フィギュアヘッズ
フィギュアヘッズとは、スクウェア・エニックスが運営していたオンラインシューティングゲームである。
各プレイヤーが架空のロボット競技「BOT game」の選手として、他プレイヤーとの対戦などを行うオンラインゲーム。
公式ページなどに記されているジャンルは「ストラテジックシューター」。
TPSとRTSを組み合わせたような独特のゲームシステムが特徴。基本的に現在実装されているのはチーム戦での対人戦(PvP)と対NPC戦(PvE)。
サードパーソンシューティング(TPS)とリアルタイムストラテジー(RTS)が融合したゲーム。
対人戦では最大でプレイヤー5人同士の対戦となるが、実際にはそれぞれの僚機(後述)を合わせると最大で15vs15での戦闘になる。
対NPC戦ではプレイヤー4人とそれぞれの僚機でNPCを相手にし設定された目標の成功を目指すものである。
プレイヤーである「自機」によるガンシューティングが展開される最中、A.Iである僚機に適切な行動を取らせるストラテジーがノンストップかつ同時展開されるゲームとなっている。
作戦が決まった時の爽快感の高い分隊長シミュレーターとして極めて高度である反面、その指揮内容は多彩。命令を出している最中も時間は進むため、操作難度…というよりも忙しいゲーム。
ゆえにハードルの高さはあるが、それゆえに毎回新たな発見のあるゲームである。
対応プラットフォームはPC/PS4で、開発はロードオブヴァーミリオンなどを手がけた株式会社ゲームスタジオ。
基本プレイは無料で、課金要素として、レア装備が入手できるガチャや、キャラクターの衣装などがある。
PC版は2016年3月にリリースされ、2017年3月にPS4版が開始したものの、2018年6月末で終了した。
アーケード版「フィギュアヘッズ エース」も2017年6月に開始されたが、2018年8月末に終了している。
地球に襲来した巨大隕石の迎撃とその破片による二次被害は地上の居住可能地域を蹂躙して回った。
悪化した環境から逃れるべく人類は地下のシェルターへと押し込められ、乏しい資源を補うべく、地上で活動できる無人ロボットの運用が急速に進む。
そうした流れで始まった地上の資源収集が盛んになるにつれ、その無人機を武装させることによる資源戦争も始まることとなった。そんな時代に、若者たちが資源戦争で落ちた廃材で組んだ二足歩行ロボットを用いて地上で戦わせる遊戯が隆盛し始める。
後に競技性を見出され、ロボットは「2foot」と呼ばれる規格となり、その遊戯は『BOT game』として一躍スポーツとしてその世界の人々に受け入れられることとなる。パッケージ化されたA.I 「フィギュアヘッズ」を搭載した2footを通信で指揮し、戦わせ合う者をRanks(ランクス)と人は呼ぶ。
彼らはBOT gameの主役であり……地上の資源戦争の歩兵でもある。
貴方は、旧日本国であった土地のコロニーに住む一人。
エデン・コンプライアンスという巨大グループによって自らの居るコロニーを破壊されようとする者。
貴方は2footにアクセスし、対抗する御射鹿(みしゃか)グループのランクスとして所属、自らの生存圏の安全を確保しなければならない……
プレイヤー達は「2foot」という規格のロボットを操作し、自機に付帯した2機のA.Iロボットを引き連れた分隊として作戦目標を達成を目標とする。
基本的には第三者視点からの銃撃ゲーム……即ちTPSという形で進行する。
PvE(対CPU戦)では御射鹿グループの所属となって独自の作戦目標に従い、群がる敵機を分隊で突破してゆくこととなる。
PvP(対人戦)では、「BOT game」の選手として敵陣営のコアを耐久度をゼロにすべく、各地点にある防衛拠点を無力化し、露出したコアを攻撃するべく攻防をくりひろげることとなる。
特に防衛拠点の制圧に絡んだ戦闘は激しくそして僚機の存在から多彩。 このゲームの目玉である。
プレイヤー達が操作するロボット。 元は荒廃した地上で遠隔操作によって作業するロボットが母体。
高架橋の2/3ほどの高さ(約3~4m)と、肩幅に足を開けば間に乗用車が入るぐらいのサイズのロボット。
コラボ作品であるボトムズやパトレイバー等と近いスケールといえる。
動力炉たる「2footコア」のついた頭部のない手足が揃ったフレームに装甲や各種装備を盛ってゆく仕様になっている。
通信して稼働するロボットという性質から、独特の挙動の癖を持つ。
前進以外は遅かったり、振り向くほど大きくカーソルを移動すると、旋回が発生して照準が追い付くまでが若干遅れたりするため、至近距離での細かい動作は苦手。
