フェノメノ(ポルトガル語、スペイン語:fenómeno、イタリア語:fenomeno)とは現象、あるいは得意な能力に恵まれた人、超常現象などの意味。英語のPhenomenonに相当。
以下、本項では3.について記載する。
フェノメノとは、星海社のWEBサイト「最前線」に連載し、星海社FICTIONSまた星海社文庫にて刊行した青春怪談(ホラー)小説である。作者はニトロプラス所属でライトノベル作家の一肇(にのまえはじめ)、イラストは安倍吉俊が担当している。
後述するが作者の前々作「幽式」の世界観を同じくし、一部キャラが再登場している。幽式より数年後の時系列と見られる。星海社FICTIONSにおいて第1巻が2012年6月14日に刊行。2015年5月16日に刊行された第6巻によって完結した。
また、1巻に収録されている第1章の『願いの叶う家』は著者の一肇が所属するニトロプラスでビジュアルノベル化されて無料公開されている。さらに『願いの叶う家』は女優の栗山千明が朗読したCDとブックレットが星海社朗読館シリーズの一つとしても発売されている。
なお、2015年10月から2016年7月まで星海社から星海社文庫として、文庫版が刊行された。単行本2・3巻が合本されるほか鴉の備忘録や文庫版独自のあとがきが収録された。また各巻それぞれで綾辻行人や虚淵玄まで帯コメントが収録された。合本されたことで文庫版は全5巻となっている。
上京してきた主人公山田凪人は不動産屋から紹介された入居した人たちがどんどん幸せになる「願いが叶う家」に住むことを決めたが、住み始めてしばらくたつと、謎の漢数字のカウントダウンが家中にあるようになり・・・
外伝:カレンダー小説『鴉の備忘録』(公開開始:2012年9月9日~9月17日)※イラスト原画:安倍吉俊、彩色:ニトロプラス※文庫版参巻「四回廊事件」&文庫版肆巻「ナニモナイ人間」に分割収録された。
外伝:怪談小説、単行本6巻発売を記念して一肇のツイッター上に公開された小説。夜石が登場する。
case:01「願いの叶う家」を著者の所属するニトロプラスがビジュアルノベル化(演出・サウンド・イラスト付加)し、2012年6月16日の夜に無料でネット上で公開された、そのコンセプトは「小説の試し読みをビジュアルノベルで!」とのこと。また、ダウンロード版以外にも、2012年6月16日に秋葉原COMIC ZINのイベントにおいて、DVD版がプロモーションとして500セット限定で先行配布された。
2012年7月に女優栗山千明によりニコニコ生放送・USTREAM等で第1巻第1章である「願いの叶う家」が朗読生放送が行われた。なおこの時の脚本は原作より短縮版ではあるが作者の一肇がこのために書き下ろしている。映像/演出はufotableが担当した。
2012年9月にこのときの朗読劇がCDとして収録され、映像と朗読の原稿である脚本は小説とフルカラー挿絵として変換されブックレットとして発売された。
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最終更新:2024/03/28(木) 18:00
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