フォトカノ 単語

1437件

フォトカノ

7.9千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

フォトカノとは、角川ゲームスから2012年2月2日に発売された恋愛シミュレーションゲームである。
対応機種はPSPで、価格は7,140円。

概要

フォトカノ(PSP用ソフト)

夏休みも終わる日のこと、主人公前田一也』は父親から『デジタル一眼レフカメラ』を誕生日でもないのにプレゼントされるところからストーリーは始まる。
このカメラを使い、メインヒロインの心をつかみつつ、いかにして写真モデルになってくれるか、そこがこのゲームポイントである。
舞台は『河(こうが)学園』。この高校で、夏休み明けの2ヶ間、ゲーム中に様々なヒロイン達と過ごすことになる。

PSPカメラのように使う』といったシステムがある。Rボタンがシャッターとなっており、まさにカメラを思わせる。

キミキス』でお染みのプロデューサー杉山イチロウ氏がプロデュースする角川ゲームス作品。今回は3DCGグラフィックを使用。今回は恐らく全新作となることから、エンターブレインから発売されてきた『キミキス』、『アマガミ』などの繋がりはいと思われる。

フォトカノ Kiss(PS Vita用ソフト)

2013年4月25日PSVITAで新規シナリオ等の追加要素を含めた「フォトカノKiss」が発売された。

ストーリーは基本的にPSPと内容は同一だが、一部演出が変化している。また登場人物のモデルは新しく作り直され、機種のスペック向上もあってグラフィックや演出面のクオリティが上昇、ロード時間なども善されている。

カメラモードジャイロセンサーを使ったものやタッチスクリーンを使うものに切り替え可カメラの移動範囲も大きく広がっており、表情などの定もさらに細かくなり撮自由度は増した。さらにポイントの基準も変化している。また連続して同じポーズ定したまま撮も可になり、撮ごとにいちいちポーズ示をする必要がなくなった。全体的にテンポは向上している。

その他にも「ヒタムキ」ルートに向かうための好感度ポイントは専用のものが用意される、うさパワー仕様が変更されより使いやすくなる、アホ毛あっぴ~の位置が全に入れ替えなど、細かい部分の仕様も変化している。

クリア後のモードに、本編の1/4の分量のシナリオを書き下ろした全新作「ラブラブデイズ」が追加されており、EDを見たキャラクター学園祭の次の日から一週間の間のシナリオを楽しめる。サブキャラクターとのイベントでのエンカウントは存在するが、それ以外は最初に定したヒロイン以外とのエンカウントはなく、何もしない選択肢以外では確実にヒロインエンカウントし、会話での話題はすべて解放状態で、撮の際にタッチヒロインに触ることができたりと、まさにヒロインイチイチャしたい人向けのモードである(ただし写真は見せられない)。好感度レベルは最大三段階で、三段階の最大値まで達した状態でストーリーイベントを見ると日曜日イベントが発生する。

メディアミックス

2011年7月6日より『フォトカノ』の魅システムキャラクターなどを紹介するラジオ番組『茉莉也と寿子のフォトカノ撮れたてポートレート』が始まった。パーソナリティ果音役・伊瀬茉莉也早倉舞衣役・金元寿子アニメ化Kiss発売に合わせ『茉莉也と寿子のフォトカノ撮れたてポートレートKiss 稔もいるよ!』にタイトルが変更され、中川行太役・白石稔メインパーソナリティに昇格。2013年12月11日放送でスタジオでの録音分は最終回を迎えた。

キミキスアマガミ同様、コミカライズが複数存在。コミカライズ作品は以下の通り。(全て連載終了)

2013年4月より、アニメTBS系列において放送。

ゲームの目的

フォト部もしくは写真部に所属する主人公を操作して女の子と会話しつつ、時には美しく時にはエロ写真を撮し、女の子の好感度を徐々に上げていく。そして、2ヶ後の最後の日曜日に行われる学園祭で自分の活動の成果を女の子に見せ、告白を成功させるのが的である。

システム

学校内で休み時間と放課後の計4回まで行動ヒロインアイコンが表示されている場所に行けばそのヒロインに関連したイベントが発生し、アイコンがない場所に行くと遭遇したヒロインと会話できる(もいない場合や、話しかけても断られる場合もある)。