また、背部に2footコアの排気部が露出しており、その周辺には装甲を付けられないといった構造上の弱点が存在。なので背後からの攻撃に極めて弱く、スナイパーライフルやブラストライフルによるコアブレイクによる即死圏内の大ダメージ、至近距離では2footコアに対し近接武器による破壊「バックスタブ」で即死させる攻撃手段があるため、背後への警戒を欠かしてはならない。
プレイヤーが操作する2footであり、帯同する2機の僚機の司令塔でもある。
ちなみに、2footにインストールしたフィギュアヘッズからは専ら「(分)隊長」と呼ばれることとなる。
TPS視点で戦闘と僚機への簡易指示が可能。 MAP画面に切り替えれば、詳細な座標指示を用いた指揮もできる。
プレイヤーが入っているだけに繊細な操縦が可能であり、単純なルーチンでは使いこなせない武器を運用したり、状況に合った適切な行動を取ることができる主戦力である。
MAP画面操作中もゲームは進行し、容赦なく撃たれる。安全なところで指揮するのも良いが、指揮そのものに時間がかかっては一番仕事をしたい自機の操作を疎かにするため、素早い指揮操作との兼ね合いが重要といえる。この辺がこのゲームのハードルの高い所。
また、僚機のスポーン地点であり、自機が破壊され、リスポーン待ちしている間でも僚機が先にスポーンしない。
自機が大破すれば、後述の理由で使い潰すケースが増える僚機の復活を更に遅らせる結果になりやすいため、小隊のエースとして死なないように立ち回ることが重要となる。
また、撃破されるとPvPにおいては自軍にダメージが入るため、接戦において自機のデスは致命打になりかねない。しかもペナルティタイムの長いこのゲームにおいて、デスによる戦力欠損は非常に重い。
A.I制御により自機に帯同する2機の2foot。
自機と同レベルのカスタマイズを施すことができるため、カタログスペックでは自機と同等の能力を持つ。
指示によって索敵範囲内の敵を攻撃し、各種武装による支援も可能でAIM能力も非常に高い。反面ルーチンが単純ゆえに、隠れていない部分を狙って攻撃したり、遮蔽から銃口だけ出して射撃する、危険を察知したら残弾撃ち尽くす前に隠れるなど、判断力に乏しい。
判断力の低さを補う装備を施すことで十全な戦力となる一方、そのあたりの仕様を理解しない設計では戦力が落ちてしまう。
他、索敵範囲外の敵を感知しなかったり、敵戦力を考慮した退避も命令無しでは行わないため、非常に破壊されやすい。
破壊された場合、30秒のペナルティタイムの後に、自機の傍にリスポンする。
PvPにおいてデスペナルティがリスポンまでの時間しかないためリスクの大きい仕事を担わせやすい。
仕事量を自機の指示に完全依存するため、隊長の指示を素早く行うテクニックで弱くも強くもなる存在と言える。
2footは兵種・フィギュアヘッズ・外装+内部装甲という性能に関わる10項目と性能に関わらないカラーリングやフィギュアヘッズの衣装チェンジなどを弄ることができる。
また、企業によって個性付けされており、ブランド愛好家などが存在しているのも特徴。
「2foot」は2017年現在各重量カテゴリに2つづつの計6つの兵科が設定されている。
それぞれが共用と専用の装備が存在し、各々の専用装備によって運用法が区別されている。
ちなみに、兵科はフレームごとに固定されているので変更は不可能。よって特定の兵科の機体を増やすためにはショップでの購入が必要となる。
また、装甲は各重量カテゴリごと固定なので、軽量級装甲を中量級フレームに搭載するなどもできない。
各2footフレームごとにインストールするアバターのついたA.Iの総称。
2footのフレームに「スキル」の概念を付与し、経験値を蓄積することで、新たなスキルを獲得・搭載することができる。
インストール(最適化)することによって兵科が固定されるが、課金によって兵科を変更することができる。
フィギュアヘッズのインストールの際は、特に兵種との相性を考えたうえで行いたい。
ただし、他の兵科に乗せられなくなるわけではないので兵科特有のスキルを使わない特殊なアセンの場合は運用に特に問題はない。
各フィギュアヘッズ毎に異なるイラストとCVが用意されており、コスチュームによって着せ替えを行ったりもできる、所謂「キャラゲー」的な側面も特徴の一つ(もっとも公式サイトやキャラ説明に記載されている個性が深く掘り下げられる様子は今のところ見られないのだが・・・)。
企業 | 名前 | CV | Illust |
---|---|---|---|
NeoNeuRon | アイノ | 橋本結 | 切符 |
