ファンタジーゾーンとは、1986年にセガが発表したパステル調のグラフィックと任意スクロールや、買い物によるパワーアップシステムが特徴の横スクロールシューティングゲーム(STG)である。
ファンタジーゾーンは1986年に発表された業務用(システム16A)横スクロールシューティングゲームである。大きな特徴は、
の5つがある。
任意スクロールは別に物珍しいものではなく、ディフェンダーやチョップリフターでも採用されている。
ただ、買い物によるパワーアップシステム、パステル調のグラフィックは斬新で、後の作品に大きな影響を与えた。
BG1422年(家庭用では、宇宙歴6216年)惑星間の公式通貨が乱れエリダス第9惑星が大恐慌に見舞われた。
そしてスペースギルドの調査によって何者かがメノン星人を操って外貨を奪い、
「ファンタジーゾーン」に巨大要塞を建造していることがわかった。
早速事態の解決のためにオパオパは「ファンタジーゾーン」へと向かった。
というストーリーでゲーム本編のファンタジックな内容からは考えられない内容である。
ファンタジーゾーン(II,SUPER,OPA-OPA,ギャラクティックプロテクター)の主人公。機械のようだが生き物である。
OPA-OPA,ギャラクティックプロテクターの2Pキャラクター。オパオパの弟。
ラウンド内に配置されている10個の前線基地(移植作によって6個、または8個)を全て破壊するとボスが出現する。
ラウンドの左端と右端は繋がっており、左右どちらに動いても良い。
前線基地の位置は固定されている。
前線基地の位置はレーダーで確認できる(マークIII/マスターシステム版,MSX版はレーダーがない。)
パワーアップアイテムは、敵を倒すと現れるコインを貯め、
一定金額に達したときに現れる風船に接触して買い物をすることで入手する。
残機も当然ながらショップで購入する事になる。
パワーアップアイテムの価格は購入回数に応じて値上がりする。
(ただし、エンジンは値上がりしない。価格の上限は$100000。)
OPA-OPA! / ROUND-1 | ![]() |
KEEP ON THE BEAT / ROUND-2 | ![]() |
SAARI / ROUND-3 | ![]() |
PROME / ROUND-4 | ![]() |
HOT SNOW / ROUND-5 (メロディーラインのない国内バージョン、 メロディーラインのある海外バージョンの2種類が存在する) |
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DON'T STOP / ROUND-6 | ![]() |
DREAMING TOMORROW / ROUND-7 | ![]() |
SHOP(AとBの二種類) | ![]() |
BOSS | ![]() |
YA-DA-YO / LAST BOSS (歌詞が存在する。なぜだかわからないが、 ダライアスRのボスの曲として採用されている) |
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VICTORY WAY / ENDING & NAME-ENTRY | ![]() |
ROUND CLEAR (国内バージョン、海外バージョンの2種類が存在する。) |
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GAME OVER | ![]() |
1986年6月15日発売(1M)
開発・発売はセガでゴールドカートリッジ第一弾
このセガ・マークIII(マスターシステム)版はアーケード版と並行して開発され、
1986年6月15日というアーケード版の稼働開始時期とあまり変わらない時期に発売された。
ボスが2体差し替えられており、
4面のボス、クラブンガーがウルトラスーパービッグマキシムグレートストロングトットという魚のボスに、
6面のボス、ウィンクロンがdz・デノ・ローマという亀のボスに、それぞれ差し替えられている。
グラフィックの再現度はまあまあだが音楽の再現度は低い。
前線基地の数は6、レーダーはない、前線基地は動かない。
スプライトの同時表示数の問題でボスキャラが登場すると背景が消える。など、
いい意味でも悪い意味でもTiny Fantasy Zoneと言ってもいい作品。
バーチャルコンソールで500Wiiポイント(500円)で発売されている。
マークIII版にはOLD/NEWバージョンの二つがあり、
OLDバージョンは4週目のアイダ2が破壊できないというバグがある。
1987年7月20日発売(1M)
開発・発売はサン電子(サンソフト)
色数の問題でパステル調のグラフィックは再現出来なかったが、
セガ・マークIII(マスターシステム)版で再現出来なかった4面と6面のボスを再現している。
ただ、6面のウィンクロンの渦の列は3つに減っている。
セガ・マークIII版と同じくスプライトの同時表示数の問題でボスキャラが登場すると背景が消える。
前線基地の数は8、前線基地は動く、レーダーはある。
セガエイジス2500シリーズVol.33ファンタジーゾーン コンプリートコレクションに収録された理想の8ビット機版。
版権の関係上入れることのできなかったファミリーコンピュータ版のパワーアップバーション。
通称「ファンタジーゾーン ネオクラシック」
ボス戦のときに背景が表示される、スコア表示が画面の下から上に変更するなど
ファミコン版で再現できなかった部分が再現されている。
グラフィックはファミコン版とアーケード版の中間となっている。
サウンドは波形メモリ音源9音である。
(実際はSCMという波形メモリ音源の再現を中心とするX680x0用のソフトシンセ環境を使っているということ。)
アレンジャーはKWN氏。
出し方はCLASSIC GAMESでFANTASY ZONEを選択し、SELECTボタンでSYSTEM MENUを表示させ、SEGA_AGES_2500でおなじみのコマンドを入力すると出現する。
MSX版 1987年発売(1M)
開発・発売はポニーキャニオン セガマークIII版の移植。
グラフィックとサウンドの再現度はハードの制約上とても低い。
セガのハードに例えるとセガマークIIIからSG-1000に移植しているようなものである。
セガマークIII版と同じくボスが2体差し替えられており、
5面のポッポーズが2面のボランダのような攻撃をしてきたり、
7面のアイダ2は小さいアイダ2を飛ばして攻撃してくる。
前線基地の数は6、レーダーはない。
1988年10月14日発売(2M)
発売はNECアベニュー
グラフィックはアーケード版に近くなっている
家庭用としては初めて全軍基地を10個配置しており、ボスキャラが登場しても、背景が消えることはない。
ただ、音楽の再現度はとても低い(ファミコン版よりも低いと言われる)のでとても惜しい作品と言えるだろう。
1989年発売
発売は電波新聞社 ファンタジーゾーン初の完全移植。
スペースハリアーの世界観を再現した「DRAGON LAND」という隠しラウンドが追加してある。
行き方は各ラウンドにおいて、レーダーの右端からラウンド数番目の基地を最初に破壊し、
出現したアルファベットコインを全7ラウンド分集めて「HARRIER」の文字を完成させる事。
するとボスラッシュの前にスペースハリアー面「DRAGON LAND」が始まる。
他にも日本版・海外版のバージョン切り替えなどのサービス機能がある
1997年2月21日発売
開発はゲームのるつぼ 発売はセガ 発表から11年目にしてセガハード初の完全移植。
日本版・海外版のバージョン切り替えなどの設定項目に加え、リプレイデータを保存出来るようになった。
発売は3Dエイジス(D3パブリッシャーとセガの合弁企業)2003年8月28日発売 価格は2625円
3Dでリメイクされているがゲーム自体はあまり変わっていない。
NORMALモード、ARCADEモード、CHALLENGEモードの3種類がある。
ARCADEモードにスペシャルステージ(スペハリ風のコイン獲得ステージ)、追加ステージを追加したもの。
グラフィックは3Dポリゴンだが、アーケード版を再現している。
CHALLENGEモード中に獲得したコインでNORMALモードの追加要素を購入できる。
選択したステージしかプレイできない。
発売はセガ 開発はM2 2008年9月11日発売 価格は2625円
セガエイジス2500シリーズ最後のタイトルかもしれない。
発表当初のタイトルは「ファンタジーゾーンIIDX」だったが、
発売日発表とともに「ファンタジーゾーン コンプリートコレクション」に変更された。
マークIII/マスターシステム版/SYSTEM E版のゲームはスプライトをちらつかせなくしたり、
処理落ちを軽減できるオプションがある。
下記の13タイトルが収録されている
ファンタジーゾーン ネオクラシック
SEGA SOUND TREASUREBOX
SYSTEM16版ファンタジーゾーン タイムアタックモードなど。
出し方や、他の要素はここから。
1987年10月17日発売
セガマークIII/マスターシステムでセガから発売された横スクロールシューティングゲーム(STG)
FM音源に対応している。
前作との大きな違いは1ラウンドが複数のゾーンに別れており、
特定の基地を破壊すると出現するワープゾーンを使って、ゾーン間を移動するシステムになっていること、
