フィアスコ(FIASCO)とは、2009年に発売されたTRPGである。製作はジェイソン・モーニングスター。翻訳はハロウ・ヒル。
翻訳サイトにある文章は「君と大惨事を作るRPG」。題名である「fiasco」も大失敗を意味する単語である。世界背景は特に決まっておらず自由に設定できるが、ルールブックには即席で遊べるプレイセットが4種類用意されている(後述)。このゲームの一番の特徴は「GMが存在」しないこと。
用意するものはダイス[人数*4]個と筆記用具と大量のメモ用紙。そしてルールブック。ルールブックは製本版と電子書籍版が存在するが、Amazonでは製本版のみ売られている。コノスというサイトだと製本版と電子書籍の両方を扱っているが、電子書籍は若干安いので購入するならこちらがおすすめ(pdf形式)。
ダイスは白と黒に分かれており、後々の判定で使用する(プレイヤー一人につき白2個・黒2個)。実際にやる場合は色が分かるようなら白黒でなくても可。
ルールブックには4つのプレイセット(現代・西部開拓・南極大陸・ファンタジー)が用意されている。自作することもできるが、用意しないといけない情報がかなり多い。プレイセット毎に【人間関係】・【動機】 ・【場所】・【物品】が決められている。
概要にあるように、このゲームには「GM」が存在しない。代わりにプレイヤーが順番にシーンを進めていくことになる。そこで自分のキャラクターを動かして場面を【確立】させたり、他のプレイヤーに協力してもらって【解決】していく。その結果が場面や設定に対して「ポジティブ」か「ネガティブ」かを判定する。判定によって白か黒のダイスを相手に渡したり(第一幕)、自分で手に入れたりする(第二幕)。
話は第一幕と第二幕に分かれる。第一幕ではメンバーとの関係を深めたり、なにかしら事件が起こったりする。第一幕のラストではそこから状況の悪化が始まる【転落】が発生する。第一幕では判定のダイスを他人に渡すことになる。次の第二幕では自分がダイスを回収する。
【転落】後の第二幕では自分の目的を達成するために進めていく。最後まで進めるとそれまでの結果が【残響】として語られる。最後に残ったダイスで結果が決まり、白ダイスと黒ダイスの多い方から少ない方を引き算し、その数値が【残響】の結果となり残った数が多いほどうまく立ち回ったことになる。13以上だと最高で、1だと死亡、0だと「死んだ方がマシだった」と思える結果になっている。
※amazonにあるのは製本版のみ
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/24(水) 02:00
最終更新:2024/04/24(水) 02:00
スマホで作られた新規記事
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。