クレイオ | 嘉山未紗 | 山西ヅイ | |
ウーナ | 森なな子 | 塚本陽子 | |
リミエル | 齋藤小浪 | 櫻木けい | |
メーヴ | 髙野麻美 | 柊やしろ | |
テセウス | 八代拓 | 芳住和之 | |
SALIO | サリーナ | 巽悠衣子 | 八重樫南 |
栞音 | Lynn | 八重樫南 | |
千弦 | 須藤沙織 | 村上ゆいち | |
崇也 | 西田雅一 | 川人やすたけ | |
唱子 | 石上静香 | 浅葱くるみ | |
リリカ | 高田憂希 | ニノモトニノ | |
シンディ | 中恵光城 | ハレノチアメ | |
ハインライン | 高梨謙吾 | 茉莉花 | |
ブリジット | 平田宏美 | Aaron Beck | |
ロドリック | 竹内良太 | 一徳 | |
ソフィー | 鬼頭明里 | 森沢晴行 | |
ケリー | 山本亜衣 | ideolo | |
Zendel&Sons | モリィ | 大西沙織 | 菊池政治 |
カルディナ | 篠崎野乃花 | マナカッコワライ | |
レティシア | 近村望実 | Mika Pikazo | |
パウラ | 小笠原早紀 | METO | |
エステラ | 河瀬茉希 | 真嶋杏次 | |
イグナシオ | 鳴海和希 | 前田浩孝 | |
PublicOrders | フリーダ | 田澤茉純 | 泉彩 |
サロメ | 末柄里恵 | METO | |
モナ | 荒川美穂 | イセ川ヤスタカ | |
ジェファーソン | 柳田淳一 | 茉莉花 | |
アイリーン | 三宅麻理恵 | コダマユウヤ | |
オリヴィア | 福原綾香 | 菊池政治 | |
Cartel | ロザリア | 二ノ宮愛子 | 真嶋杏次 |
ニルデ | 千本木彩花 | 笹森トモエ | |
ヨランダ | 種﨑敦美 | すめらぎ琥珀 | |
ジーター | 檜山修之 | マナカッコワライ | |
ヴィオレッタ | 慶長佑香 | 米谷尚展 | |
ダフネ | 松田利冴 | MZ-Yun | |
師木島重工 | 神楽 | 本渡楓 | Nidy-2D- |
雅 | 高野麻里佳 | Nidy-2D- | |
伊吹 | 田村睦心 | ハレノチアメ |
兵種のフレームに搭載するもの。 武器と装甲の2種類が存在する。
各パーツには重量が設定されており、軽いほどスピードにボーナスが、重いほど被弾時のよろけの抑制にボーナスが入る。
また、各兵種フレーム毎に重量制限が存在しており、それを超えると重量ペナルティとして旋回性や速度に悪影響が発生する。
廃材を修復して使用したモデル。 ガレージロットのハズレ枠として稀に入手できる。
全体的に低性能でせめて量産品に変更したいところ。サリオ製品がほぼ同じ重量で性能が上回る形となる。
作業用2footの流用型の装甲や量産品の武器がこれにあたる。
各ブランドの基本モデルであり、同時に各ブランドの中では個性の薄いバランス型という立場にある。
それでもブランドの特色は色濃いため、どのブランドがどんな傾向にあるかが分かりやすい。
ショップで店売りしているため、ゲーム内通貨のBITがあればいつでも買い足せる。
見た目に関してはいかにも作業ロボと言わんばかりの質実剛健な見た目ばかりであまり競技的とはいえない。てか消防庁とか書いてあるし。
しかして性能は十分SPORTSクラスに対抗できるレベルであり、見た目を度外視にすれば採用に足るものも豊富。
特に武器種に関しては顕著。定番装備は大体店売り品だったりするので安定した強さのために優先して手を出していいだろう。
また、一部ガレージロットでアンコモン枠として迷彩バリエーションが存在する。
原型となったモデルとトレードオフ関係になるスペックをしている。 プライズポイント換金アイテムとかいうな。
競技用2footとして設計された、各社のフラグシップモデルの装甲・武器。
通常は店売りしておらず、いわゆるガチャに相当する「ガレージロット」でのみ入手可能で、何が入手できるかはランダム。
性能はNOMALよりも軽く良い傾向にあるものの、デメリットが大きくピーキーなものも少なからずあり、その装備が環境に合っているかをよく検討して採用したい。
4つの装備枠があり銃器などを装備する。特定兵科でしか使えない武装(スナイパーライフル・ロケットランチャー・ガトリングなど)と全兵科で装備可能な武装(ハンドガンなど)があり、その選択によってとれる戦法も変わってくる。
頭部・胴体・腕部・脚部の装甲を付与する。
対実・対熱・対光の3つの属性があり、その装甲強度を増すことができる。