ショップは風船ではなく、特定の位置に雲型のものが配置されていること、
残機制に加えてライフも追加されている。
音楽はBoこと上保徳彦氏が担当。
宇宙歴6226年「ファンタジーゾーン」に平和が戻ってから10年が過ぎた。
オパオパは戦いの後、行方不明の父のことを考えていた。
そんなところに、「ファンタジーゾーン」に再び侵略者が現れたとの情報が入る。
オパオパは、父の手がかりを求めて再びファンタジーゾーンへと旅立った。
1987年
基本的にセガマークIII/マスターシステム版と同内容だが
ライフ制が無くなって時間制限が加えられた。
SYSTEM EにはFM音源は搭載されておらず、PSG音源のものになっている。
セガエイジス2500シリーズVol.33ファンタジーゾーン コンプリートコレクション版では
SYSTEM E版をFM音源で遊ぶ事も出来る。
1988年12月20日、サン電子(サンソフト)より発売。
色数が少なく、一部のBGMが短くカットされていること以外は、
セガマークIII/マスターシステム版とほぼ同内容。
1989年発売
ポニーキャニオンより発売。MSX2で初めてドット単位の横スクロールに成功
ただ、それで力つきたのかゲームバランスはめちゃくちゃである。
2008年発売。ファンタジーゾーンシリーズ17年ぶりの新作。
マークIII/マスターシステム版ファンタジーゾーンIIをリメイクした作品
開発はM2。
BG1432年 オパオパの活躍により「ファンタジーゾーン」に平和が戻って10年が過ぎた。
あの戦いのあと行方不明のオパオパの父。
そして侵略軍の黒幕の存在……謎を残したまま、「ファンタジーゾーン」は平和を取り戻していた。
そんなある日、新たな事件が訪れた。
侵略軍の黒幕がファンタジーゾーンに次々と侵略者たちを送り込み、再び要塞を建造し始めたのである。
計画を阻止するため、オパオパは「ファンタジーゾーン」へと向かう。
前線基地を破壊していくとワープゲートが出現する事があります。
ワープゲートに入る事によって、「ダークサイド」にワープします。
ダークサイドは同じラウンドでも背景が異なっており、敵からの攻撃が激しくなります。
そのかわり、パーツを買うための資金が集めやすくなります。
「ダークサイド」から「ブライトサイド」へ戻るためには
「ダークサイド」にワープしたときと同じくワープゲートに入ってワープしましょう。
ワープゲートは一度使うと消えてしまいます。
出現させたワープゲートの位置はレーダーに表示されます。
ショット系パワーアップアイテム
前作と同じく制限時間はありますが、制限時間内にダメージを受けた場合、
使用中のアイテムは失いますが、自機を失う事はありません。
アイテム使用中はオパオパがアイテムを装備したグラフィックになります。
ボム
前作とは異なり通常攻撃のボムと特殊攻撃のボムが両方使用できます。
前作では特殊攻撃のボムは回数制限がありましたが、今回では貯め攻撃として何度でも使えるようになります。
前作ではショップは一種類しかありませんでしたが、
本作では、ショップは3種類あります。
ノーマルショップ
前作と同じショップです。
ただし、本作ではラウンドによって品揃えが変わります。
ノーマルショップはブライドサイドにしかやってきません。
ボス戦で死んでしまったときに登場するエンジンショップ
売っているのは当然ながらエンジンのみだが、スピードを上げた状態でボスにリベンジできるぞ!
シークレットショップ
ダークサイドのみに出現するシークレットショップ
ノーマルショップでは手に入らないアイテムが手に入ります。
システムE基盤でセガから1987年に発表された、2人同時プレイ可能なドットイートアクション。
パックマンにファンタジーゾーン要素を加えた面白いゲームである。
全51ラウンド
オパオパと弟のウパウパはいつか英雄になる日を夢見て、日夜トレーニングに励んでいた。
画面上に表示されているコインをすべてとればクリアです。
コインは時間が経つにつれて価値が下がっていきます。
迷路内にはファンタジーゾーンの前線基地をモチーフとした敵が登場します。
敵はエネミーホールから出現します。
エネミーホールを放っておくとザコ敵が出現します。
ザコ敵はとてもすばやくオパオパとウパウパの邪魔になりますので、
定期的にエネミーホールを通過してザコ敵を出現させないように気をつけましょう。
ファンタジーゾーンと同じくこのゲームでも集めたコインを使って買い物が出来ます。
武器は迷路上に表示されていて武器のあるところを通過すると武器が装備され所持金が減ります。
ラウンドごとに買える武器は違っています。最初に一括して表示されますのでちゃんと確認してね!
