いているキャラは大百科記事のある人物。

グレイル傭兵団	クリミア王国	デイン王国	ベグニオン帝国	無所属
アイク ミスト グレイル ティアマト セネリオ オスカー ボーレ ヨファ キルロイ シノン ガトリー エルナ	エリンシア レニング ルキノ ユリシーズ ジョフレ ケビン ワユ チャップ ネフェニー カリル ラルゴ ダラハウ	アシュナード 漆黒の騎士 ブライス ベウフォレス プラハ イナ タウロニオ ハール ジル グローメル シハラム	サナキ セフェラン ゼルギウス シグルーン ステラ タニス マーシャ マカロフ ツイハーク サザ オリヴァー ルカン	フォルカ イレース ソーンバルケ トパック ムワリム
ガリア王国	ゴルドア王国	フェニキス王国	キルヴァス王国	セリノス王国
カイネギス ライ レテ モゥディ ジフカ	デギンハンザー クルトナーガ ナーシル ラジャイオン ゴート	ティバーン ヤナフ ウルキ	ネサラ ニアルチ	リュシオン リアーネ

その他

発売時にGCの販売数が一時的に増えたという逸話も。一方でGC自体普及せず今作の出荷本数も少なかった。

そのため、続編の暁の女神が発売され、蒼炎の軌跡のデータが持ち越せるようになると一気に需要が増加。大乱闘スマッシュブラザーズXにアイクが参戦したことも相まり、ワゴン常連・捨て値同然だったといわれる価格（2000円や数百円代とも）が、希望小売価格付近まで上昇。中にはそれ以上のプレミア価格がつくものもあった。

現在も新品、中古とも高値で取引されているようであり、ディスクのみの販売ですら数千円の値がつく状況となっている。

関連動画

関連項目

• ファイアーエムブレム
• ファイアーエムブレム 暁の女神
• 任天堂
• インテリジェントシステムズ
• ぶっとばして差し上げましょう！
• エリなんとか
• ハレー
• しっこくハウス
• ファイアーエムブレムの関連項目一覧

ファイアーエムブレムシリーズ
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