軽量級は実弾攻撃に弱く、中量級は光学攻撃に弱く、重量級は爆熱攻撃に弱いという特徴がある。
ブランドごとに得意な属性がみられ、どのように配分するかがポイントとなる。
防御力を担う他、各パーツには「装甲特性」が付与されており、その特性に従って機体の性能が若干向上。同じ特性を重ねることで効果が増す。
このゲームの特色として『装甲強度』が存在しており、装甲板が付いている方向からの攻撃には適切な防御力を発揮するが、装甲に覆われていない部位のダメージは大きくなる。
逆に言えばカスタイマイズの際、性能が良くても内部の露出の多いモデルは実戦での性能にムラが出ると言える。
装甲パーツに追加効果を及ぼすパーツ。
増加量は僅かだが重量調整や防御力の底上げを可能とする。
自身のガレージで、各パーツを強化することができる。
必要な素材と通貨を使うことで、武器ならば攻撃力が、装甲なら防御力が強化される。
重要なのが、LV5になるまでそのほかの性能の効果があること。
Lv5までの強化で大きくステータスが上昇し、それ以降は一部ステータスのみの僅かな上昇量しか見込めない。
武器は全性能強化。 攻撃力以外にも総弾数・リロード速度・射程・重量などが向上する。
装甲は防御性能とともに大きく軽量化される。
とにかく、新品のパーツはLV5にしてから使うように心がければ間違いない。 素材も手に入りやすい。
課金し、「GOLD」なるゲーム内通貨を得たならば様々な特典を得ることができる。
Pay to Win(札束で殴る)ゲームとは言い難い部分があり、カスタマイズの幅は確かに課金するほど早く充実するが、入手できるパーツに関してはJankを除いて一長一短。
幾つかの要素ではBITとGOLDのどちらかを消費することを選ぶことができる
店売り品が一部を除いて極めて高性能なので、BIT(ゲーム内通貨)で購入できる範囲のパーツを組み合わせるだけで充分ランクマッチなどで通用する機体を構築することができる。
各ミッションや、シングルプレイ、PvEで入手できる「傭兵ポイント」などによって兵種一式、NOMAL品一式からSPORTS装甲などを取得することができるため、時間はかかるが1小隊程度ならJankパーツ抜きで組むぐらいのことは可能となる。
僚機の指揮という操作に慣れる上でも、シングルモードの1章をコンプリートするぐらいはやりこんでみるといいだろう。
また、ログインやミッションによる報酬で手に入る「STAMP」で単発のガレージロットに挑むことができるため、完全にガレージロットに縁がないわけではない。
また、一部のパーツ売却やミッションで入手できる「プライズポイント」でSPORTSクラスのパーツを購入できるので長期の見通しを立てるべし。
勿論、ゲームが気に入ったならば課金しても良いだろう。ゲームで楽しませてくれた製作者への感謝を。
フィギュアヘッズ(キャラクター面)と、2Foot(メカニック面)の両方で、フロントミッションやゼノギアス等、過去のスクウェア・エニックスのゲームなどともコラボを行っている。コラボ特設サイトがあるので詳しくはそちらへ。
ただし、基本的に一部を除いたコラボ2Footや武装・フィギュアヘッズなどに関しては課金による購入やガチャによる排出限定なので、どちらかといえば課金ユーザー向け要素考えていいだろう。
またニコニコ静画ともコラボしており、イラストコンテストが行われている。
フィギュアヘッズ部門と2foot部門があり、それぞれの優秀な作品には賞品とともにゲーム内で実装もされる。
掲示板
186ななしのよっしん
2022/05/01(日) 22:53:07 ID: g9c93db2Yb
俺も無性にまたプレイしたくなってるわ。
サービス開始した年の夏ごろにランクマの過疎&ゲームの変化についていけなくなって辞めちゃったんだけど今は凄い後悔してる。単に好きな機体と装備で遊べばよかったのにって。
187ななしのよっしん
2022/05/02(月) 21:08:42 ID: XUO91+7tRY
188ななしのよっしん
2022/05/05(木) 00:43:13 ID: g9c93db2Yb
スクエニが会社を切り売りし始めてるしフィギュアヘッズのIPも手放してくれたりしないかな~開発はゲームスタジオってとこがやってるっぽいからスクエニが手放せばワンチャンあるじゃナイトなのでは
急上昇ワード改
最終更新:2022/07/02(土) 05:00
最終更新:2022/07/02(土) 05:00
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