59秒以内にクリアするとタイムボーナスがもらえます。
セガエイジス2500シリーズVol.33ファンタジーゾーン コンプリートコレクションに収録された。
システムE版の移植だが、面構成やBGMが異なっている
海外ではFANTASY ZONE THE MAZEとして発売された。
セガエイジス2500シリーズVol.33ファンタジーゾーン コンプリートコレクションに収録された。
1988年2月21日にセガマークIII/マスターシステム専用ソフトとしてセガから発売された。
セガエイジス2500シリーズVol.33ファンタジーゾーン コンプリートコレクションに収録された。
このゲームは数少ないバドルコントローラー専用ソフトである。
セガエイジス2500シリーズVol.33ファンタジーゾーン コンプリートコレクションでは
アナログスティックを使って操作性を再現している。
オパオパとウパウパが星の外周を移動しながら地球、土星、木星にむかって
降り注ぐ隕石を撃破していこう!
全25ラウンド
銀河の彼方からやってきた巨大彗星が太陽系をかすめ、
その影響で小惑星が、地球、土星、木星に降り注ごうとしていた。
宇宙での訓練を終えたばかりのオパオパとウパウパに、太陽系を守るための命令が下された。
ゲームギアで1991年7月19日にサンリツ電気(シムス)から発売。
セガエイジス2500シリーズVol.33ファンタジーゾーン コンプリートコレクションに収録された。
完全オリジナル作品となっている。
マークIII/マスターシステムとほぼ同性能なのに前線基地の数は10個あったり
ショップのカーテンが再現されていたりとすごいのだが当たり判定がとてもひどい。
当たり判定さえよければとてもいい作品になったのに・・・。
宇宙暦6344年オパオパがファンタジーゾーンを救う戦いを繰り広げてから長い年月が過ぎた。
ファンタジーゾーンは再び侵略者によって支配されようとしていた。
かつての英雄・「オパオパ」も行方不明に・・・・
小さなマシンとわずかな武器を手に、オパオパの息子、オパオパJr.が立ち上がる。
父を、友を救い出すために、オパオパJr.の試練の旅が始まった。
セガエイジス2500シリーズVol.33ファンタジーゾーン コンプリートコレクションに収録された。
完全オリジナル作品となっている。
システムはSYSTEM16版ファンタジーゾーンを引き継いでいる。
今なおファンタジーゾーンファンから高い評価を受けている。
ファンタジーゾーンでの戦いの中で父との再会を果たしたオパオパ。
しかしダークメノン軍と名乗る謎の兵団がファンタジーゾーンに現れ、侵略を始めた。
オパオパの父・オパパは単身メノン星へ向かうが、返り討ちにあってしまう。
オパオパはまた立ち上がった。
Aボタン、Bボタン、Cボタンをすべて押してスタートすると初代ファンタジーゾーンの曲でプレイできる。
掲示板
63 ななしのよっしん
2022/07/02(土) 15:08:42 ID: lu+rXYfEGo
64 ななしのよっしん
2023/12/29(金) 15:05:05 ID: uQrh+UB8aR
PROME(ROUND-4のBGM)は「風雲!たけし城」の"アドベンチャーゾーン"のBGMとしても使われている。
65 ななしのよっしん
2024/03/02(土) 08:58:03 ID: uQrh+UB8aR
初期装備
・SPEED UP:SMALL WINGS(スモールウィング)
・WEAPON 1:TWIN SHOT(ツインショット。SHOTとも表示される)
・WEAPON 2:SINGLE BOMB(シングルボム。1.BOMBとも表示される)
提供: ひれ伏せ!
提供: yus
提供: 樹葉 緑
提供: セリア=クレール
提供: moffy
急上昇ワード改
最終更新:2025/03/28(金) 09:00
最終更新:2025/03/28(金) 09:00
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