会話は「バイオリズムマッチング」という独特のシステムで、波状のゲージの上を右から左に流れる様々な色に塗り分けられた?マークと同じ色の話題を選ぶ。ただし、波の上半分に?が来ていないと、相手のテンションを下げてしまう(同じ色の?が複数ある場合左側が優先)。うまく選ぶことができれば、相手の好感度とテンションが上昇していく。テンションを最大近くまで上げればヒロイン写真を頼むことができるようになる。テンションが下がるとヒロインには逃げられてしまう。また、それとは別に「ドキドキハート」というゲージがあり、あまり恥ずかしい話題を振るとこのゲージも上昇していき、こちらがいっぱいになっても逃げられる。話題は5回まで選べるが、写真を頼む「アタック」も一回の行動とされるため、事実上4回まで選べることになる。

写真をOKしてもらえたら「フォトセッション」となる。ポーズ依頼して、そのポーズをとったヒロインに対して自分を動かし、度や距離などを考えながらファインダーをのぞき、ここから傾きやズームなどを調整して理想の写真す。撮した写真は「ビューティフル」「エロティック」などの評価がされ、点数が付けられる。なお、ヒロインがとることができるポーズ恋愛レベルやドキドキハート、周辺の状態などによって変化する(恋愛レベルが低いと恥ずかしいポーズは取ってくれないなど)。

した写真ヒロインに見せることが可で、話しかける際に会話の代わりとして見せるか、フォトセッションで可な回数(初期値は2回)ポーズ依頼した後に見せられる。ビューティフル写真を見せれば好感度が上昇するだけでなく、ドキドキハートの最大値も増える。もちろん、点数が高ければヒロインの評価も高い。しかし、エロティックな写真を見せるとドン引きされ、好感度が下がってしまう。

また、撮した写真ポイントは評価の分類ごとに経験値のように累積され、一定以上に達すればフォト部もしくは写真部の部長からご褒美として様々な技術を教えてもらえる。ビューティフルはフォト部、エロティックは写真部からご褒美をもらえる。フォト部からは会話を断られにくくなる・ポーズを断られにくくなるなどで、写真部からはフォトセッションの回数を増やしてもらえるなど。フォト部の教える技術のがエロスの技術のような気が…

ヒロインの好感度が右端まで達すると、行動時にストーリーイベントを示すハートマークを浮かべたアイコンが出るようになり、これを選ぶと好感度のゲージが増える。さらに最大値までためると再びハートマークアイコンが出るようになり、これを選べば恋愛レベルが上昇。こうして学園祭までに好みのヒロイン密になっていく。恋愛レベルによってヒロイン行動や撮自由度は変化する。恋愛レベルの最大値は6で、さらに好感度の状態により「スキ」「ヒタムキ」「ナカヨシ」に分かれ、イベントが変化する(ストーリーイベントは変わらない)。

また、下校時にヒロインを誘う(誘われる)こともあり、うまく誘うことができれば下校時もバイオリズムマッチングが始まる。普段の会話と同じくテンションを上げていき、アタックに成功すれば下校デートに誘える。こちらも恋愛レベルによって内容が変化する。カラオケに誘うと……。

なお、上記のとおり主人公オープニングでフォト部か写真部のどちらかに所属することになるのだが、その時選んだ部によってストーリーの内容が変わる(前者はストーリーL:LOVE 純愛ルート後者ストーリーH:HAPPY コミカルルートと呼ばれる)。

登場キャラクター

メインキャラクター

太字はメインヒロインパッケージヒロイン)。
以下はフォトカノKiss公式サイトメインキャラとして挙げられているキャラ
深角友恵果音大谷桃子は条件を満たさないと攻略出来ない(条件は無印Kissで異なる)。

サブキャラクター

主人公

新見遙佳とは幼馴染間咲ののかとは中学からの同級生果音である。夏休み最後の日に父親からお古のデジイチデジタル一眼レフカメラ)を譲り受けたことで写真興味を持つ。それによって二学期初日に数多くの女性と知り合い、さらに今まで経験したことがなかった部活への所属もするようになるなど、大きく運命を変えることとなった。

