フェリシアーノ・ロペスとは (フェリシアーノロペスとは) [単語記事]

フェリシアーノ・ロペスはスペインのテニス選手である。スペイン人でありながらネットプレー寄りの変り種選手。

概要

スペインのベテラン中堅選手。左利きからのビッグサーブは例年1試合当たり10本以上のエースを叩き出しているビッグサーバー。当然のようにストロークよりボレーの方が得意のようで、スペイン人としては非常に珍しく芝を最も得意としている。スペイン人でクレー勝率が5割を切っているのはシードが付くレベルの選手だとこの人くらいだろう。四大大会でもこれまでベスト8に残ったのは全米オープンの1回を除いて全てウィンブルドンである。

そのスタイル故かデビスカップではダブルスに登場することが多い。2008年のデ杯決勝アルゼンチン戦はラファエル・ナダル不在だったが、シングルスでファン・マルティン・デルポトロを下したほか、ダブルスでも勝ってチームの優勝に大きく貢献している。実績的に「ダブルス強者」というほどでもなかったが、2016年の全仏オープンでは同国のマルク・ロペスとのコンビでブライアン兄弟を破り初のビッグタイトルを獲得した。ロペスとのペアでは2017年の全米オープンでも準優勝している。

長く50位から20位の間辺りを浮き沈みしていたが、2014年から好調で2015年にはキャリアハイの12位をマークしている。2014年のツアーファイナルズでは上の選手が断ったため、補欠要員としてロンドンに呼ばれた。2016年はややランキングを落としたが、自身初のシングルスでのクレーコートタイトルを獲得した。2018年は得意の芝で結果が出なかったためランキングを落としたが、ウィンブルドンで四大大会の連続本戦出場記録を更新した。日本のネットではイケメン選手として知られる。来日はあまり多くないものの、2015年からは3年連続でジャパンオープンに出場してくれている(いずれも初戦負けだが)。引退までにあと数回は来てくれるかもしれない。