姿はゲーム中に全く出てこないが、からも果音とは「全然似てない」と言われるうえに美人な新見とは全く釣り合っていないとからかわれる(それが原因で距離を置くようになった)ことなどからあまりイケメンではないらしい。その割に早倉舞衣柚ノ木梨奈との交流についてはあまり言われないし、特に気にもしないが。
一応、デザインの設定だけは各種コミカライズアンソロジーのために用意されており、ビジュアルワークスでの作家への説明には「前眉毛と同じか少し長い」「気持ち面長」「髪の毛系で果音と似た感じ」とされ、決定稿ではが大きく童顔気味で、中分けの髪型をしている。一方でアニメ版のデザインは初期案に近く、髪型つきが異なる。
明らか理な姿勢で写真を撮したり、(仕様とはいえ)猛スピードカメラレンズを取り換えたりするので、一部プレイヤーからは「実はサイボーグなんじゃないか」とネタにされたりする。

また、開始時点で登場人物に知り合いは上記三名ぐらい。全員女性だがリア充かと言われると割とよく話すのはののか(男女関係なしに話せる)と果音)ぐらいで、男性の知り合いは写真部に入部した場合のその部員以外は全くいないのでむしろ友達は少ない。写真を撮るようになってから一気に女性の知り合いが増えたことは作中の会話でもヒロインにつっこまれたりする。

中学生時代から「女の子にもてたい」という理由でダーツビリヤードギターなど様々な趣味に手を出しているが、飽きっぽい性格のため長続きしていない。このせいでののかからは「だっつん」(ダーツ由来)というあだ名で呼ばれている(他にもエレキギターの「エレキ」やビリヤードの「ビリー」がある)。
ただし、ダーツ現在でもマイダーツを所持しており、下校デート時にはダーツカフェに誘ってビリヤードダーツをすることになる場合がある。カメラは長く続けられるという自信があるようだ。
幼少期の得意スポーツサッカーだったが、あることが原因で距離を置いている。

アマガミ』の橘純一較すると突き抜けたような紳士的言動は少ないが、カメラを持って考えることが「女の子を撮りたい」ということであったり、場所や相手の装に関係なく写真を撮ろうとしたり、ヒロインの胸が気になったり、下校時にデートに誘ってポッキーゲームをやったり、プールフェンスが欠けてるのをいいことに隠し撮りしたりとなかなか紳士的な言動を見せる場合も多い。
ただ、性格は最初にある程度設定は可マッチング会話の選択肢)だが、根っこはせいぜい年相応程度でそこまで変態ではないようだ。ドキドキハートがあるため性格「エッチ」を選ぶと序盤では写真が撮りづらくなる=難易度が上がることから、スタッフも思うところはあるようである。一応、ベッドの下にはエッチ本の類はない。他のところやPCの深いフォルダとかにはヒロインに見られるとまずいものがあるようだが。
むしろヒロイン一人一人が抱えている問題や悩みに対して摯にぶち当たっていき、そのために奇想外な発想をすることや細かい努を惜しまないその姿はまさにイケメンである(特に舞衣ストーリーL、実原ストーリーLや深ストーリーで顕著)。基本的にエロいことよりもシャッターチャンスを常に追いめる人間であり、面ければ写真に撮ってしまおうとするカメラが芯まで染み込んだ人間だといえよう。

アニメではストーリーHを基準に作られているためかラッキースケベの頻度が多い。
また、原作と違い表情を見れたりボイス付きでセリフを聞けるということもあってか、原作では何気ないイベントでもものすごいインパクトを残すようになっている。特に第2話で室戸亜岐の弱みを握った時の清々しささえ感じられるほどのゲスな表情とその話を爽やかで締めたことが大いにネタにされた。このシーンのために視聴継続を決めた視聴者もいるとかいないとか。
その後もアバンタイトル変態ポエムを発したり、写真部員から渡されたエッチ本を持って帰って熟読(原作ではフォト部を恐れて部室に置けないため持って帰ろうとしたが失敗、中身は1Pも読んでいない)したり、尺や構成の都合などでイベントシーンの一部がカットされたりしており、どんどん原作から人物像がかけ離れていく。特に原作プレイ視聴者からは橘さん以上の変態」「心底ゲス」「失敗しても同情できない」と散々な言われようである。第5話以降原作同様の摯な姿も見せるようにはなるが、上記のありさまなので説得皆無で、これについて担当声優島﨑信長は「ルートごとに性格が変わります」とまで発言している。確かにゲームでも性格は選べるが。
また原作と違い名前不明の男性友人が数名確認されており、それなりに交友関係はある模様。

余談だが、『キミキス』『アマガミ』の主人公一人称が「」だったのに対して、彼の一人称は「」である。

月の魔法姫-ムーンウィッチ-プリティ★ラビィ

→「月の魔法姫プリティラビィ」を参照。

アニメ

2013年4月より放送。全13話。

第4話までは共通のストーリーだが、第5話以降は『アマガミ』同様のオムニバス形式( 1・2話ずつ 各ヒロインルートエンドを描く)。主人公が選択するのは写真部で、共通ストーリー原作ストーリーH準拠だが、個別ストーリーには原作ストーリーLのシナリオも組み込まれているほか、一部原作から外れたIFルートも描かれる。OP映像も第5話以降は変更され、本編映像の流用で構成されていたカットはすべて新規になった。同じく5話以降、エンディングでは各話のヒロインによる個別歌唱及びアレンジに毎回変更となる。

ニコニコ動画では2013年4月23日より配信開始(本放送より3週遅れ)。ニコニコ生放送動画による配信で、最新話は配信から3日間無料動画配信での声優タグロックは「島﨑信長」「伊藤かな恵」「中原麻衣」だったが、第5話島﨑信長以外の声優タグが回に合わせて変更されている。

監督のこだわりとして、ヒロインへのカメラシーンでは手書きによるハイスピードカメラ視線移動を毎話で挿入している。 

第1話ニコニコ生放送では終盤発生したトラブルによってEDの途中からと次回予告が配信されず、そのまま終了してアンケートに移行。アンケートでは「5.良くなかった」を55%視聴者が選択するという事態になった。公式twitterアカウントではこれに対しお詫びを述べ、それも兼ねてTwitterアイコン用の画像を55枚作成(アニメの場面からリクエストなどを受けて製作したもの)、配布した。

スタッフ

主題歌

オープニングテーマするレンズ
作詞大森祥子 / 作曲編曲窪田ミナ / 歌:hayato kaori
エンディングテーマスマイルF」
作詞作曲編曲流歌 / 歌:うたカノ♪(※)
※第5話以降、各話ごとのヒロイン声優によるソロバージョンになっている。

各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 動画
第1話 出会い 横山 横山 横山 嶋田
第1話「出会い」
第2話 学園天国 前園文夫 松田芳明
第2話「学園天国」
第3話 百花繚乱 笹木信作 migmi 高田仁、伊藤
古川良太、東亮太
嶋田
第3話「百花繚乱」
第4話 これからの想い 坂本一也 福多潤 山吉一幸、平田和也
由香
第4話「これからの想い」
第5話 の掛け違い 金子
横山
澤井幸次 本田敬一、古川良太
亮太嶋田
第5話「恋の掛け違い」
第6話 想いはるか 太郎 笹木信作 政木伸一 永田正美、中原清隆
第6話「想いはるかに」
第7話 笑顔 湯浅政明 町田幸一 竹内由香里、山崎
後藤梨子
第7話「星の笑顔」
第8話 素顔を見つめて 宍戸義孝 柴田勝紀 前園文夫 松田芳明、俊秀
柴田健児、田名網
野村葉子中島
第8話「素顔を見つめて」
第9話 の果たし状 太郎 伊藤達文 高田仁、東亮太
本田敬一、佐藤利幸
河田
第9話「恋の果たし状」
第10話 天使の舞い 横山 中津
高山秀樹
羽野広範、服部
Lee Jaemin、Ha Hyeonjo
第10話「天使の舞い」
第11話 学園のおさん 宍戸義孝 澤井幸次 亮太
本田敬一、Kim Gi-nam
第11話「学園のお嫁さん」
第12話 フォトグラフメモリー 横山
横山
梅原後藤梨子
第12話「フォトグラフメモリー」
第13話(終) 想い合い 太郎 長尾聡浩 刈大介、影山楙倫
清水麻美、ホン スンヒョン
第13話「想い合い」

関連動画

PV

MMD

その他

関連生放送

関連チャンネル

関連コミュニティ

関連項目

TBS木曜25:55枠
2013年1月3月 2013年4月6月 2013年7月9月
僕は友達が少ない
NEXT
フォトカノ ローゼンメイデン
(新アニメ版)

関連リンク

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/04/23(火) 16:00

ほめられた記事

最終更新:2024/04/23(火) 16:00

スマホで作られた新規記事

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP